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ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。
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子供のセカイ。24
林の中も野原と変わらず、さんさんと日の光が降り注いでいて美しかった。時折風にざわめく木の葉が、光を踊らせて草の生えた地面にまだら模様を織りなす。もくもくと煙が立ち昇る方角に向かうと、一軒の小さな家が見えてきた。レンガ造りの一階建てで、屋根には煙突が、丸い窓には曇りガラスがはまっている。家全体が錆びた赤色をしていて、レンガの隙間を何かの植物の蔦が這っていた。(可愛いおうち……。)十二歳の少女らしく
アンヌ さん作 [476] -
ユニゾンハーツ ?−2
ヒビキ『精霊たちよ……我に実体ある身体をここに………』そう言うと魔法陣が光りだしヒビキを包んだ。達也「うわぁ!!」光がおさまるとそこにはリュール学院の制服を着たヒビキが長い金髪を少し揺らしながら立っていた。ヒビキ「どうかな?……こんな感じなんだけど」達也「うん……すごい」さっきまで透けていたヒビキの身体はちゃんと実体のある身体になっていた。僕は呆気に取られてしまった。ヒビキ「えーと…確か魔術のこ
ラスティ さん作 [457] -
ロストクロニクル7―19 お詫びと訂正
『ロストクロニクル7―19』において、ダイヤが現れた場面ですが、ダイヤはパールの姿をしているので、鏡の中にいるのは四人ではなくパールを除く三人とダイヤとスペースでした。ここでお詫び申し上げます。これからも『ロストクロニクル』をよろしくお願いします。五十嵐時
五十嵐時 さん作 [394] -
ロストクロニクル7―19
「う〜ん、誰かの日記、みたいです」古ぼけた本を手にフラットは呟いた。「日記?あの骸骨の日記なのかしら?」「きっとそうだと思います。その骸骨は子供だったんじゃないですか?」フラットは本からパールに目を移した。「あんまり見てないけど、う〜ん、そうだったような・・・違ったような・・・」パールは首を捻っていたが、フラットは続けた。「この日記の前半部分は普通の日記のように他愛もない内容ですが、後半になるに
五十嵐時 さん作 [402] -
異世界の旅人 第3話
「・・・・・・・・・・・あっ?」セレンは目を覚ましてから、自分がおかれている状況が一瞬、理解できなかった。さっきまでは確実に外にいたはずだが、いま、自分は見覚えのないベッドの上にいる。「お、起きたか?」セレンはその声がしたほうを向く。そこには20代前半ぐらいだろうか、そのくらいの男が椅子に腰をかけている。「お前何してたんだ?なんか森の中で寝てたらしいが。なんだ?旅でもしてて行き倒れたのか?」「え
チョコレイター さん作 [224] -
龍神族15
『また、いきなりどうして…』『いいから』言われるがまま、僕は佐々木とその兄を入れた。『実はターコイズは──』───え?僕はターコイズのこと──いや、倒れていた本当のわけ──を聞いて、驚いた。 僕のびっくりした顔を見て、いたたまれなくなったのか、親父さんが目を背けた。ターコイズは、僕たちと戦った時のことを長に伝えていたのだ。──僕が人と居たいこと、龍魔神のこと、……そして、ターコイズの本心──。
ぷよ羅 さん作 [239] -
龍神族14
──懐かしい空、懐かしい空気、懐かしい風景、懐かしい建物──…。僕はターコイズの家の前にいた。佐々木と、佐々木の兄ちゃんと。のれんのように布が垂れ下がっている。──この独特の布の使い方はターコイズの家に違いない。僕は思いきって、布をめくった。『こんにちは…。ターコイズ、いる?』龍の言葉(龍神語)で声をかけた。中を見ると、焼け焦げた痕や、血痕が飛び散っていて、そのわきでターコイズが倒れていた。
ぷよ羅 さん作 [218] -
メタル・ファイト 04
あちゃ〜おされてるなぁ。「―・・・」ん?なんか言ってる?「―。俺は人間でドールじゃない。」・・・やっぱり変だ。自分が人間だと思い込んでるドールなんて。いや、そもそも普通のドールに意志があることすらおかしい。これじゃあまるで・・・ガシャア ドドン「な、何!?」―ドカンッ俺、ここで死ぬかも・・・。ティシーの力は予想以上に強かった。反則だろ。あの強さ。強いならもっと最初から強そうな格好してろよな!!!
HARU さん作 [262] -
メタル・ファイト 03
「さーて、次の試合はNO.56小さいボディに高戦闘武器を持った子型ドール、ティシー!!!」「対する相手は昨日入荷されたばかりの未知能力ドールNO.81、ニキ!!!」わぁぁぁぁぁ 殺っちまえぇぇぇ うぉぉヒステリックな観客の歓声が気持ち悪い・・・。ニキは思った。会場にこもった人間の臭いと熱気に吐きそうになる。それにしても、あんな小さな女の子まだ出場するのか。いや、アンドロイドか。・・・逃げないと。
HARU さん作 [267] -
異世界の旅人 第2話
「お、着いたぞ」レミアスは正面に見えてきた、泉の方向を指差す。「なんかわくわくしてきたなー」レミアスは続けてそう言った。・・・・だが、泉には別に変わったところはなさそうだ。セレンは安心したような、残念なような、複雑な気持ちになった。「おいおいおい、まじかよ」レミアスは悔しそうに呟く。それも、そのはず、ここの泉は、街の人の話によると、最近になって幽霊のような人影の目撃談が相次いでいるらしい。ちなみ
チョコレイター さん作 [237]