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ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。
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二話 愛に飢えている少女と斧A
朝・・・・守は考えていた・・・・まず一つは拒否権があるといったにも関わらず、有無もいう暇もなく場を去っていったこと。あまり出たくなかったなと思いつつ、仕方ないと妥協した二つ目・・・・昨日は23日だったにもかかわらず、何故今日も23日だということだ。二話 愛に飢えている少女と斧守は朝食を終えるとコタツに潜り込み、手足を温めると同時に再び考え事をしていた。どうやら日にちがだけがサイクルしているだけで
レトルト さん作 [311] -
子供のセカイ。125
しかしハントは納得したらしく、底意地の悪そうな顔で王子に言った。「ふーん。ならお前は、舞子様や覇王様がいないと真面目に働かないってことか?」「そうじゃな……いや、そうなる、のかな?」「どっちだ。」自分の中途半端な言い訳のせいで軽く頭が混乱し出した王子に代わって、今度はジーナが進み出た。「とにかく、どうなんだ。コルニア城はどこにある?」「教えない方がいいぜ、ハント。」先ほどハントを呼びに行った長髪
アンヌ さん作 [402] -
神のパシリ 57
「人はな、誰しも欲を持つ。いや、人だけではない。全ての命には欲がある。神ですらな。欲と言うと聞こえは良くないが、それによって得られる力があるのも確かじゃ。叶えるために、誰しも生きている。…生きる事すら、欲であると思える。だが、欲は強い。強いがゆえ、道を誤れば恐ろしい、おぞましい、醜いものと化してしまう。それを制御するもの、操るものとは…?……ここじゃ」ロゾは、自分の胸に手を当てた。「ここは欲と違
ディナー さん作 [421] -
神のパシリ 56
フェルゼルがロロにやってきた理由は、街の、ひいては世界の革命じゃ。あらゆる手段を用い、ロロに安定した平和をもたらし、神という絶対的存在から人間を独立させようと考えていたようじゃ。人間は神が創った道具、玩具でしかないと考える者は、数多くはないが確かに存在している。フェルゼルも、その一人だった。それを断ち切るための足掛かりが、ロロの支配だった。だが、彼は挫折する。彼は、病に冒されていた。不治の病じゃ
ディナー さん作 [395] -
ハッピークリスマス! PART4
「私が幸せ?そんな風に見えるんですか?私はちっとも幸せなんかじゃ無いですよ。」と典子は言った。「イヤ、あなたは正真正銘の幸せ者ですわ。これから私があなたにハッピーな事を教えてあげるわ。準備は良い?」とレディ・サンタは言った。「よく分からないけど私が幸せだと思うならそれを証明してみて。用意はいいわ。」と典子は言った。その時、レディ・サンタはポケットから小さなライトを取り出し、空に向かって向けた。そ
フェリス さん作 [569] -
伝説のセブンソルジャー!!23
「あとは蓮だけか。」光輝君がボソッと呟いた。みんなから笑顔が消えた。志守希ちゃんは何か言おうか言わないか迷っていたが、言おうと決心して口を開いたその時!「サンダーキャノン!」雷の球が激しくきた。「景梨危ない!」私は目をつぶり諦めた。ゆっくり目をひらくと「翔太君。」なんと翔太君が目の前に立っていて、すでに雷は消えていた。「大丈夫か?」翔太君は笑顔で言った。「うん、ありがとう。」私は胸がなぜか締め付
★セブンティーン★ さん作 [468] -
もしも明日が2-10
「この中か?」風にざわめく竹藪を前に早稲田が言った。「ああ。ターゲットの特徴は…」「いい。全部頭に入ってる。」早稲田はぶっきらぼうに言うと一人竹藪に入って行った。溜め息をつく若菜と共に火葉も竹藪に入って行った。当然、竹藪の中に街灯はない。思った通り月明かりは薄く周りは完全な闇と、笹の葉が風にさざめく音に支配されていた。「…ここに誰かいるんでしょう?」凛とした声。若菜だ。しかし応答はない。「私、知
花神ミライ さん作 [245] -
今宵ノ月-26-
「お邪魔します…」「どうぞ〜何もないけどね」家は和風な感じだった。聖は布団を敷くと、こあさをねかせ、服を脱がせたあと、飛び散った赤黒い血を拭いた。「ふぅ…連は休んでて。俺着替えてくるから。」そう言うと、聖は奥の部屋へ行った。急に静かになる部屋…それと同時にある疑問が頭の中でうるさく聞こえてくる。「"竜之介"」一体何者で、こあさとどういう関係なのか。何故俺は"竜之介"と呼ばれたのか…「ごめん、お待
朝霧結愛 さん作 [373] -
神のパシリ 55
「…ほぅ」一部始終を聞き、ロゾはほくそ笑んだ。「やはり、言葉という代物は、現在で聞くのが最も力を感じるのぅ」ロゾは、優しくゼルの手を払い、鳩血色をした彼の瞳を覗く。「正直な話、神の存在やらはどうでもいい。私は、おぬしの覚悟の度量を聞きたかったのだ。良かろう。力を貸そう。おぬしの主のためではない。おぬし自身と、おぬしが思う者のためにな」ゼルは、片頬をひきつらせて、いつもの笑みを浮かべる。「だが、過
ディナー さん作 [404] -
神のパシリ 54
「お前も…いまいち理解が足らないようだ。お前が操れる『時』というものすら、生と死があり、始まりと終わりがあって初めてその存在に意味を持つものなのだ。過去があるのは、生が流れて、死が生を手繰り寄せているからだ。現在があるのは、始まりと終わりが命に流れを認識させているからだ。未来があるのは、限りある生が流れ行く先を照らし出すからだ。『時』という、神ですら操れない、操作を望まなかったものでさえ、始まり
ディナー さん作 [412]