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ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。
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pain?
「一先ず今日はベラ湿原の入口にあるチルビノまで行こう。今から急げば、夜には着く」「そーだね」フェンリはにっと笑った。「でもさあ、ダニエルはよく僕らを行かせるよね」「止められてもおまえは聞かないだろう」私はフェンリをちらっと見た。「そーだけどぉっ」「ダニエルの狙いは、アリスを救うことじゃあないよ」「どういうこと?」フェンリは足を止めた。「ダニエルの目的は、私をリヒネに向かわせ、軍にダメージを与えさ
mia さん作 [210] -
ロストクロニクル7―17
タクトはすぐにはパールの言葉が素直に受け取れなかったが、今までの状況を振り返ってみれば、パールの言っていることも頷ける点があることに気付いた。「ほら、あれを見て」パールの指さした方を見てみると、自分の姿とウェドとフラットの追い回されている姿が鏡の中にあった。「大変だ!早く助けないと!」「ちょっと待って。その前にこれを」パールから手渡された物は、ちいさな飴玉だった。パールはこの飴玉をなめているよう
五十嵐時 さん作 [353] -
子供のセカイ。20
目を開けると、月は地面と平行に空を飛んでいた。たまに降下し、また水平になり、ずっと繰り返しだ。どうやら美香がいた山は、そうやって段々が連なるそれなりに高い山だったらしい。とても一人では降りられなかった、と美香は思わずため息をついた。やがて地面が見えてきた。月はふわりと地面に落ちると、次の瞬間にはスッと離れていった。美香は自分がいつの間にか草の上に座り込んでいるのに気づいた。傍らに月と共に浮かんで
アンヌ さん作 [385] -
姫は変われるのか95
歩いていると、有栖と星に会ってしまった。星と有栖と凜星「こんな所で何してるの?」凜「別に。二人は?」星は返事をしなかった。凜「私はこうなるってわかってたよ。」星「え!?」凜「私用があるから。」凜が歩こうとした時…有栖「凜、待って!」立ち止まった。有栖「凜は言ってくれたよね。どんな時でも側にいてくれるって。」凜は後ろを向いたまま、頷いた。有栖「それって信じていんだよね?」凜は頷いた。星「だったら、
みぃやん さん作 [265] -
姫は変われるのか94
カレンと凜カレン「勉強って、どうしてやらないといけないの?」凜「未来とか、自分のためかな。」カレン「覚えていても意味はないんでしょ?」凜「意味はないけど、覚えていて、損はないでしょ?」カレン「うん。テストってどんな問題が出るの?」凜「先生によって違うよ。基本が出来れば、少しは出来るよ。」カレン「じゃあ、基本だけやれば。」凜「それじゃ応用は出来ない!だからテストの点数も上がらないの!」凜は怒ってし
みぃやん さん作 [252] -
姫は変われるのか93
翌日…カレンと愛香は凜の家が知らないから、果穂と一緒にいくことにした。果穂は二人が喋っている中には入れなかった。30分経って三人は凜の家についた。カレン「お邪魔します!」凜「親は1ヶ月くらい、いないから。」カレン「親いなくていいな。」凜は親がいなくて、一度もいいなんて思ったことなんてなかった。父は亡くなってしまい、母とは離れ、でも凜は今を楽しそうと思っていた。カレン「勉強ってどうやってやるの?」
みぃやん さん作 [272] -
姫は変われるのか92
ひまわりが急に三人を呼び出した。凜と星と果穂に話をした。雛「有栖のことなんだけど、好きなのはわかるけど、守ってるだけに感じる。」ひまわり「自分の意見とか言えてない気がする。それって、本当の友達じゃないと思う。」三人は二人の言ってることが正しいと思っていた。言われる前まではそれでいいと思っていたけど、初めて二人に言われて、それじゃいけないんだって思いはじめていた。そして、凜と果穂は有栖から離れて二
みぃやん さん作 [271] -
姫は変われるのか91
ある日、春斗と未来が有栖に話かけている所を愛香は見てしまった。教室に入りづらくなり、教室の前で立ち止まっていた。その様子を見ていた加奈が愛香の所へ行った。加奈「どうしたの?」愛香「本当に有栖のこと好きなのかな。やっぱり、カレンの言うとおりなのかな。」加奈「そうだよ。相手だって信じてなかったんだよ。」愛香は好きな人をとられたと思い、信じるのをやめてカレンの方に戻った。カレン「もう戻らないんじゃなか
みぃやん さん作 [244] -
姫は変われるのか90
愛香は悩みを四人に打ち明けることに決めた。愛香「私とカレンは昔から、凄く仲良くって、明るくて友達はたくさんいた。いつも二人でいても、必ず毎放課違う人達に声かけられてて、相談とかいろいろ聞いてた。けどある日、転校生の女の子がカレンと私のことを凄く嫌ってて、私達の上を目指して、私達より友達がたくさん出来てた。その友達は私とカレンが信じて仲間だって思ってた人だった。それから私達に声をかけてくれる人達は
みぃやん さん作 [256] -
姫は変われるのか89
果穂「愛香おはよ!」愛香「二人とも、いじめが始まったよ!」二人は顔を見合わせて、愛香が走って行く方へ向かった。そこで見た光景は…いじめられていたのは星で、いじめでいるのはカレンとその仲間だった。凜は星のことがどんなに嫌いでも、辛い時など、星の言葉にいつも勇気をもらっていたのを思い出していた。そのことは一度も忘れたことはなかった。その思いがあって、カレン達の前に現れた。カレン「なんだよ!お前、こい
みぃやん さん作 [244]