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ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。

  • 神のパシリ 42

    「…どうした」極めて冷静に言葉を発するゼルに、レミーシュはその柔らかな肢体を押し付ける。豊かな乳房が押し潰され、ゼルのまとうレザー越しに人肌の温かさが伝わってくる。「…大方、不安といった所か?」華奢なゼルの胸元で、レミーシュは小さく頷いた。「だから、だから…抱いて欲しいんだ…ゼルの手で、私を満たして…体の…中から…」声は、微かだが確かに震えている。…そして、魂も。人の感情はよく理解できないが、お
    ディナー さん作 [449]
  • ロストクロニクル9―4

    「無用な血を流すことを防ぐ為です。このまま戦うと私たちの敗戦は目に見えているのです。ウェイトさんとタクトさんを行かせたのは、どちらも優秀な騎士の息子達だからです。少しでも見つける可能性を上げる為に」これが、シャープの問いに対する答えだった。「待って下さい。木彫りの不死鳥は奪われたふりをしたんじゃないんですか?」「正確に言うと奪われたふりではなく、奪わせたのです」「でも、不死鳥を使えばルパスの侵入
    五十嵐時 さん作 [399]
  • ロストクロニクル9―3

    いくら怒鳴りつけられても、分からないものは分からない。チェロは黙って顔を伏せることしかできなかった。「パットさん。分からないものは仕方ないじゃないですか。とにかく、今はここから出ないと」シャープが優しく言い聞かせた。「よし!出ると決まったら急ごうぜ。こっちだ」「そういえば、チェロはどうして牢に入れられてたんだ?」複数ある城の裏口のひとつから出てきたドローは、何気なくチェロに聞いてみた。「それは・
    五十嵐時 さん作 [432]
  • 子供のセカイ。108

    「だが、その子供はなぜそんなことができるんだ?領域を無視してラディスパークへ直結する『道』を作るなど、支配者にだってできるかどうか……。」ジーナはハッと何かに思い当たった顔をすると、素早く周囲を見回した。そのジーナの様子に、一同に緊張が流れるが、相変わらず広場は騒がしかった。何も起こる様子はない。目を光らせたまま黙り込んだジーナに、美香は恐る恐る声をかけた。「どうしたの、ジーナ。何か気づいたの?
    アンヌ さん作 [369]
  • 神のパシリ 41

    命が、減っている。何となくゼルは察知していた。キアと、キアの手足となる者達と魂喰いを探して幾日か経つが、手掛かりらしいものもない。月は、徐々にその欠けを進めている。輝きを少なくしていく月を見上げて、キアは「そろそろゼルに主導権交代かな」とぼやいていた。神の小間使いであるゼルとキアを以てしても、魂喰いの痕跡は掴めない。掴んだとしても、そこから得られる新たな情報がないのだ。「八方塞がりだな」結局、何
    ディナー さん作 [423]
  • セイバー 8話

    『魔人の鐘』なるものを両手で持ち上げ、そのまま走り出した。「待て!この野郎!コケにしやがって。」すぐさまフェレットもその後を追いかける。しかし、この男ダグラス・ミックハイムは、走りにおいては絶大なる自信を持っていたし、事実、彼を追いかけて捕まえた者は過去に誰一人としていなかった。彼と並走できるようなことを許された者が果たしてこの世に何人いるのだろうか?無論、フェレットとてそれは承知の上であったが
    放浪者 さん作 [355]
  • 子供のセカイ。107

    そのまま金色のリボンに導かれ、四人はあっという間に数百もの領域を飛び越えた。どのくらい飛んだだろう。体が風を切る感覚や、耳鳴りにさえいい加減慣れるかという頃、ようやくリボンは引く力を失い、四人はもみくちゃになった状態で領域をつなぐ透明の壁を抜け、固い地面に投げ出された。「きゃっ!」「おわっ!」石畳の上に叩きつけられそうになった美香を、素早く体勢を整えたジーナが横抱きに抱き止め、難を逃れた。「平気
    アンヌ さん作 [441]
  • 一角聖獣15

     朝食を片付けた僕は、外に出て、馬と牛を小屋から出して、放牧を始めた。その後に、馬小屋と牛小屋の藁を替え、ニワトリ小屋のニワトリにエサを与えた。 この後は、山羊を連れて高い丘に行くのが、日課なのだが、今日はタナーおじさんが町まで配達に行くから、その準備をしなくてはならない。 しかし、その前にキリストの馬小屋に向かった。「キリスト!おはよう!」「ヒヒンッ」 僕の挨拶に、キリストはいつものようないな
    トリップ.Bank さん作 [378]
  • 一角聖獣14

     日も昇らない明け方、タナーおじさんが怒鳴り声で起こされた。「ヨーク!ヨーク!起きろ!」 「はいっ!」と返事をして、僕は飛び起きた。 外から歌やら音楽やらが聞こえてきた。僕は窓を通して外を見ると、サーカスの人達が曲芸・軽業・演奏の練習をしていた。 タナーおじさんが怒る訳だ。 僕はシャツを着て、床に放り出された上着を引っつかむと、急いで外に出た。「すいません!練習を止めて下さい!タナーおじさんが怒
    トリップ.Bank さん作 [323]
  • ロストクロニクル9―2

    「危険な石?どういう石なんですか?」シャープの問いかけに少し躊躇いながらもチェロは答えた。「この石は・・・ある重要なことに必要だと言われていますが、具体的に何に必要なのかは分かりません。でも、昔この石を巡って城に攻めてきた人々がいたらしくて・・・」チェロはそこまで言うと下を向いてしまった。「それで、危険な石なんですか?」「はい。過去にはそれが何度も何度あったらしいのです」「そうだ。そんな石だった
    五十嵐時 さん作 [403]
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