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ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。
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子供のセカイ。114
その時、ようやく何か思いついたのか、耕太はパン、と両手を打ち鳴らした。「よし、これっきゃねぇ!」それから、ぽん、ぽん、ぽん、ぽん、と、自分、美香、ジーナ、王子の肩に手を触れると、同時に先頭を切って広場から街の方へと駆け出した。「ちょっ、耕太!?」「いいからついて来いって。もうオレたちの姿は誰にも見えねぇからさっ!」ジーナが怪訝そうに眉を寄せた時、またしても、「ホーウ!イェアー!ヘーイ!」の掛け声
アンヌ さん作 [461] -
伝説のセブンソルジャー!!?
「もう三日だ……」雄大は言った。「あの時、僕がぶつかったりしなかったら…助ければ良かった。」落ち込む素揮。「自分を責めるな。明日また探そう。なっ★」光輝が言った。素揮は静かに頷き横になった。素揮が眠ると雄大と光輝は話し合いを始めた。「前から思ってたんだけど、景梨ちゃんは光の力の持ち主だろう?闇の力と反対でもしかしたら……」「景梨ちゃんの力で世界が救えるかもしれない。」雄大と光輝は顔を見合わせ笑顔
★セブンティーン★ さん作 [384] -
神のパシリ 46
美しい線を描いた月の魔法陣。ゼルの主のためのそれと比べ、はっきりしていておぞましさもない。その中心に、キアの女従者が立っている。月の女神のための形代がわりだ。女従者の唇が、舌が、喉が、月の女神の言葉を紡ぎ出す。「…冥土への協力か……………断る」「……でしょうな」ゼルは最初から期待などしていなかった。だが、意外にもキアが噛み付いた。「何故です?魂喰いの力は説明した通りです。それに、死のパシリたるゼ
ディナー さん作 [368] -
今宵ノ月-20-
「ところで、蓮…血は止まったみたいだね☆香りがない。」聖はにっこり笑った。「"香り"って??俺を殺そうとした妖怪も言ってた…」「えっ!?蓮!お前殺されそうになったのか!?」結海が両手を上げて叫んだ。そして後ろにいた、杏奈も口を大きく開けていた。「えっ…でも、アイツに助けられたから、大丈夫だったよ。」蓮はこあさを指差した。こあさはまた悲しい微笑みを浮かべた。「僕は貴方の下僕(イヌ)ですから」(何で
朝霧結愛 さん作 [303] -
この空が絶望に染まる、その前に 25 〜レオナルド・ザ・ピンチ〜
――「あんた名前は?」白い坂道を並んで下っていると辺りの人々は2人を避けるようにしながらじろじろこちらを見てくる。レンはその視線を気にしながら足を速めた。「聞いてる?」この男は全くこの視線に気付いていないのだろうか。「…え?…ああ、あたしの名前はレン…」――『レン、あなたはこの世には存在していないことになっています。なので簡単に外で自分のことを明かさないように。いつ命が狙われるかわかりませんから
きゃしー さん作 [295] -
ストーリーマスター
これはなにかの呪いだろうか?確かにあたしはRPGゲームが三度のごはんより好きで好きでたまらない、ごはんなんて食べてる暇があったらゲームをやっていた。あたしは、いつも思っていた。『あ〜〜あ、このゲーム中にいってみたい!』とでもまさか本当にいってしまうとは。『ピローンピローンピロロロロ』あたしは今不思議なところにいる。あらわすとなんだかポワポワやフワフワのような言葉が浮かんでくる色であらわすと黄緑色
聡 さん作 [208] -
神のパシリ45
自らの根城で、キアは笑いをこらえているようだった。「…何がおかしい」憮然としたゼルに、キアはこらえきれずに吹き出した。「そりゃそうさ…はははっ…いきなり頼って来たかと思えば、キミは半裸だし、レミーシュに至っては全裸だし…くくっ…。いやぁ、僕も野暮だなぁって…」ゼルと正反対に、キアはさも楽しげだ。「それより…くくっ、ごめん…右腕、大丈夫なのかい?」「心配いらん。俺は利き腕は左だ」「そう…それはなに
ディナー さん作 [357] -
この空が絶望に染まる、その前に 24 〜捜索〜
――「怪我してねーか?」男は振り返りレンに尋ねた。レンは目の前で一瞬にして消え去ったアバドンの一味に呆気にとられていた「ほっんとに変な奴らだなあー遺体も残らず消えるんだもなあ」「…あなた…魔術士…?」レンと同じように街にいた人々も驚きと恐怖の混じった表情で彼を見つめている「んーまあ…そんなもんかな?それよりそれ、重そうだしなんか危ないし送るよ」彼はにっこり笑うとレンの腕から荷物を引き取った――リ
きゃしー さん作 [289] -
この空が絶望に染まる、その前に 23 〜捜索〜
「あーあ、一体どこを探せば…」「…いいから、黙って探せ」ぶつぶつ文句を言うルカに向かってリキが静かに言い放った。ルークは2人の後ろに付き添うよいに歩き苦笑いをした。「でもさ、こここーんなに人がいるんだよ?どっから探せばいいんだよ。顔に名前書いてる奴なんて居ねえし、写真だってこんなガキのじゃあ…」「愚か者。お前は今朝の知らせを聞かなかったのか?」「聞いたよ!海賊の話だろ?」「あの知らせを耳にした後
きゃしー さん作 [299] -
公園2
僕の身体はぐにゃぐにゃと曲がり、世界が歪み、気付けば僕は、おもちゃのトラクターの中だった。運転席に座って僕は運転している。助手席にはあの女の子がいた。女の子は俯きかげんで何か言っている。「返して。」僕は、先程の女の子に呼び止められた。水場で固まっていた僕は慌てて弁解した。「ごめん。ごめん。盗むつもりじゃないんだ。」僕は車のおもちゃを女の子に返した。女の子は片手で僕の手から車のおもちゃを奪い、反対
あや さん作 [573]