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ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。
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ユニゾンハーツ ?−4
ヒビキ『そんなところで何をしているのかしら……このクソ会長!』真司「何って……昼メシだが?」ヒビキは会長を睨み付けてたまま負のオーラを悶々と出していた。そんなヒビキを見ながら会長は口を開いた。真司「で……何か用かな?」達也「えーっと…とりあえず降りて来てもらえませんか?」真司「そうだな。わかった」そう言うと給水タンクの上からぴょんと降りると会長は僕の前に立った。真司「何かな?」達也「はい。実はひ
ラスティ さん作 [365] -
梟は二度鳴く(3)
「それで用件は?」ミケーロは促した。するとチェーザレはすっと表情を変えた。それだけで場の空気は痛いほどに張りつめた。女たちの表情が強ばる。チェーザレはゆっくりとミケーロに歩み寄った。「今夜召集がかけられた。お前も来い」そうミケーロの耳元で小さくささやくと、ぱっと表情を戻し女の肩に腕を回した。「わかった」ミケーロがそう答えると、チェーザレは小さく微笑み、きびを返して去っていった。ミケーロはその後ろ
なつ さん作 [272] -
トラップ
トラップ「なんだよこれ」今まで口を開かなかった光輝がつぶやいた。ぼくもそのとうりだと思っていた。この地球の一番すばらしい青空だってドンより黒ずんだ色に染まっている。「ってかさなんでおまえここが五年後ってわかんだよ。」ぼくはなにもいわずに自分がつけていたデジタル時計を指したそこにはしっかりと2014年8月9日となっていた。光輝はわかったわかったと慌てて言った。「じゃあこのあとどうする?」「とりあえ
りーふ さん作 [297] -
梟は二度鳴く(7)
沈黙が降りた。チェーザレはなにかをいいかけて、その言葉を飲み込んだ。「一人で乗り込む方が成功率が高い」ミケーロが断言するとチェーザレに少しの逡巡が走った。「こんな小さな件にリスクを犯す必要はない」「俺一人を失うことがリスクになんかならない。使い捨ての駒だよ、おれは」「いや、だめだ」チェーザレは珍しく感情的になっていた。「悪いが‥…おまえの主観で俺によけいな付加価値を付けないでくれ。正直不快だ」残
なつ さん作 [234] -
梟は二度鳴く(6)
「今夜?」さすがにミケーロも驚きの声を上げた。「早ければ早いほどいい。ああ、あとな頭以外の人間は殺すな」「なぜ?」「朝起きたら組織の一番上の人間が死んでいる。いつ、だれが、どうやって殺したのかすらもわからない。そんな状況を作り出すんだ。残された連中の恐怖を考えて見ろ。B級ホラー映画の主人公にでもなった気分だろうな。そしてそいつ等は生き証人として世間に俺たちの畏れを広める」「けれどそれじゃあ俺たち
なつ さん作 [252] -
Thiteen's story 〜家への謎の訪問者〜?
「ユウキここは?」と、ユウキとルイが田中と表札に書いてある家の前で止まったので、ミサトが聞いた。「1番目の被害者の家だよ」と、ユウキが答えた。「あっそうそう、うちら黒北第3中学の事件研究会ってことにせえへん?怪しまれんと思うし」と、アスカが言った。みんな色々文句を言ったが渋々納得した。インターホンを鳴らすと、30代後半の女性がでてきた。その後居間までとうしてもらい、話しを聞かせてもらった。話しに
でんちゃん さん作 [202] -
デストロイデイ??
「お前はバカだな〜。人間は六〜七割は水なんだぞ。まぁ三割使ったら死ぬけどな。」「ついでになくなった水分はどの水からも補充出来ますよ。」「よく分かった。契約もすんだなら早く帰してくれ。帰りが遅いとおふくろが心配するからな。」そう朝紀が言うと納得したようにうなずくペンとギン。不意に真っ青な空間が歪み、消え始めた。−目を開けるとそこには蛍光灯と見慣れた四角い窓があった。「戻って来たな。傷もないし。多分
りょー さん作 [277] -
子供のセカイ。35
しばらくそのままでいると、ザザッと砂を踏み荒らすような音が聞こえた。二人はびくりと身を固くし、振り返る。二人の背後にはヤシの木がいく本か生え、乾いた木肌が薄闇の中、微かに浮かび上がって見えた。その太い幹の後ろに、服の裾がはためいた。誰かいる。美香と王子はしっかりと抱き合い、同じ恐怖が背中を這い上がるのを互いに感じた。服の色は、心なしか、ピンクがかっているように見えたのだ。リリィのワンピースもピン
アンヌ さん作 [381] -
梟は二度鳴く(5)
「馬鹿な奴らだ」チェーザレは酒をあおりながらつぶやいた。ミケーロは会合後チェーザレの私室に通され、二人で静かに飲んでいた。「まあ、しかし久しぶりに楽しくなりそうだ。最近じゃものをしらないよそものでもなければ俺たちに喧嘩売るようなまねしないからな、見せしめの意味でも潰す」そういったチェーザレは本当に楽しそうだった。「今回の件、指揮の全権は俺に任された。働いてもらうぞミケロット」「わかった」ミケーロ
なつ さん作 [249] -
魔法世界への出発
ローブ姿の男はドアを開けてでていった。『では明日』だということは、明日本当に迎えにくるというのだろうとそこにいる3人が思った。「それで和也、お前はどうするんだ?」父親が和也に聞いた。「僕、行くよ!行きたいんだ!」和也は声を荒げて言った。「そうか…、ならば止めないよ。和也の好きにしな。母さん、いいね?」父親が母親に聞くと母親は黙ってうなずいた。出発の日和也はローブ姿の男と一緒になって家から出た。両
スミス さん作 [231]