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ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。
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リレー小説『ある物語〜10〜』キム
おじいさんが言うには…「昔は作物も豊富に取れ、仕事も沢山あった…だが、今は荒れていてのぅ………。この村の外れに山が見える…。その山には、女神が眠っていると言われておる。その女神に逢って来てはくれぬかのう…。」「あの…逢って何をすれば…。」ナツが質問をすると…。「逢えば全てがわかる…。」そう言って、おじいさんが小さい袋を出し、それをトーコに渡した。トーコはそれを開けようとすると…「今開けてはならぬ
木村蜜実 さん作 [405] -
クリスタルクラッシュ1―?
ザックは顔をひきつらせながら、小さく頷いた。そして瞬く間に一週間が過ぎた。ザックはブラウンと共に畑を耕して畝を作り、そこに種を蒔いて定期的に水をやっていた。「君のお陰で畝作りが早く終わったよ。いつもは私一人でやっているから時間が掛かってね」土の上に広げた大きな紙の上に座って、二人は一服してお茶を飲んでいた。「ありがとうございます。そう言って頂けると嬉しいですね」ザックは照れ笑いを浮かべて、頭を掻
いっと さん作 [458] -
空の神衣1
変身だの超能力だのなんてものは、マンガかアニメの中だけでの話だろう。 ずっと、そう思っていた。 ましてや、自分が当事者になるなんて考えたこともない。「一体何がどうしてこうなったんだかなあ」 彼、中嶋津也は、見知らぬ貴婦人と対峙して途方に暮れていた。「この高貴なシオン・ハルトマンの挑戦、受けないとは言いませんわよねえ?」(受けるも何も、挑戦て何の話だよ) 理解も想像も及ばない現実に、津也は
疾風雷神 さん作 [280] -
クリスタルクラッシュ1―?
「どうしたんですか?」ザックは怪訝そうな表情で、二人を見た。「いや、何でもないよ」「ええ、何でもないのよ」二人は慌てて笑顔を作りながら、首を横に振った。「…実はあの小屋で私の父親が死んでいるのでね…」「あ、そうだったんですか」ザックは先ほどの表情の意味が分かって、納得したように頷いた。「すいません、何か嫌な事を聞いてしまったみたいで…」「ああ、いやいや、いいんだよ。もう何年も前の話だから」「それ
いっと さん作 [484] -
夢ゲーム(3)
何も変わらない。自分のイメージした教室に移動しない。ということは、夢じゃないのか?とりあえず学校の中に入ってみることにした。誰もいない。学校の中を歩き回ってみたが誰も見当たらない。一体ここは何なんだ。そして、学校から出ようとした瞬間背後の学校は消え、辺りは森林と海だけになってしまった。もう建物は一つもないようだ。辺りは暗くなり、少し眠くなってきた。だが、一体どうしたらいいのだろう。家に帰りたい。
山P さん作 [404] -
リレー小説「ある物語〜9〜」:唯沙
トーコとナツは顔を見合わせて『心の旅!?』と声を揃えて言うと慌ておじいさんの後を追い掛けました。きっとおじいさんは何か知っていると感じとれたのです。おじいさんの後をしばらく付いて行くと村の中心っぽいところに着きました。そこはとても静かに時が流れていました。人々はトーコとナツを優しく迎え入れてくれました。そしておじいさんは「村長」と呼ばれています。ナツはトーコに「ここではこの人が偉いのね。」と小さ
唯沙 さん作 [414] -
子供のセカイ。143
しばらく首をかしげていた女は、コキリ、と小さな音を立てて首を戻した。懐から小さな鞘を取り出し、小刀を納める。それを再び懐にしまった後、女は腰に下げていた長剣をすらりと引き抜いた。「……。」両者はしばし闇の中で睨み合った。闇といっても、三人ともすでに目が慣れていたため、相手の一挙手一投足まで見ることができたが。女はすっと横に動いた。円を描くような滑らかな動きだ。耕太もつられて女と反対方向に動いたが
アンヌ さん作 [366] -
リレー小説『ある物語〜8〜』キム
薄暗い地下の中…一つの扉がポツリとある。その前に、王様が待っていた。「よし…来たか。カギを揃えるまで帰っては来れぬから、覚悟して行け…。」トーコとナツは王様の言う事に頷いて、扉を開く。そこは…荒れ果てた大地が広がる…なんと言うか………戦が起きた後のようだった。「ここって…。」トーコは震えながら、ナツの顔を見た。「ここの土地を良くして行く事が、お前達の試練…。良くなっていくと同時に、残りの2つのカ
木村蜜実 さん作 [451] -
クリスタルクラッシュ1―?
「って、ブラウンさん、腰は大丈夫なんですか!?」と、思わず大きな声を出してしまった。「腰?いや、何ともないよ」ブラウンは不思議そうな表情で、首を横に振った。「だ…騙された…」ザックはがっくりと肩を落とした。「騙された?」「いえ…気にしないで下さい」「そうかね?まあいいか…。それより、君が農家の出身と聞いて安心したよ。一から教えなければならないかと心配していたものでね」ブラウンは小さく微笑んで、運
いっと さん作 [477] -
一角聖獣18
「ヨーク」 イーディの声に気付いた僕は、牛小屋に入るための歩みを止めて振り返った。「…イーディ」 僕は困惑した表情をしていたのだろう。 イーディは言いづらそうに目線を背けていた。けれど、意を決したのか、僕の顔をじっと見つめた。「ヨーク!ごめん!」「あっ…キリストのことね。いや、実は僕もその事について考えたんだ。どうすればいいか」「え?」「秘密にしてくれる?キリストは、タナーおじさんに秘密にしてお
トリップ.Bank さん作 [406]