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ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。
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子供のセカイ。117
美香が驚いて妖精からジーナに視線を移すと、ジーナは府に落ちない、という顔をしていた。「舞子が支配者になってから、人さらいが始まったと言っただろう?わざわざ犠牲を払わせて領域から出させ、ラディスパークに彼らを終結させ、何か奇怪なことをやらされているという噂があると。私はずっと気になっていたんだが、それは覇王の企みなのではないか?番人を手なずけているのが覇王かと思えば、治安部隊を動かしているのも奴だ
アンヌ さん作 [396] -
ロストクロニクル10―3
タクト達は足をとられる沼のような地帯から抜け出すことができた。「もう!足が気持ち悪くて仕方ないわ」パールは地面を何度も踏みつけている。「パール」タクトが人差し指を口元に当てている。「・・・どうしたの?」「走れ!」突然三人が走り出した。「待ってよー!」パールも駆け出そうと時「待ってよ、お嬢さん」目の前に黒いボロ布を身に纏った、死神のような人物が上から降ってきた。「パール!」タクトが全力で引き返して
五十嵐時 さん作 [442] -
この空が絶望に染まる、その前に 27 〜あいつは誰〜
「あちらの方角だ!」リキが煙の上がっている方を指さした。「おい!あそこに見えんの、レンじゃねえか?!」「確かに、あれはレンさん!!でも…どうして」「それにもう一人…誰だ…?」――「さっきより人数多いなあ。」レオナルドは店の看板の上に飛び乗り汗を拭いた。「仕方ねえな」彼は両手の平を胸の前で強くあわせた。そしてゆっくりとその両手を離していく。「あれは…?!」彼の手の平の間から光とともに少しずつ“棒”
きゃしー さん作 [336] -
伝説のセブンソルジャー!!?
¨あなたはどうして私をえらんだの?¨¨私はごくふつうの高校生なんだよ¨お前は不思議な力を持っている。闇にも負けない壮大な光を……神にも衰えないくらいの優しさを……お前がいればこの世界もお前たちの住んでいる世界も闇から救われる。一人一人の個性が一人一人を支える。戦え!光のセブンソルジャー!景梨よ。¨私は……戦う!!¨私は伝説のセブンソルジャーなんだから!!
★セブンティーン★ さん作 [367] -
子供のセカイ。116
王子が深刻な顔で説明を終えた時、周辺の家の探索に行っていたジーナは、「こっちだ」と三人を手招いた。治安部隊の掛け声が近づいていたこともあり、全員が早足になる。ジーナについて細い路地を進んでいくと、ある一軒の家の前で一行は足を止めた。確かに、一般的に言うところの『可愛らしい』家だった。ピンクがかった色の屋根、壁は塗ったばかりのような滑らかなクリーム色で、窓は花形にくりぬかれている。ファンシー過ぎて
アンヌ さん作 [346] -
神のパシリ 47
「…これを」女従者を形代にした月の女神の手から、鍵のような物がこぼれ落ちた。代わりに、女従者のピアスが片方なくなっている。「時は…歪める事はできたとしても、止める事は何者にもできない。神とて、その力をもってはいない。何故なら、時を操るとは神の存在や役割すら無意味となるからだ。時を操れぬようにしたのは、神々達自らへの戒めでもある。そして保身でもある。だが、かつてその禁忌を破った者がいた。それは神で
ディナー さん作 [431] -
もしも明日が2-7
火葉を追い出した後、若菜は早く動く心臓を抑えるように胸を押さえた。まさか、写真のことを問われるとは予想外だったのだ。「まだ私も…立ち直れてない……」写真を胸に溢れる涙を止められない。彼らの前で平静を装うことは出来ても一人になると弱かった。「緋狩《ひかる》…っ」彼女にとって少年の存在は大きかった。未だ消えることのない後悔と無力感と空白が小さな嗚咽と共に涙となって溢れた。本鈴を告げるチャイムが鳴り響
花神ミライ さん作 [242] -
ロストクロニクル10―2
〔数日前〕ルパス城の一室、多くの装置や機械に囲まれた部屋の片隅で大きすぎる椅子に腰掛け、震える人影と、それに話しかけている大男がいた。「どうした?サーブ、お前の作品がどんどん潰されているらしいな?」大男が少女を嘲け笑う。「まだまだ、こんなの許容範囲内よ。想定の範囲にすぎない・・・」大男に背を向け、画面を見つめるその後ろ姿は震えている。「言葉と態度が正反対だが?」彼女は不気味な笑い声を部屋中に響か
五十嵐時 さん作 [390] -
子供のセカイ。115
「ハァッ…ハァッ……くっそ…!何でこっちの居場所がわかるんだよ!」額の汗を散らしながら叫ぶ耕太の肩に、やや呼吸の乱れたジーナが手を置いた。「ハァ……叫ぶな、声は透明にはならないだろう?奴らになおさら私たちの居場所を教えるだけだ。」「じゃあどうするんスか!」「さっき私が言った通りだ。ひとまずその辺の家に匿ってもらおう。……できれば光の子供の魂の分け身の家ならいいんだが……。」そう言ってジーナは、へ
アンヌ さん作 [376] -
SAD HOPE 序章 1
オルデア地方そこに一人の旅人がいた。旅人の名前はリク・アステライト。彼はあてのない旅をしていた。ある日、盗賊に絡まれてる女に出会った。盗賊「てめぇ見たところによるとすげー金持ちそうじゃねぇか!金よこしな」女「お金など持っていません…」リク「……………」盗賊「あぁ!?何見てんだてめぇ!」盗賊はリクに向かって斧を振り下ろした。リク「遅い…」リクは素早く周りこみ大剣を使って拘束した盗賊「は、はぇー!俺
クリ さん作 [471]