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ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。
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結婚式は天界で…?★DRAGON LOVER番外編★2
家に帰ると、誰もいない…。死神様の姿もない…。(バイトかな…?)私はよたよたしながらお湯を沸かしてコーヒーを入れる。なんか…ふらふらする…。いつものようにコーヒーの香りを嗅いで、飲もうとした瞬間…。込み上げるムカムカ感…。その場で吐いてしまう…。何なの…。風邪ひいた…?仕方なく、ティッシュと雑巾を出し、せっせと拭く。後ろを振り返ると、死神様が口を開けて立っていた。「いつから…そこに…?」「今帰っ
木村蜜実 さん作 [330] -
結婚式は天界で…?★DRAGON LOVER番外編★1
「そろそろ俺らも結婚しようか?」ハーンは照れながら言う。あの戦いからしばらくして、私達は落ち着いた。冬のクリスマス、私に指輪を渡す。雪がヒラヒラと舞う。私はハーンの瞳を見て、強く頷いた。そんなクリスマスから…………数ヶ月。「結婚式はやっぱり天界でやるでしょ?」さりげなく聞いてみた。「えっ??やるの??ん〜めんどくさいから下界でいいんじゃないか??」ハーンのその一言にブチキレ…。「めんどくさいって
木村蜜実 さん作 [325] -
結婚式は天界で…?★DRAGON LOVER番外編★始め
いつもながら…。ハーンはカッコイイ…。小さい頃から好きだった。今でも大好き…。はっきりとした性格でキチッとしてて…。でも…。大事な事は全部私に任せる………。それってどうなのっ?!せめて…。これは…ハーンが決めてくれなきゃ…。やだな………。エリンの心…みんなで読んでね♪DRAGON LOVER番外編第3回始まり〜♪♪
木村蜜実 さん作 [337] -
子供のセカイ。101
――次の日。ジーナの承諾を得て、耕太の言う『道』を進む話は、あっさりと決まった。それどころか。「師匠!今日も剣の手ほどき、お願いします!」「……仕方ないな。行くぞ、耕太。」「押忍!」なぜか通常以上に仲良くなってしまったジーナと耕太を、王子は薄気味悪そうに見ていた。美香は呆れながらも、「ジーナって、人との仲良くなり方が男の子みたいね。」と、ぽつりと呟いた。ホシゾラから聞いた話によると、二人は昨日ず
アンヌ さん作 [358] -
もしも明日が
火葉が一人どんよりしながら教室に戻ると白井が駆け寄ってきた。「手塚!大丈夫か?」「ああ。」「早稲田はさ、異能力者なんだ。だから藤阪と同じようにクラスじゃ浮いてるしあいつ自身も俺達と関わろうとしないんだ。」それは、『異能力者だから』なのだろうか。「……そっか。」「ああ。だから…」「悪い。ちょっと電話きてるわ。」グッドなタイミングでかかってきた着信。ディスプレイを確認して通話ボタンを押す。「佐倉か。
花神ミライ さん作 [313] -
子供のセカイ。100
食事を終えた後も議論は続き、王子の問診に来た医者をきっかけに、その場はお開きとなった。とりあえず結論は保留になったのだった。とは言っても、耕太の言う『道』に極端な警戒心を抱いているのはジーナだけだった。ホシゾラは少し不安そうだったが、美香は耕太の言葉を信じたし、王子は他に道がないのならと、妥協案にすがった。しかしジーナは、そもそも耕太自体を信用していない様子だった。話し合いが終わると同時にさっさ
アンヌ さん作 [406] -
ロストクロニクル8―24
パールに言われタクトが海が見渡せる窓を覗いた。「うわー!」数え切れない程の船が海に漂っていた。「霧が晴れてルパスの奴らはビビって逃げ出したんだ」「不当にパラスの国境内にいる事がバレると、いろいろと面倒な事になりますからね」「木彫りの不死鳥の翼も手に入れたし、わたしたちはこの島にもう用はない。さ!早く帰りましょ」三人は城の一階まで降りてきた。「あ!船を借りないと!」タクトが思い出したように叫んだ。
五十嵐時 さん作 [423] -
神のパシリ 35
「…大丈夫か」ゼルは、出来るだけ優しく、レミーシュをその場に降ろした。「へっ…平気…いつもの事だからっ…」下唇を震わせるレミーシュ。…いつも、死という、人間への危険と隣り合わせでなくてはならない立場に、ゼルは分からないながらも同情した。「ゼル…あんたも、リーダーも、……あの羽根付き女も…一体何者なの……!?」レミーシュは、意外にも魂喰いより先にゼル達に矛先を向ける。「絶対おかしいよ…普通じゃない
ディナー さん作 [404] -
子供のセカイ。99
「ふーん、なるほどなぁ……。」話をすべて聞き終わった後、耕太はあごに手を当てて呟いた。耕太が至極納得のいった、という顔をしているので、美香は不思議に思って聞いた。「何がなるほど、なの?」「いや、あいつの言ってたことは正しかったんだなぁ、と思って。『君達には道が必要だから作ってあげるよ』って、何のことかと思ったけど、そういうことか。」王子はぽかんとしている。ジーナは怪訝そうに眉を寄せ、ホシゾラは無
アンヌ さん作 [382] -
神のパシリ 33と34の狭間
レミーシュは空虚な造花を穢た街にばらまきながら、ふと、厚く雲の垂れ込めた空を見上げた。鳥が……空にいる。……まるで三流画家の絵画のように、動きを止めて。その時。「お姉さん、花をくれないか」ロロでは聞く事のない、違和感のある台詞。花を、求める人など。気付けば、小汚いベンチに、フードを目深に被った人。…いや……人のカタチをした者。直感だろうか。レミーシュはそう思った。「…赤い薔薇か。派手だ。…白がい
ディナー さん作 [395]