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ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。
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子供のセカイ。106
このままここにいては全員やられてしまう。危機感を抱いたジーナは、一度“生け贄の祭壇”に戻ろうと、王子の体を引っ張った。しかし彼はジーナに制止をかけると、青い顔で瞳だけをぎらつかせて耕太を見た。「君が言い出した『道』だろう…!早くその『道』を見つけるんだ、手遅れになる前に……。」「そんな言い方、」「いや、王子の言う通りだ。ここは耕太だけが頼りなんだ。」ジーナは美香に言い聞かせ、同時に耕太に鋭い視線
アンヌ さん作 [347] -
伝説のセブンソルジャー!!?
「じゃあ、あなたが志守希ちゃんなの」私は動揺してもう一度聞いた。「はい。そうです。」「会いたかった!嬉しいなぁ〜。」「私も、景梨先輩と話してみたかったんです♪」私と志守希ちゃんは意気投合して盛り上がって話していた。「うるさいなぁ。」翔太君が目をこすりながら体をおこした。「し…志守希!」翔太君は驚いている。「翔太先輩久しぶりです。」志守希ちゃんは少し笑った。「あの時はホントごめん!」翔太君はそうい
★セブンティーン★ さん作 [328] -
伝説のセブンソルジャー!!?
私は何をしているのだろうか私はこんな事で負けちゃうのかなぁ。違う。私はこんな事で負けたりしない!戦うよ!あなたは一体!?私は目を覚ました。「ここはどこ?」隣には翔太君が眠っている。「気がつきました?」後ろから声がしたので振り向くと女の子がたっていた。「ありがとう。助かったよ。」私はお礼を言った。「いいえ。翔太君にも後でお礼行ってくださいね♪」「えっ!?まさか翔太君……」話によると、川に落ちた私と
★セブンティーン★ さん作 [314] -
一角聖獣13
今夜から、サーカスの一団が家の近くにテントを張る事になった。 団長があまりにも粘って日が暮れたのが、タナーおじさんが折れた理由だった。「日が暮れたな。今追い返すなんてしたら、町に着くのは、人が寝静まる頃になるだろうな」 この一言で、サーカスの一団は救われたという。 イーディン・ローはとても喜んでいた。「ありがとう!」 何もしていない僕にも礼を言った。 僕は止めてくれと頼んだが、どうしても言いた
トリップ.Bank さん作 [345] -
子供のセカイ。105
『道』の手がかりを持つ耕太を先頭に、美香、王子、ジーナの順に、舞子救出を目指す彼らは次々と“生け贄の祭壇”を出ていった。ホシゾラは手を振って見送った。透明の壁を通り抜けて全員の姿が見えなくなると、一気に心細くなった。漠然とした寂寥が胸の内を覆っていく。ホシゾラは深く、肺の奥から押し出すようにして息を吐くと、遠い目で雲行きの怪しい空を見上げた。「……幸運を。」呟いた声は頼りなく空気を震わせ、湿気を
アンヌ さん作 [351] -
ロストクロニクル9―1
シャープとドローは牢に入れられてしまっていた。「ちくしょー、わりぃ、玉座の間には行けそうにない」ドローが頭を垂れている。「いいわよ、別に、命があるだけでも・・・」それだけ言うとシャープは少女の隣に座った。少女は、体育座りでぴったりと膝に顔を押し当てて、泣いているように見えた。「綺麗な服だな。お前、フィールって奴じゃないな。王族の者だろ?」いつの間にかドローが無造作に少女の横に座っていた。確かに、
五十嵐時 さん作 [404] -
神のパシリ 40
それから数時間の後。「…なるほど。思った以上に厄介な相手じゃ。少し見くびっておったわ」キアの玉座の間に、小間使いが二人。一人の耳元からは、幼い声の、死の主。「大儀であったの、月の者よ」「いえいえ、恐れ入ります。利害が一致しただけの事。死の主様と会話ができる事、光栄です」キアは平伏して答えているが、指は煙草を挟んでいる。自由な奴だ。「皮肉にしか聞こえんわ。…まぁよい」ゼルが口を開いた。「しかし厄介
ディナー さん作 [403] -
伝説のセブンソルジャー!!?
ありから、歩き続け3日経った。「ちょ…ちょっと。ゆっくり渡ってよ!」「怖がりだな。景梨は」と翔太君は笑いながら、今にも壊れそうな吊り橋を歩いている。「揺らさないでよ!怖い!」私は必死になっているのに冗談と思っているようだ。その時「景梨ちゃん!待って」と素揮君が走ってきた。タタタッ タタタッ タタタッ タタタッ「うわぁ!」素揮君はつまずいてこけて私を勢いよく押した。「キャー!!落ちる!」私は吊り橋
★セブンティーン★ さん作 [341] -
伝説のセブンソルジャー!!?
「助かった。ありがとう」私は四人にお礼を言った。「景梨ちゃん…さっきは逃げたりしてごめん!」素揮君が謝ってきた。「いや、いいよ。それよりもさっきのは何?」「あれは、シャドーセルフと言って自分の奥底に潜んでいるものが物体化したものだよ。」「じゃあ、あれは私の奥底に潜んでいるもの何ですか?」「わからない。ああいうのはたくさんいるからね。誰のか謎だよ。」雄大さんの言葉に納得した私。一方魔城では「あの景
★セブンティーン★ さん作 [330] -
子供のセカイ。104
「耕太。」ホシゾラは悪戯っぽく笑うと、耕太を手招いた。耕太はぎくっとしたが、ニヤニヤする美香に肩を押されて、仕方なく前に出る。美香としては、耕太がどんな行動を取るのか見ものだった。小学校のお別れパーティーでも、いつもわざとひょうきんに振る舞ってみんなを笑わせていた耕太だ。彼が湿っぽいことは苦手だということは十分わかっていた。ホシゾラは王子の時と同じように、耕太の髪を優しく撫でた。耕太は気恥ずかし
アンヌ さん作 [411]