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ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。
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山のモーツァルト
コンサートホールの中には決して満員とは言えないが、大勢の観客がざわめいていた。 パンフレットの中には一人のピアニストが彼らを見つめて微笑んでいる。 木村 蒼(アオ) まもなく始まったこの若干14歳の少年の演奏が彼らの度肝を抜き、また同時に感動の涙を流させるなど、誰が想像しただろう。 会場は満員でないにも関わらず、その演奏に対する拍手は一流のそれに対するものと大差ないと言ってよかっ
ヒカル さん作 [259] -
クリスタルクラッシュ1―?
「こっちに来なさい」少女はザックの腕を掴んで、家の外に出ようとした。「ち、ちょっと待って下さい!何が何だかさっぱりわからないですよ!」「いいから来るの!」それから二人は腕の引っ張り合いを始めた。「リリア!大丈夫か!?」その時、ダリルとエナンが血相を変えて家の中に入ってきた。「ダリル、エナン!彼を小屋の中へ連れて行って!」「よしきた!」ダリルは大きく頷いて、ザックを後ろから羽交い締めにした。「うわ
いっと さん作 [451] -
リレー小説『ある物語〜最終回〜』キム
そのふわふわした夢の中…天に祈りを捧げるトーコとナツがいた…祈りを捧げているうちに、トーコとナツの周りには沢山の人が2人と同じように祈りを捧げていた。『あたしの夢…ナツの夢…みんなの夢をどうか叶えて下さい…』すると天から温かい光が射す。まるで太陽にあたってるかのように…。優しい光が…。手元には、もう一つのカギが置いてあった。『あなた達2人の願いはきっと叶うでしょう…。最後のカギです。大事に持ち帰
木村蜜実 さん作 [483] -
私と彼氏と携帯と
携帯は時が絶つにつれて便利になっていくものだ。カメラやらパケットやらエトセトラ。まぁー女子高生ですし…そこら辺は大切ですけど…そんなこんなでこれは私に起きた不思議な小さな話…キーンコーンカーンコーンそれは1ヶ月前の放課後。「恭花ー彼氏さん迎えにきてんょー☆」「うそ!!すぐいく〜♪♪」私は高浜恭花(たかはまきょうか)。女子高生で激的に彼氏に惚れている笑「とーるっっ!!まったぁ〜??ごめんねー…」「
くろ さん作 [336] -
ユニゾンハーツ17−4
裕也「……………」達也「裕也?……どうかしたの?」裕也「えっ……いや…別に」達也「……?」どうしたんだ裕也の奴……あとで聞いてみることにしよう。そう思っていると隣に座っていた琴音が奈々さんに質問しているところだった。琴音「切られてるって事は……凶器は、刃物類の何か…ということですか?」奈々「ええ。切り方から見ると刀だと思う」結樹「ということは、炎の付加能力が着いた刀って事ですか?」奈々「そう…で
ラスティ さん作 [353] -
クリスタルクラッシュ1―?
「あ、おはようこざいます」ザックは後ろにいる少女に気付いて後ろを振り返ると、挨拶をした。「…!」少女はショートカットの髪をなびかせて頭を振りながらエミリーに詰め寄った。「お母さん、あの人は誰?」「え…と、ザックさんよ。農作業の手伝いに来てくれたの」エミリーはしどろもどろにならながら、答えた。「ザックさんね。もう農作業の手伝いはいいですから。帰ってくれませんか?」「は?」ザックは少女の言葉に唖然と
いっと さん作 [475] -
リレー小説「ある物語〜17〜」唯沙
湖に着くとカギは虹色に光出した。トーコとナツはここだ!と核心した。そして湖の周りをウロウロ。夢のカギを探し出した。けれど湖には誰もいなければ何もなかった。そんなことをしているうちに夜になってしまった。仕方なくトーコとナツは2人寄り添って眠ることにした。眠り中でふわふわした夢を見ることになった。
唯沙 さん作 [502] -
クリスタルクラッシュ1―?
皮袋の傍に置いてある剣を見て、彼は小さく息を吐いた。―大立ち回りしよう、とかそんな気は無いけど、やっぱり最初はチマチマやるしかないんだろうな…。剣の柄を握り、抜き放とうとした。―剣は軽々しく抜いてはいけない。女性の声が頭の中から聞こえてきた。「大丈夫。分かってる」ザックは苦笑いして、剣を皮袋の傍に戻した。その時、隣の部屋で物音が聞こえてきた。客用の部屋の隣は娘の部屋だという話を、エミリーから聞い
いっと さん作 [473] -
聖歌の森の子 1
そこは誰も寄り付かない森だった。空気が薄く灰色がかった霧で視界が開けない。森に行った者はみんな帰ってこない。その森の中に…先に…なにがあるのかは誰も知らない。だが一つだけ。とても甲高く美しい歌声が森を抜けて村まで夜通し響き渡る。この森を人々は『聖歌の森』と呼んだ。〜仮想1994年 ジェム村〜行きたくない、行かなきゃいけない、行きたくない、行かなきゃいけない……………。ルネ「行かなきゃいけない!
ゆちむ。 さん作 [255] -
子供のセカイ。144
女は苦痛に歪む耕太の表情に興味を惹かれたのか、剣を振り上げて背中に突き刺そうとしていた動きを止め、しげしげと耕太の顔を覗き込んだ。その殺那、だった。ドス、と重い音がし、女の細い体がびくんと跳ねた。「…あ……?」小さく響いたのは、この場で初めて女が発した声だ。わずかに体をくの字に折った女の、背中側の右腹部から、鋭い刃の切っ先が覗いている。剣はしかし、明らかに急所を外していた。刀身を伝って滴る血が、
アンヌ さん作 [384]