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ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。
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pain?
「うわあ…涼しいな」フェンリは、私の数メートル先で一回転し、辺りを見回した。「…アッシェン?」私ははっとフェンリを見た。「すまない。考え事をしていた」「もう〜」フェンリはぷいっと振り返り、先を歩き出した。「あれ?アッシェン。道が二手に別れてるよ」フェンリは先を指差した。「なに?…おかしいな、一本道のはずだが」私はフェンリの指差すほうへ歩み寄った。そこには看板があり、「右チルビノ、左ザンネの洞窟」
ミア さん作 [236] -
ユニゾンハーツ ?−1
達也「ふぁ〜〜………眠い」美奈「にぃに、寝不足?」学校の玄関口に入るや否や僕は大きなあくびをした。かれこれ何回目だろう。それもこれも全部、美奈のせいだ。達也「おまえが夜中まで騒いでたからだろが!それと学校でにぃに言うな!」美奈「アハハ、ごめんね!お兄ちゃん!じゃあね〜!」そう言うとヒラヒラと手を振りながら美奈は自分の教室に向かって走り去って行った。僕も上履きに履き変えると自分の教室に向かって歩き
ラスティ さん作 [448] -
ユニゾンハーツ ?−2
………………………………??? ??:??暗闇の中を誰かが歩いている誰かはわからないがゆらりゆらりと足取りがおぼつかないがわかった。他人から見れば薬物中毒か何かではないかと思うような足取りだった。外見から見ると16、7歳ではないだろうか……一瞬、雲から覗いた月明かりが彼を写し出した。着ている物を見ると大きめの紺色のコートを羽織っていたがそのコートのあちらこちらに赤いものがこびりついていた。そして
ラスティ さん作 [405] -
紅い女神〜セリアノスの騎士?〜
晴れ渡った空の下、こんなに穏やかな平和な所で戦があるなどと思えないような日和の中、騎馬に跨った重装備の者達が別れ道で立ち止まっていた。「ではな」リュウは手を挙げてもう一つの隊を指揮する副官に声を掛けた。「隊長、お気をつけてください。あなたが向かう方がかなり危険だと伺いました」「心配してくれてる?」「あ、当たり前です!」副官は照れながら答えた。「大丈夫だよ。心配するな。青き国も変わらず危険な場所に
おねえ さん作 [310] -
Sky at dawn〜青の夢〜3.>>>
クルー「お目覚めですか。」 目が覚めると、クルーが心配そうに見ていた。 ロラン「クルー…どのくらい眠っていた?」 やはり あれは夢。 クルー「1時間くらいです。もっと眠っていたらどうです。」 あの声はクルーだったのか? いや…違うな。 ロラン「ソア‥たちは、どうしたんだ?」 クルー「城を見て回ると言っていました。」 ロラン「そうか…。」 きっと生存者を捜しているのだろう。 本来ならば自分がやら
葵 さん作 [355] -
エデン
此処はとある協会。シスターや白い服を身にまとった司教とその見習い。そこまではよくある光景だ。ただ此処には黒い服をまとった人達が何人もいる。コツコツ…大広間に何人もの黒い服の人達が集まるなか一人白い司教が前に立つ。「これからお話することは皆さんにとって酷なお話になるでしょう。」一人の黒い服の人が白い司教に尋ねる。「どういう意味でしょうか?リキ元帥。」司教…リキ元帥は小さなため息をする。「この協会の
いー さん作 [320] -
ロストクロニクル8―3
「おーい!ったく、あいつらどこ行ってんだよ!迷子になんじゃねぇよ!」ウェドは迷子になっていた。腰の高さ程もある茂みの中、ひとりさ迷っていた。「海なんて見えて来ねぇじゃねぇか!・・・んっ?」ウェドは静かに耳を澄ました。(離して!離してよ)意味の分からない言葉が聞こえてきた。急いで声の方へ駆けて行くと、そこに、海賊に捕らえられている女性がいた。その奥には男性もいた。「そんな大勢で女を捕まえて楽しいの
五十嵐時 さん作 [425] -
ロストクロニクル8―2
「あっ!見えてきた!」パールが前方を指さしてそう言ったのは、クレイラを出発してから、約半日が過ぎたくらいだった。腰の高さ程もある草をいくつも掻き分けると、それは視界いっぱいに開けた。「海だ!」タクトにとっては初めて見る海だった。今まで見てきた景色の中でいちばん綺麗だと思った。海の前には、きれいに敷き詰められた砂があり、その先には永遠に続いているかのような蒼が視界いっぱいに広がっていた。「そろそろ
五十嵐時 さん作 [420] -
スペース・ブレイザー 005
宇宙エレベーターの扉が開く。目の前は俺が、想像したどおりの世界だった!!思わず、口を開く。「スゲー!そこらじゅうロボットだらけじゃん!」ただ、宇宙と言えば、無重力の世界で、体が浮かぶもんだと思ったが、コロニー本部は地球の環境と同じらしい。親父が本部コロニーセンターに向かっていった。「親父、どうしたの?」母さんはあたりまえのように言った。「荷物を取りにいったのよ」「ああ、そうか、そういえばそうだな
ファイネストナイト さん作 [238] -
子供のセカイ。31
「あ……、」ありがとう、と言うべきなんだろう。美香は王子のお陰で左腕を失わずに済んだのだ。しかし、実際に目の前で奇妙な姿勢でうつ伏せに横たわり、徐々に広がっていく血の池に沈んでいる魔女の死体を眺めていると、とてもそんなセリフは言えなかった。ただ吐き気が込み上げた。おぞましく、汚ならしい。全てすべてスベテ。魔女も王子も剣も火かき棒も美香自身さえも――。「美香ちゃん。」王子の心配そうな声でハッと顔を
アンヌ さん作 [398]