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ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。

  • この空が絶望に染まる、その前に 21 〜襲われた海賊船〜

    ――『3ヶ月前に目撃されたのが最後のようです』映像の男は残念そうな顔でルシオに報告した。青いマントには“平和連合”の文字がはっきりと書かれている。『なんでも町を出たのがその1ヶ月ほど前だそうでしてね、そこからだいぶ離れた海沿いの村で海賊船とみられるはっで〜な船に乗ったとこを目撃されたのが最後だそうで』「そうですか…」『やっといい情報を得たと思ったんですがね』「……」ルシオは手を組み考えこんだ。ち
    きゃしー さん作 [277]
  • 神のパシリ 37

    「貴様、一体…!」ゼルが言い終わるより早く、魂喰いの上半身は灰塵となって、湿っぽいロロの風に舞い散った。レミエルが、その躯をゆっくり起こす。もはや、それは光のパシリではなかった。「これが光のパシリか。エロい体してるなァ」レミエルはそう言って、自らの胸を揉みしだく。「…どれ…」『レミエルだった者』は、絹のように滑らかな掌をゼルに向けた。ゴンッッッ。重厚な鈍器で殴られたような衝撃。ゼルの体が風に舞う
    ディナー さん作 [375]
  • 境界線

    人が生活する上で、境界線と言うものがあると思う。それは、国と国を分ける物だったり。自分と他人。人と動物。例を上げれば数限りなくある。僕は、ある境界線を越えてしまった。偶然に。もしかすたら、きめらるた必然に。運命だったかも知れない。それは僕には分からない事だ。でも、僕は運命だったと思いたい。境界線を越えた先に行いた月夜に輝く蒼銀の髪をした彼女との出会いを――僕の勝手な妄想かも知れないが――僕がそう
    ヒキサゲ さん作 [256]
  • 神のパシリ 36

    「…素直に感謝しておこう」ゼルは立ち上がり、大鎌を担ぎあげた。「ここで待っていろ」ゼルの言葉に、レミーシュは目も向けず、返答もしなかった。ゼルとキア。二人の小間使いが疾走し、いびつな闘技場と化した中央広場へ舞い戻る。フードの者…もはや『魂喰い』でいいだろう。魂喰いは光を組み敷き、それを眼下に深い闇の中から笑みを見せていた。「…は、離せ下郎がっ…!」「やべぇ、めちゃいい匂いすんじゃんお前…光の、甘
    ディナー さん作 [370]
  • ロストクロニクル8―26

    「逃がしませんよ」傀儡は腕に巨大な鎖のハンマーを装備した状態で右の壁を突き破り、立ちはだかった。「そんな・・・」もう避ける術は残されていなかった。さらに、複数の鎖が前方から向かってくる。「いい考えがあります」フラットは杖をトロッコの前に出すと集中し、杖の前にトロッコより少しだけ大きな炎の膜を作った。炎の膜はやってくる鎖を次々と溶かした。「大丈夫かい?」フラットの顔色はみるみる内に悪くなっていた。
    五十嵐時 さん作 [386]
  • ロストクロニクル8―25

    「任せて下さい!」フラットは両手を強く握り合わせると、手の中に炎を作り出した。両手をゆっくり離すと手と手の間には火の玉があった。「鎖でできた右足だ」フラットは火の玉に語りかけた。すると、火の玉は巨大化しながら傀儡の右足へぶつかり、溶かした。「くそ!」傀儡は右へバランスを崩したが、瞬時に足を再生すると体勢を整えた。「次はこちらの番ですね」トロッコの進行方向に複数の鎖が張り巡らされた。「ちくしょう!
    五十嵐時 さん作 [374]
  • DRAGON LOVER後書き♪♪ダラダラでごめんよ〜:きむら☆みつみ

    終わりやした〜☆番外編も書いた〜☆思ったより長くなりました…(>_<)カッコイイ男の子を書きたかったのね…キムの中では超美形に仕上がったハーン君…♪誰か漫画にしてくんないかな…。ギリシャ神話の魔物を使ってみて…難しい…<(´△`;)>ケルベロスは、昔キムが乗ってた車につけてたホイールを思い出し、主人公をケルベロスにしました☆頭が3つあるわんこ☆考えるとキモい…でもね、カッコイイのよ♪ライアンは、
    木村蜜実 さん作 [391]
  • 結婚式は天界で…?★DRAGON LOVER番外編★最終回

    そして…。私とハーンはそのまま王の城で…。この姿をシヴァお祖母様にも見せたかった…。ハーンは照れながら、私の前に立つ。私も照れながら、ハーンの瞳を見つめた。「エリン♪今日はもう一ついい事があるぜ♪」そう言って、死神様の方を指差す。私はそのまま死神様を見た。横には………お祖母様!!「エリン…綺麗になって!」えっえっ??何で何で??「驚いてんな?閻魔が特別に許したんだ。お前達は魔界を救ったんだからな
    木村蜜実 さん作 [339]
  • 結婚式は天界で…?★DRAGON LOVER番外編★4

    「あはっ♪顔くちゃくちゃ〜かわいい顔が台なしだぞ♪」目の前には…ハーンが笑顔で立っていた。「うぅ…ハーン…(:_;)」「死神は??この時間になったらここで会う約束だったんだけど…。」キョロキョロと辺りを見回し…「知らない??」と笑顔で問い掛けてきた…。「知らない!!1時間前からいない!!あたしを置いてったんだもん!!」私は喚きちらしてハーンに八つ当たりする。「あははっそう怒るなよ。俺が連れてくる
    木村蜜実 さん作 [311]
  • 結婚式は天界で…?★DRAGON LOVER番外編★3

    家に帰る…。私は3ヶ月目に入っていた…。妊娠した事に怒鳴られた気がして、ハーンの事が許せなかった。ハーンは…いない…。何となくほっとした。部屋は…私が倒れたときのままだった…。あれから…ハーンは帰ってないのかな…。ゆっくりと部屋を片付ける。ベッドの上にはパンフレットが沢山散らかっていた。これを見て、ハーンは勘違いしたんだろうなぁ…。なんだか…涙が止まらない…。不安な気持ちが込み上げてきて、情けな
    木村蜜実 さん作 [309]
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