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ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。

  • 遺言 (2)

    「続きは無いのか……」  耐えきれなくなった次男が口を開いた。 「親父はいつも、俺たちを驚かせるのが好きだったけれど……」 「ちょっと待って」  三男があることを思い出した。 「確かカセットテープを使った遺言は無効なはずだよ」 「本当か」 「そういえば、前にテレビでそんなことを言っていたな」 「ああ良かった。無効だ、無効」 「じゃあ、仲良く一千万ずつ分けよう」  兄弟達は遺産を三等分することで納
    阿部和義 さん作 [473]
  • 遺言 (1)

    「遺産はどうなるのかな」 「まあ、三等分だろうな」 「遺産がそんなにたくさんあるとは思えないけどね……」  父親の葬式も終わり、三人の兄弟が遺産について話し合っているところへ、父親の弟、つまり彼らの叔父が入ってきた。 「葬式が終わったら、これを再生してくれって……。兄さんの遺言かもしれない」  そう言って差し出したのは、一本のカセットテープ。家族を集めて、さっそく再生してみる。 『……えー、わし
    阿部和義 さん作 [431]
  • 子供のセカイ。54

    男たちのバカ笑いがやたらと耳に障る。相変わらず姿を見せずにサボテンの向こうから笑うので、不気味にそそり立つサボテンそのものがいやらしく笑っているように見えた。美香はジーナの拳がブルブルと震えているのを見た。「ふざけるな。」やけに落ち着いた声だった。激しく落下を続けていたものが、すとんと底に落ちたような。それだからこそ、ジーナの中で何かの一線を越えてしまったことも明らかだった。次の瞬間、ジーナは閃
    アンヌ さん作 [320]
  • 青い瞳の転校生 第15話

    ときめき 8 3時を回った頃、林のホイッスルが鳴った。 一度、民宿へ戻って、着替えてから、リクレーショの予定であった。 民宿へ戻る途中、1班の6人は、言葉少なだった。 特に隆は、女子とは離れて歩いた。 スージーは“隆が変なのは、自分のせい”と思い込み、寂しそうな顔をしていた。 ひとみは、気掛かりではあったが、どうする事も出来ずにいた。 島田勇二が、隆の横に並び、話し掛けた。 「隆!お前、スージー
    内田俊章 さん作 [375]
  • ユニゾンハーツ ?−3

    真司「そうだろ?ヒビキさん?」ヒビキ『…………』ヒビキは黙ったまま会長を見ていた。真司「薬って一体なんだ?」ヒビキ『…………』そう言う会長にヒビキは鋭い視線を会長に向けた。しかし会長もそれにたじろぐ事なくヒビキを見ていた。そのまま二人が睨み合ったまま数分が流れた時だった。ヒビキが口を開いたのだ。ヒビキ「薬の名前はアルファ。正式名称XAR−44。その薬を飲むとさっきの寄生虫が寄生して膨大な魔力を与
    ラスティ さん作 [421]
  • ユニゾンハーツ ?−2

    真司「大丈夫か?桐原君」達也「おかげさまで」ベットに座りながらそう言うと僕は会長たちに気絶してからのことを聞いてみることにした。達也「あの〜なんか丸一日、寝てたって聞いたんですけど……」真司「ああ、気持ち良く眠っていたよ」梢『寝顔、可愛かったですよ。達也君』梢さん、そんなチェックいりませんよ。ていうか家にずっといたのかこの人たちは……達也「ずっと家に居たんですか?」梢『達也君たちの事もあったから
    ラスティ さん作 [343]
  • ユニゾンハーツ ?−1

    …………………………………達也「…………んっ……ここ…は」目を覚ますとそこは見覚えのある部屋だった。達也「僕の…部屋?」そこは紛れも無く自分の部屋であった。しかしどうして部屋に……?確か関口が倒れたところまでは覚えているのだがその後のことはさっぱりである。その時、ドアが開き、足に包帯を軽く巻いている男が立っていた。言うまでもない裕也である。裕也「やっと起きたか……大丈夫か?」達也「大丈夫だけど…
    ラスティ さん作 [352]
  • ユニゾンハーツ ?−9

    関口「バカ…カ…キサマハ…ジツダンハ…ツウジナイゾ」裕也「実弾はな……でも魔力弾ならどうだ?」そう言うと裕也は左手に持っていた銃を腰の左のホルスターしまうと右のホルスターから銃を取り出した。その銃にもナイフが装着されておりさっきの銃よりも少し大きめの銃だ。裕也「こいつは俺が作った銃でね。魔力弾が18発装填で魔力弾は1発につき5回も撃てる代物だ」関口「ナッ!?…ツマリ……」裕也「そう…お前の硬い皮
    ラスティ さん作 [361]
  • ユニゾンハーツ ?−8

    ミサキはもう一度、剣を見たがさっきのように黒いオーラはでてはいなかった。ミサキ(さっきのは…いったい……?)あの黒いオーラそして一瞬だけ見えた黒い剣………桐原さん……あなたは…いったい……そんな時だった。後ろから音がして振り返った瞬間、衝撃とともに横に飛ばされた。ミサキ「キャッ!!………な、何?!」見るとそこには関口が立っていた。しかしさっきまで違うところがあった。背中から鎌状の触手が4本生えて
    ラスティ さん作 [382]
  • ユニゾンハーツ ?−7

    達也(薬……?)薬って……いったいなんの話をしているんだ?ヒビキは?僕はヒビキに目をやるとヒビキはまだ真剣な眼差しで関口を見ていた。ヒビキ『あの砲撃魔法の属性は…闇。つまりそれと対になる属性…光の防御魔法を使っただけよ』関口「ナゼ……キサマガ…アノ…クスリ…ノ…コトヲ…シッテイル……!」関口がそうヒビキに問うと少し笑いながら答えた。ヒビキ『フフッ……あの薬はね、負を媒体にして作られているから…だ
    ラスティ さん作 [392]
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