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ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。

  • この空が絶望に染まる、その前に 〜サニー村〜

    ―サニー村「カリじいー!今日は何が食いたいー?」レンは庭の畑から家の中にいるカリに声をかけた「そうじゃなあ…」カリは椅子に深く座りなおし読みかけの本を閉じた土で造られた質素な家が立ち並ぶ村はいつものように子ども達が走りまわり大人達は畑仕事をしていた「もう!カリじいー?聞こえてるー?」「…何やら嫌な気配がする…」「何か言ったー?」扉を開けレンは顔を出した「レン、今日は木の実の料理がわしは食いたいぞ
    きゃしー さん作 [295]
  • この空が絶望に染まる、その前に 〜仲間を求め〜

    「その子と…“友達”になれるかな」ルカはまた窓の外を眺める。資料から目を離し、ルシオは弟に目を向けた。「ルシーやダフ、ロラン、お前には仲間がいるではありませんか。」「だって…ルシーは話しかけても何も言わないし、ダフは俺を子どもにしかみない。ロランは俺にとって弟なんだ。他の人達も…そうじゃなくてもっと…」「ルカ、世界は広い。その世界を私達は旅しているのです。そこで多くの人と出会うことでしょう。お前
    きゃしー さん作 [299]
  • この空が絶望に染まる、その前に 〜任務〜

    ―『今、世界は悪によって 破壊されようとしている…すでに破壊されてしまった街や国もある。世界平和連合としてはなんとしてもこの闇を食い止めなければなりません。ルシオ、おまえにその任務を与えます。仲間を集め、闇と戦いなさい』―\rアルゴー船は空をゆく。ルカはその窓から足下に広がる小さな街を眺めていた。「兄さん、この船はどこへ行くの?」「ある小さな村です。」ルシオは手元の資料を眺めながら静かに答えた。
    きゃしー さん作 [288]
  • この空が絶望に染まる、その前に 〜予言〜

    私は今ここに闇を封印しただが200年後再びこの空は絶望に染まるだろう そのとき私は再びこの地に立とう この空が闇に色を変えるその前に―
    きゃしー さん作 [306]
  • 神のパシリ 13

    「…主よ、何か知っているようで。そして…隠しているようで…」ゼルの口元が怪訝に歪んだが、死の神はまるで気にする様子もない。「そなたが知ったところで、どうなるものでもないわ」「では、教えて頂けるので?」「必要ない」死の神は少し欝陶しい感じで返す。「…して、今はいずこにおる?」「…わかりません。雨音がします。俺に関与した女から聞きましょう」「…よかろ。ゼル、詮索はそなたのためにはならんぞ。そなたはわ
    ディナー さん作 [395]
  • 梟は二度鳴く(12)

    ミケーロは自宅に戻ると気を失っている少女をそっとベッドに横たえた。静かに小さな吐息を洩らす少女は明るみの中で見るとまだほんの子供でしかなかった。闇の中で見せたあの妖しい扇情な影はどこにも見あたらない。ミケーロは少女を視界に留めながら椅子に腰を下ろし、アルコール度の強い酒を喉に流した。焼けるような痛みにも似た熱が腹に広がった。どうして連れてきてしまったのだろう。あの場で殺してしまえばすんだ話なのに
    なつ さん作 [203]
  • ロストクロニクル8―8

    「おい、パール、絵は描けるか」「絵?」ウェドに問いかけた瞬間に気付いた。「あ!絵で会話するのね。でも、それだけ?」「ああ」「・・・どうして立ち上がったの?」「・・・・・」「とにかく、絵を描けばいいんでしょ」パールは地図の上の自分たちがいる辺りの浜辺に海賊船を描いた。分かりやすいように、ドクロのマークを船の旗に描いた。「これで分かる?」パールは女性に自分が描いた絵を見せた。女性は首を縦に振った。「
    五十嵐時 さん作 [339]
  • 神のパシリ 12

    引き戻される感覚が、確かにあった。何かに、心を掴まれ、引き上げられるように、ゼルは、その眼を開いた。さぁぁ、と何かが流れるような音が、彼方でする。雨音だ。耳に心地いい。身体は、だるくもなければ重くもない、健常体だ。使いは、命の消える峠さえ越えれば、回復は早い。どうやら、ゼルは寝かされていたらしい。ゼルの身体には毛布のような物がかけられていて、その上から少女が、ゼルの腹部辺りに突っ伏している。フー
    ディナー さん作 [402]
  • 子供のセカイ。80

    「私は、謝らなければいけないわ。本来なら私たちが、“闇の小道”から光の子供を助けなければならないのに。」覇王……。呟いたホシゾラの声に、隠しようのない憎悪がこもっていて、美香はやっぱり、と眉を寄せた。「覇王が入り口を塞いだことは、ジーナから聞きました。あなたたちのせいなんかじゃないわ。」ホシゾラの責任ではない。元凶はすべてあの恐ろしい男にあるのだ。美香の表情に影がさした。そして、それは覇王を生み
    アンヌ さん作 [355]
  • 神のパシリ 11

    停滞した刻。うつろわない景色。ただ、そこにある、此岸と彼岸。気がつくと、ゼルはそこにいた。彼方には、流れを知らぬ川と、浮かぶ一艘の小船。その傍らに立つ、フードを目深に被った人影が、少し驚いた様子で声をかけてくる。「…おや、小間使い殿。皮肉な再会ですな」渡し守なのだろう。手には櫂が握られている。「まさか、ここに来られてしまうとは」渡し守は、穏やかに笑っているようだった。「あなたが死者として渡られた
    ディナー さん作 [419]
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