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ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。

  • pain11

    フェンリは、少しだけ下から私を見つめた。私は心を鎮め、フェンリを見下ろした。フェンリは少し間を置いて話始めた。「悪かったよ。不謹慎だった。でも、俺だって何も考えてないわけじゃない。ただ…少し思うところがあって。とにかくわかってほしいのは、俺は周りが思うより、真剣なんだ。アリスのことも、ちゃんと思ってる」肩に置かれた手から、フェンリの体温が伝わる。真っすぐな視線から、強い意思が伝わる。「…わかった
    ミア さん作 [209]
  • pain10

    フェンリの指差すほうを見ると、道が消えているのが見えた。「あ−…まずいな」私は呟いた。崖の一部が崩落し、吊橋が落ちてしまっている。「どうする?アッシェン」フェンリは私の顔を覗き込んだ。「仕方ない。別のルートを行こう。来た道を戻って、森の外を回り、ピオン山を上るしかない」「ピオン山って…クフェンシスの棲みかじゃないか!」フェンリは叫んだ。クフェンシスとは、大型の獣で、人を襲う。「他に道がない」「海
    ミア さん作 [196]
  • ユニゾンハーツ ?−2

    その調べ物の内容とはこのようなものだった。隼人「ひき逃げ事件についてだ」達也「ひき逃げ?」そういえば昨日にもまたあったと今日のニュースで見た。ちなみにヒビキの事故はそのひき逃げ事件とは関係ないみたいだ。達也「で…そのひき逃げ事件がどうかしたの?」隼人「ああ…俺の調べによるとどうやらひき逃げにあった奴らはこの学校の生徒らしいだ」達也「えっ!?でも先生たち何も言ってなかったけど……」隼人「学校が伏せ
    ラスティ さん作 [432]
  • 子供のセカイ。33

    それからどうやって領域を越えたのか、あまりよく覚えていない。ただこの忌まわしい場所から早く離れたくて、美香は傷ついた体を駆使して想像の力を使いまくった。ぐったりとした王子の体を宙に浮かせたり、煙突のてっぺんまで直通の歩きやすい階段を作ったり……。そして気づいた。ここでは想像の力は無限の力ではないのだと。美香は力を使えば使うほど何も考えられなくなっていき、瞳が虚ろになっていくのが自分でもわかった。
    アンヌ さん作 [386]
  • アトラティウス島冒険記 2

    そんな事もあり、人々は[終わりの塔]に目を差し向けなくなってから1年紀が過ぎた頃のある朝、[終わりの塔]から黒い煙があげられた。煙は瞬く間に空に舞い上がり、最初に上がりはじめてから24時間の時がすぎる。次の日の朝がきても人々に朝の日差しが届く事はなかった。南の大地は黒い煙に覆われた。幸運にも[山賊]の砦がある[仕切りの山脈]のおかげで北の大地までには届かなかった。[山賊]とは欲にしか目がない落ち
    かねしろ さん作 [269]
  • アトラティウス島冒険記

    アトラティウス島第9年紀(人間暦450年)はじめあの日(アトラティウス島第4年紀)から続いた長い平和に幕がおり、人々に迫り来る新たな戦い、冒険が始まるこの物語の初めは、アトラティウス島第7年紀(人間暦350年)までさかのぼる事になる。その国の神は人々の心の中にある欲にあきれていた。嫌気がさした神は、人々の国を二つに分裂さして、人々の故郷でもある[はじまりの森]も分裂さした。それだけではなく、人々
    かねしろ さん作 [289]
  • pain?

    「どうも解せないが…仕方ない、右に進もう」私はフェンリに合図した。「りょーかい」フェンリはぴょんと向き直り、再び私の数メートル前を歩き出した。まったく、歳の割に子供っぽいやつだ。彼の背中を見ながら私は思った。フェンリは十代半ばのはずなのに、まるで幼児のような言動をする。かと思えば、妙に大人びたことをいうこともある。天然なのか、演じているのか−…。「アッシェン」フェンリが急に振り向いた。「どうした
    ミア さん作 [206]
  • 皇龍の騎士

    通路を歩いて行けば、やがて目の前に光が現れた。歓声が沸き起こる…司会「さて、続いての入場は…今大会優勝候補、正規軍一番隊隊長の“ガイウス”!」会場の熱気はピークに達し、自らの緊張が高まる。相手が入場し終え目が合った。その目は、今までに見たことの無い雰囲気を漂わせていた…。司会「それでは準決勝…開始!」---------------気が付けばベッドの上に寝かされていた。ふと目を開けば医者が駆け寄っ
    自由 さん作 [312]
  • 子供のセカイ。32

    これが最後の質問だ。そう心に決めて、美香は重い口を開いた。「……リリィ、殺したいほど叔母さんが憎かったの?」「……?憎かったよ?だって私をいじめるんだもん。」「……じゃあなぜ自分で戦わないの?王子を操ってこんな酷いことをさせて。胸が苦しくなったりしないの?罪悪感はないの?」リリィの答えは単純明快だった。「ないよ。だってこの人さっき自分で言ってたじゃない。自分は王子だから、魔女にやられちゃうんだっ
    アンヌ さん作 [401]
  • スペース・ブレイザー 006

    『係の人に従って、 避難して…!?』……………………ッ!?途中から声が聞こえなくなった。「なんだってんだ!?」カイトは周りを見回す。「ッ!?」(なんだあれ、見たことねー機械ッ!)(あそこは確か、フリールーム!)親父が話しかける。「おい、カイト逃げるぞ!!」(おもしれー!最高にいいね!)ダッ!!「おい!!カイト!!」「あの子、こういうハプニング大好きだから…!」「まったく…
    ファイネストナイト さん作 [251]
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