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ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。

  • もしも明日が2-11

    しばらく無言が続いた後、怯えたような弱々しい声が届いた。「た、助けて…僕、あれは、事故だったんだ。別に、笹木を攻撃しようとか、怪我させたかったんじゃなくて…只、驚かせてやろうって…でも、驚いた笹木はひっくり返って…」吐き出すように語った野田の声はそこで途切れた。そこから先は容易に想像出来る。『IC』から警告状が届き、怖くなりこの竹藪に身を潜めていたのだろう。「助けて…頼む…」「わかった。俺は、『
    花神ミライ さん作 [256]
  • 子供のセカイ。130

    下町の一角はパニックに陥っていた。ハントは、「全員逃がすな!そこに隠れてる奴らもだ!」と喚きながら、監査員奪取の手伝いをすべく、最初に猫の方へと向かった。美香と耕太は未だに透明なままの姿だった。耕太が我慢強く想像の力を維持しているらしい。美香は沸き上がってくる緊張と興奮を抑えるために、深く息を吐き出した。この好機を逃してはいけない。王子とジーナが捨て身で助けてくれたのに、ここで美香たちが捕まった
    アンヌ さん作 [393]
  • 神のパシリ 最終話

    何もない一室。そこに、ただ、かけている二人。主と、パシリ。「…なるほどのぅ。ともあれ、大儀であったのぅ。とりあえず光の軍勢は去ったし、天秤は何も変わらなんだ。良くも悪くもな。だから、おぬしの今後も変わらずじゃ」「そうですか。結局、俺の入れ物、すなわち躯は『フェルゼル』には違いなかった。魂は、既に破壊の神と契約していて、主が拾うたのは、抜け殻たる躯だけ、だった訳ですな」「うむ。わらわは、ほんにただ
    ディナー さん作 [554]
  • ユニゾンハーツ17−1

    そこで僕たちが見たのは、まるで地獄のようなものだった。まだ少し咲いている桜の花びらにべっとりと赤い、何かが付いていた。−−−−血だ。それも少しじゃない。桜の花びらのほとんどに血がべっとりとこびりついていたのだ。そして桜の木の根元には頭のない佐賀良二と思われる死体だった。奈々「……………!!」達也「うっ…………!」裕也「なっ…………!」柚姫「ひっ…………!」その光景を見た瞬間、腹から込み上げてくる
    ラスティ さん作 [470]
  • 子供のセカイ。129

    (……ジーナ!)美香はぎゅっと目を閉じた。どうすればこの状況を変えられるのか、全くわからなかった。ジーナが黙っていた時間は、わりに短かった。彼女がゆっくりと膝を曲げ、地面に腰を下げていくのを、耕太は見ていられずに思わず顔を反らした。少年は下品な笑い声を上げた。ジーナはまだ土下座とは言えない、両膝を地面につけた格好で、静かに少年を見上げた。「私が謝れば、あなたが正体を見抜いたあの二人を見逃してくれ
    アンヌ さん作 [375]
  • 神のパシリ エピローグ前編

    全ては終わった。いや、始まったのかも知れない。誰もいなくなった街に乱立する、墓の山。三人で、少しずつ築いている。亡きがらは、魂の入れ物でしかない。だが、丁重に葬るのは、死の小間使いにできるわずかな現世への関与だ。魂を喰われ、輪廻から外されてしまった存在。止められなかった、ゼルの弱さが生んだ犠牲者だ。「あらかた終わったね」キアが、汗を軽く拭う。「あぁ」「これから、どうするんだい?」「主の強制召喚が
    ディナー さん作 [438]
  • しんじゃやだ!?

    空を見上げた、雲一つない。 美井(みい)は空が好きだった。 空には聖(さとる)がいると信じてるからだ。 二年前、美井の彼氏の聖は事故で死んだ。 美井を守るため、美井の身代わりになって死んだ。しかも、普通の事故ではなかった。 あきらかに美井を狙って起きた事故だった。 聖が死んだとき、美井は自殺しようと考えた。しかし不思議なことがおこった。 美井が聖からもらったネックレスから聖の声が聞こえた。 いま
    森川 恵美 さん作 [463]
  • 二話 愛に飢えている少女と斧B

    守は顔を真っ赤になったまま下を向きながら走っていた。見とれていたのを気付かされるのは相当恥ずかしいものである。それを隠すかの如く下を向いたまま走り続けていた。まあベタで当たり前だが、人にぶつかってしまった。「すっ・・・・すみません!」とっさに頭を下げ(もとから下を向いたままだが更に深々と)相手に謝ると「なんだ、皆尾じゃん(笑」軽々しい声で守の苗字を言ったのはクラスメートだった「なんだ、播磨君か・
    レトルト さん作 [311]
  • 神のパシリ 60

    ゼルは、刹那の隙に月の鉈を魂喰いの胸元へ突き立てた。音も無く刀身は魂喰いの躯を貫く。「ムダだ…ナンド、ドもイワセるん ジャ …ね」崩壊した魂喰いの言語に耳を貸さず、ゼルは力いっぱい鉈を押し、切っ先を地面へ突き刺した。のけ反る形で、魂喰いは押さえ付けられる。「…ほら…一番美味しい所はお前にやろう…レミーシュ」振り返り、ゼルはレミーシュを見つめた。その指には、黄銅の指輪がはめられている。時使いから貰
    ディナー さん作 [420]
  • ハッピークリスマス! PART7 完結

    それから急いで典子は家に帰り、クリスマスの準備と友達に電話をかけ、今年のクリスマスを盛大にやろうと決めた。典子の家でクリスマス会は行われた。リビングルームではキラキラ輝くクリスマスツリーとクリスマスの飾りが綺麗に飾られ、部屋の中はワムのラストクリスマスが流れていた。典子の家族と典子の友達の景子、涼子、鈴音、アイリ、里子の他にも彼女らの男友達も数人連れてきた。鈴木家ではみんな仲良くクリスマスフード
    フェリス さん作 [569]
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