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ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。

  • My Dust Memory 3

    無惨にも埋められた鋭い牙に、戒音の鼓動が躍動する。「月が・・」戒音の視界が、真紅に染まってゆく。力なく垂れ下がった腕。赤と黒が交わってゆく。戒音の瞳が、真紅に染まる。その口元から、牙が覗く。人であった思考が失われてゆく。垂れ下がった腕が、闇色の髪に埋められる。凄い力で髪を引かれ、喉をのけ反らせたクレイの唇に笑みが浮かぶ。その喉元に、鋭い牙が喰らいつく。頭上の月が真紅に染まっていく光景を、冷めた瞳
    戒音 さん作 [396]
  • My Dust Memory 2

    「神輿の件で、文化祭延期だなんて信じられない」口々に女子がぼやくのも無理は無い。戒音はあの騒動で駄目になった書類の後始末に自習の時間を費やす羽目になり、深い溜め息を漏らす。何故、神輿が崩れたのか原因はわからない。「失礼しました」臨時職員室から出た戒音は、もう夕暮れを過ぎて暗くなった校舎に取り残され、慌ててクラスへ戻る為に階段を駆け上がった。もう随分外は薄暗い。帰る頃には真っ暗だなと覚悟してクラス
    戒音 さん作 [378]
  • 闇の剣士

    夜の森を夜の闇にもまけないほどの漆黒のマントを羽織った男が歩いていた。彼の名はクロウ、旅の剣士だ。「今日はここで野宿だな…」一人つぶやいた、その時どこからか子供の叫び声と男達の怒鳴る声が聞こえてきた。クロウが声のした方へ行くと、そこには傷ついた少年を武器を持った三人の男達が囲んでいた。「このクソガキが!面倒かけやがって!」男の一人が少年を蹴り飛ばす。「ゲホッ、ゲホッ」少年が苦しそうに咳込んだ。「
    黒い人 さん作 [235]
  • 平行世界の住人

    この世には平行世界と呼ばれるふたつの世界がある「アロマニ」「レイウォル」このふたつの世界は表裏一体、いままで交わることはなかった、そう、いままでは…〈アロマニ〉夜更けに街では、二人の少年が街はずれに向かっていた、「おーい、レミアス、ホントに行くのかよ」緑の髪をした少年が青髪の少年に問う、「バーカ、もとはといえばセレンが町外れの池から光がでてたって、言ったからだろ?」セレンと呼ばれた少年は今朝のこ
    チョコレイター さん作 [244]
  • 時と空の唄14-4

    「あと、ヒトリ。」口元を歪め、カロウドはランスォールにも剣を降り下ろした。「ランス!」「く…っそ、なんて強さだ」連続して繰り出されるカロウドの攻撃をランスォールは受け流すだけで精一杯だ。いつの間にか、祭壇まで追い詰められていた。「くっそぉ…」「『風よ 我に従え嵐よ 吹き荒れろ』!!」壁に追い詰められたランスォールを助けようとシーラの風の刃がカロウドに突き刺さる。しかしカロウドはそれを気にする様子
    花神ミライ さん作 [305]
  • My Dust Memory 1

    「瀬条花音、17歳か。彼にしては大胆な行動に出たものだね」投げ渡された書類の写真を一瞥して、男は口の端を吊り上げる。「これが伝説の闘神か」校門を潜ると、文化祭が目前に迫った生徒達がメインの神輿の骨組みを作っている。今日は委員会や部活の打ち合わせが予定されている戒音は、慌ただしく校舎の方に駆け込んだ。校舎に入るなり、黄色い悲鳴が飛び交う女子に遭遇した戒音は、眉をひそめた。最近、二学年に転入して来た
    戒音 さん作 [430]
  • 姫は変われるのか100

    星「凜!純が来てるよ!」凜「え!?」星「外に行っておいで?」凜は頷いて、純のいる場所へ行った。純「急にごめんな。どうしても話したいことがあって。」考えて言った。純「自分では気付くことはできなかったけど、その人のことを目で追ってて、自然とその人の話ばかりをしてて、自然と好きになってたことに気付いたんだ。果穗に辛い思いばかりさせていたけど、その人のことは、辛い思いをさせないように、寂しい思いをさせな
    みぃやん さん作 [320]
  • 姫は変われるのか99

    母と果穗母は同じ質問をした。果穗は答えた。果穗「喧嘩をした時もありましたけど、仲間だってことには、変わりないから、今こうして仲がいいんです。」母はうなづいた。母と星母はまた同じ質問をした星「私達は何があっても、仲間のままです。それは、変わりないと思います。」母「そう。」母と有栖母「学校で何かあったら、必ず言いなさいよ!」有栖「はい!」母は有栖が自分から、離れるのが初めてだったから、凄く心配をして
    みぃやん さん作 [301]
  • 麗しの茨姫(NOAH)4

    「木月海斗、十七歳。ほぉ。なかなか現実の彼も魅力的だ」書類に目を通した出雲は、フレーム無しの眼鏡を机の上に置いた。「先輩知らないんですか?如月海斗って名前で彼、一番人気のモデルですよ!それにしても、大財閥の木月家の跡取りが、余裕ですねぇ。先週はあの一件もありますし」「饒舌ですねぇ。木下君。でも饒舌が命取りになる場合も、ありますよ」先週からNOAHコーポレーション本部は騒がしい。「よりにもよって、
    戒音 さん作 [373]
  • 姫は変われるのか98

    母と凜母は凜に学校が楽しいか、どうかを聞いた。凜はこう答えた。凜「はい。最初来た時は、悪そうだと思ったんですけど、いろんな人が悩みを抱えていて、それで殆んどの人が、変わったんだと思いました。」母「そうなの。」凜「しかし、星がいじめられていました。けど、すぐに終わりました。私は、三人の誰かが、離れるんじゃないかと思っていて、それが現実になってしまい、喧嘩になりました。けど今はそんなことありません。
    みぃやん さん作 [286]
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