携帯小説!(PC版)

トップページ >> ファンタジーの一覧

ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。

  • デストロイデイ??

    −二日後三人は朝紀の家にいた。休校になり山ほどの課題が出たからだ。「朝紀、ちょっと数学教えてくれ。」「私は古文が分かんないんだけど。」「おまえらは馬鹿か。さっきから十回は聞いてるぞ。」呆れ返って朝紀はシャーペンを置いた。「いいじゃないか。頭いいんだから。」朝紀・・・1位、義春・・・109位、小夜・・・268位/300「全くよ。スポーツも出来て勉強も出来るなんて、不公平すぎるわ。福沢諭吉のウソつき
    りょー さん作 [321]
  • 梟は二度鳴く(10)

    わずかな明かりをつけターゲットはこちらに背を向けて椅子に座り酒を飲んでいた。しかし一人だった。予想外の出来事は常に起こり得る。ミケーロは腹を括った。するりと風のように部屋の内側へ入った。ターゲットはわずかにぴくりと反応したものの振り返りもせず特に気にした様子もない。ミケーロは静かにゆったりとナイフを鞘から抜き出した。運の悪いことに持っていたグラスにナイフが反射した光が映り込んだのかターゲットは振
    なつ さん作 [259]
  • 梟は二度鳴く(9)

    ターゲットの家までは車で30分ほどかかった。家というより館といった方がふさわしいほど大きいのだが、ミケーロはその五百メートルほど手前で車を降りるとそこからは足で歩いた。家は白く高い塀でぐるりと囲まれていており、塀の上には鋭い鍵爪のような歯が並んでいた。そしてところどころに監視カメラが取り付けてある。それらはそこに暮らす人物の用心深さを物語っていた。しかしミケーロは動じなかった。すでに資料で確認し
    なつ さん作 [235]
  • 悪魔の子 ソフィア 1

    僕を見守っていた瞳僕を撫でてくれた手僕に安らぎをくれた胸僕を愛してくれた母僕を育ててくれた父僕に幸せをくれた日常イマ…スベテガコワレタ何者でもない僕自身の手で…赤く染まる母と父赤く染まる故郷赤く染まる僕の体青く透き通る空そんな空を僕は眺めて泣いていた悲しみ…後悔…全ての負が僕を襲う僕は新たな町に向かう全てを壊すために…全てを赤く染めるために…
    Heart さん作 [250]
  • 子供のセカイ。37

    女はすぐに美香たちの後方にある泉に近づいて小袋に水を入れると、王子を追い払って美香の服をまくり、腹に直接ひんやりとした水袋を押し付けた。「お前は?」ぐるりと百八十度王子の方に振り返った拍子に、女のフードがパサリと落ちた。黒髪に黒い目、それも漆を塗ったような濃い黒だった。顔立ちは東洋系で、大きな瞳に分厚い唇をしていたが、鼻は小さく、彫刻で彫ったような切れのある美しい顔立ちをしている。肌は浅黒く、よ
    アンヌ さん作 [357]
  • 梟は二度鳴く(8)

    ミケーロは自分のワンルームの安アパートに戻った。部屋は見渡す限り生活感を感じられないほど小綺麗で殺伐としていていた。唯一本棚に入りきらず乱雑に山積みにされたなん冊かの本がその場を乱していた。ミケーロは去り際にチェーザレから手渡された資料を机の上に並べた。それにはターゲットの個人情報からその家の見取り図まで綿密に記述されていた。彼はターゲットの容姿を頭にたたき込むと計画のプロセスを頭の中で何度もシ
    なつ さん作 [249]
  • エルファ・人形残酷物語25

     応答したのはジャックである。 マルシアやスザンヌが息を呑む。「素っ裸のまま、浴槽の中に放り込まれているのよ! 大変だわ!」と、ルーシーは興奮気味だ。「落ち着けルーシー! その子の様子はどうなってる?」「体をロープに縛られているの! 口と目はガムテープに塞がれて酷い状態。頭は髪の毛が抜き取られてツルツル状態だし、体中キズだらけになっているみたい」 マルシアがジャックに話しかける。「んまァ、なーん
    ぐうりんぼ さん作 [469]
  • エルファ・人形残酷物語24

    「ソウデショウ? 子供タチ優秀ダシ、私ノ自慢ダワ」「…」 …どこか優秀なの?…「ミンナ、元気ダシ」「全部で何人いるの?」「29人ヨ」「29…」 …え? 29人?… ルーシーがさっき、ざっと数えたところでは28人にしかいなかった。 用意して来た土産品の数は29個だけど、そう言えば1人…1個余計持って行ったっけ。 では、あと1人は?「28人にしかいないって、どう言う事かしら?」 2人の会話を聞いてい
    ぐうりんぼ さん作 [449]
  • 紅い女神〜セリアノスの騎士?〜

    「リュウ」ウリューゼアは突然の来訪者に驚いて、名を呼んだ。「炎の部族の長殿。王より正式な依頼で参りました」リュウは恭しく頭を下げてウリューゼアを迎えた。「王政国討伐隊隊長殿、よくいらしてくださいました。歓迎いたします」ウリューゼアはすぐに紅い国の代表者のように振る舞って、リュウを迎えた。謁見は滞りなくすみ、二人はウリューゼアの部屋で話を始めた。「どうしたのよ、こんな時期に、それも出陣直前に正式に
    おねえ さん作 [271]
  • 子供のセカイ。36

    影がヤシの木の後ろからゆっくりと現れた。二人はまずその身長の高さに驚いた。裕に百七十センチは超えている。そして、ピンク色に見えたマントは、実はカーキ色だった。二人共リリィへの恐怖により目のレンズが歪んでいたらしい。マントに全身をすっぽりとくるみ、フードを被っていて、顔がよく見えない。ただ美香の読み通り、女だという点については間違いないようだ。男にはない繊細な鼻や顎のライン、肩幅の狭さからそのこと
    アンヌ さん作 [397]
サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス