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ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。
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ユニゾンハーツ ?−4
裕也「なんの!!」裕也は振り上げてきた刀をシルバーダガーに付いているナイフで滑るように受け流した。しかしそれを予測していた師匠は裕也の腹に強烈な蹴りを入れたのだ。裕也「がっ…!!」達也「裕也ッ!!」僕は吹き飛ばされた裕也を受け止めると柚姫もこちらへとやって来た。柚姫「大丈夫ッ!?裕也!」裕也「なんとか……な」彩音「その程度か?三人とも?」そう余裕な表情でこちらを見ている師匠は愛刀を構えて言った。
ラスティ さん作 [392] -
ユニゾンハーツ ?−3
彩音「さぁ!掛かってこい!!」そう言う師匠を背に僕と柚姫はすばやく師匠を挟むように位置に着いた。前後にいる僕と柚姫を視野に入れるように立ち位置を変えるとゆっくりと左手を柄に乗せた。彩音「いつでも…よいぞ?」柚姫「行きます!!」柚姫が一歩を踏み出すと僕も続けて踏み出した。柄に手を置き、師匠に向かって駆け寄っていく。達也&柚姫「はぁぁーーー!!」僕と柚姫はほとんど同時に抜き放った。僕は水平に抜刀し、
ラスティ さん作 [398] -
子供のセカイ。93
ジーナはなんとか気持ちを鎮めながら、ここが“生け贄の祭壇”であること、気を失った美香と王子を担いで領域を渡ったこと、ホシゾラや医者に出会い、彼らに助けられたことなどを話した。そして美香が今、本来の目的を果たすために儀式場に行っていることを。しばらく黙って話を聞いていた王子は、やがてぽつりと言った。「ジーナが来てくれて嬉しいけど……あなたは、領域を越える時、犠牲として魔力を失ったんだね。」ジーナは
アンヌ さん作 [353] -
ユニゾンハーツ ?−2
翌日 水無月家・道場彩音「じゃあ今日もまず‘気,の構築から始めようか」達也「……はい」そう言うと僕は目を閉じて意識を集中させた。すると体全体が気の膜で覆われた。師匠が言うには飲み込みが早いらしく普通の人族なら半年やっても出来る奴は少ないという。まぁ、僕はファクターっていうのも関係してるらしいけど。彩音「気の構築は出来ているな。飲み込みが早くて助かる」達也「いえいえ」彩音「さて、気の構築もできたと
ラスティ さん作 [346] -
ユニゾンハーツ ?−1
達也が水無月家に来てから早一週間が過ぎた。始めはかなり苦しかった修行も今では少し楽になったほうだ。彩音「よし!今日はここまでだ」達也「あ、ありがとう…ございました」彩音師匠はそう言うと道場から出て行った。師匠が出て行った後、僕はトイレへと駆け込んだ。トイレに着くとお腹から込み上げてくる物を吐き出した。達也「ゲホッ!ゲホッ!………はぁ……はぁ……」ヒビキ『大丈夫?達也』ヒビキが心配そうに僕を見なが
ラスティ さん作 [372] -
ユニゾンハーツ ?−6
彩音「なるほど……それは柚姫が悪い」柚姫「う……はい」柚姫はそう、しょんぼりしながら頷いた。その柚姫の頭には狐の耳とスカートの下からは尻尾がフリフリと揺れている。裕也「にしても…今回は早かったな。気付かれるの」柚姫「う…………」裕也はそう言うとクスクスと笑いながら柚姫を見ていた。ヒビキ『そんな事より説明してくれません?』彩音「そうだな……教えよう水無月家の秘密を……」そう言う彩音師匠の目は真剣な
ラスティ さん作 [346] -
この空が絶望に染まる、その前に 17 〜リル島と謎の海賊〜
――海の島 リル島の港街「おい!海賊だ!!今港に海賊船が…」「なんだって?」真っ青な空の下白い壁にオレンジの屋根の家が並び白い石がひかれた道港には船がいくつも浮かんでいる。その中に一際大きく派手な船――海賊船が港にとめられた。人々はその船を恐れながら眺めていた。だが、誰一人海賊はでてこない「あれは本当に海賊船か?」「あの旗を見ろ!今までに何度もこの街を襲ったカナロア海賊団だ!」「おいっ!誰か出て
きゃしー さん作 [300] -
神のパシリ 28
「さすが、聡明かつ狡猾な魂の監視者は違うねぇ」ゼルは煙草に火をつけた。すっ、と女従者が灰皿を差し出す。「…つまり、お前の考えはこうだ。もし、魂喰いが魂になんらかの影響、関与を持っている場合…かなり可能性は高いな…、それは人外の者。すなわち、神の創り出した存在である可能性がある。当然、魂喰いには主がいるかも知れないわけだ。それが何の神だとしても、自らの創り出した存在を消される事は決して気分のいいも
ディナー さん作 [392] -
もしも私が2-3
資料室から現れた彼女に招かれた火葉は今、彼女から事情聴取を受けていた。「なるほど、この怪我について怒って彼に喧嘩売ったって訳ね。」ちょん、と人差し指で指すのは頬についた絆創膏。三日前の戦いでかすった時につけられたものだった。「質問ー。」「はい、手塚火葉くん。」「俺、まだ君の名前を聞いてないんだけど。」「あぁ、忘れてたわ。」本当に忘れていたのだろう。しかし彼女の態度には反省の色が全く見られない。「
花神ミライ さん作 [235] -
梟は二度鳴く(16)
ミケーロは飲んでいた酒がなくなると、適当に本棚から一度読んだことのある本を取り出した。本を開いてページをめくろうとしたところで、シャワーの音が聞こえてきた。ミケーロは本を閉じると、テレビをつけてその音をかき消した。しばらく見ていたがふと立ち上がり、クローゼットからシャツとジーンズを出しノックをしてからバスルームに入った。「タオルと着替えここに置いておく」そういいのこしバスルームをでるとミケーロは
なつ さん作 [197]