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ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。
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ブリリ感
死ぬ突然目の前が真っ白になった、これは多分強烈な光の放射だろう、それと同時に体が徐々に熔けていく感じがわかった、不思議と痛みは無い、むしろ心地良ささえ感じた。 完璧に自分の身体が光と一体化したとき自分の姿は無く意識だけがそこに残った、「これから俺どーなるんやろ?生まれかわったりできるんかな?」死への恐怖はなかった。そんな事を考えている内に強烈な光の放射が弱まりそれと同時に黒い闇が辺り
オレ さん作 [229] -
子供のセカイ。65
そっと首に当たっているナイフに手を添える。男が訝しむ前に、素早く想像の力を使ってそれを子供が遊ぶようなおもちゃのナイフに変えた。「なっ!」ナイフの重さが変わったことで異変に気づいたのだろう。男が驚いてプラスチックになってしまったナイフを見たその一瞬を、美香は見逃さなかった。思い切り肘を後ろに突き出す。男の鳩尾に当たり、男は呻き声を上げてよろめいた。絡みつく男の腕を振り払い、美香は迷わず王子に向か
アンヌ さん作 [391] -
DRAGON LOVER 38
「ハーン…起きてよ…。」気が付くと、僕の家にいた。エリンはずっと泣いていたに違いない…。目元が腫れて赤くなっていた…。「エリン…。大丈夫か?」僕はエリンの髪を触り、口元へもってくる。「あたし…。ハーンに酷い事…。」僕は起き上がり、エリンの頬にキスをする。「いいんだ…。気にすんな…。思ったより楽しかったし、お前とのバトル。」笑いながら僕はエリンにもう一度キスをしようとした…が…。「あの〜俺もいるん
木村蜜実 さん作 [431] -
DRAGON LOVER 37
ペンドラゴンになったエリンは、王族を見つけると、炎を吐いて燃やし続ける。「おい…俺達も危ねぇんじゃ…。」僕は青ざめた。我を忘れてるエリンは、僕らまでを攻撃するに違いない。「ハーン!お前、ペンドラゴンを守る役目だろっ!!何とかしろ!!」と叫び、死神はそそくさと逃げる。「なんだとっ!あっ!おい!逃げるなんて卑怯だぞ!!」炎が届かない所まで走って、陰に隠れる死神…。「ふぁいと〜ハーン♪」拳を上げ、陰か
木村蜜実 さん作 [392] -
DRAGON LOVER 36
ひとまず王族を倒さなければ、先には進まない。しかし、もう怒りに狂うエリンを止められない。「エリン!もう戦うっきゃないぞ!いい加減機嫌直せ!!」「やだ!!みんなキライ!!お祖母様を見捨てたりして…。きらいよ!!」その時、エリンがにぎりしめていた小ビンが光り輝く…。思わずみんな目を閉じる。『エリン…。早く涙を飲みなさい…。』「お祖母様…。」エリンの動きが止まる…。『お前はわしの意思を受け継ぐ者…。わ
木村蜜実 さん作 [350] -
DRAGON LOVER 35
青々と光る小ビン…。あれが、妖力を受け継ぐ秘密があるのか…。「あの中に、わしの涙が入っている。あれを飲み干しなさい。そうすれば、お前は真のペンドラゴンになれる…。」ばあさんの体が段々と薄れていく…。「ハーンッ!!なんとかしてよーっ!!」叫ぶ声。僕にはどうする事も出来ない…。「死神っ!!どーゆう事だよ!!なんで急なんだよっ!!」どうしようもない感情を死神にぶつける。死神に八つ当たりしてもどうにもな
木村蜜実 さん作 [378] -
パソコン・ウィルス・感染者
カタカタカタ…カタカタカタ…。飾り気の無いような部屋からパソコンのキーを叩く音、静寂に満ちているせいか叩く音は余計に聞こえる、俺はそんな事を思いながらディスプレイの液晶を見ていた。見ていると行ってもネットサーフィンに近いようなものだからじっくり見ているわけではない。ふと、画像に真っ白なウィンドウが表示。待ってもページには何も浮かばない変なウィンドウだった。「更新っと」俺はサーバーの状況が悪いと思
げめりた さん作 [244] -
DRAGON LOVER 34
「うわっ!!なんでいんだよ!!」僕等は布団で体を隠す。「しっ死神様…!いつからそこに…。」「いつからって…さっきから…。」死神は顔を赤らめて答える。「おい!!いきなり来るのやめろよ!!プライバシーの侵害だぞっ!!」「いや〜悪いね〜エリンを連れて来るように言われてさ…。」「俺がばあさんとこ連れてくから、帰れよ!!」僕は死神を追い払う。「あ〜わかった。じゃあ帰るからな〜。」そう言って姿を消す。(なん
木村蜜実 さん作 [413] -
DRAGON LOVER 33
興奮していたエリンは、そっと腕を下ろした。優しく涙を指で取り、おでこにキスをする。エリンは僕に抱き着き、耳元にキスをする。少し離れ、見つめ合う。そして唇を重ねた…。優しくて、切なくて、甘い…今までとは違う温かすぎるキス…。「エリン…。家に帰ろう。」静かに頷くエリン。帰り道は2人共黙ったまま歩く。何も言わなくても、手を繋ぐだけで、心は落ち着いていた。家に着くと、床に座りこんだ。段々、僕の方が落ち着
木村蜜実 さん作 [412] -
DRAGON LOVER 32
DRAGON LOVER 5章紅葉が見ごろになる。秋がきた。あれからライアンは、奈々ちゃんと暮らしている。ばあさんが、渋々人間界で暮らしてもいいと言ったからだ。奈々ちゃんの母親モイライは、弟の秀明(ひであき)を連れ、魔界へと出掛けた。ホントの魔界人にする為に………。エリンは、あれ以来心の底から笑わなくなった………。僕は、エリンを笑わせる為に必死だった。でも、何をしても笑わない…。「ハーン…。」
木村蜜実 さん作 [469]