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ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。
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龍の奇跡
どうしよう…夕夜さんと菊夜さんが戦っているよ…僕が困っていると一人の忍者服を着た男性が僕の腕を掴んだ。夕夜「っ!遥!」菊夜「どこを見ている?貴様の相手はこの私だ!」男「こい!信条遥!」遥「は、離してください!」僕が必死に逃げようとするが男の力が強く逃げられない。その時どこからか声が聞こえた。「いやぁ〜すごい事になってますね。夕夜さん?」夕夜「雷(らい)!来てくれたか!」黄色の髪をした優しそうな男性
ひびりんさん作 [757] -
梅林賀琉2〜治癒〜
病院の廊下は長かったどうも歩けば歩くほど院内はボロくなっていくようだった突き当たりの一番奥の部屋は時代錯誤かと思われるような造りになっていて、僕らはその部屋にどうぞと通されたどうやら診察室らしいが、そこには奇妙な仏像が一体隅の方に置かれていた肝心の亀吉はというと、完全に精気がなくなっているという感じであった為杉先生は椅子に座ると急に人格が変わったように僕たちを怒鳴りつけた「君たちもそこに突っ立って
比呂さん作 [452] -
梅林賀琉2〜大学病院〜
そして、昨日の新聞に亀吉の率いる帝釈軍が例年よりも手強い阿修羅軍に大勝したという吉報があったというしかし、素直に先生は喜べなかったこれもまたどんな因果関係があるのか不明だったが、虫の報せというものなのか、神通力を取得していない先生にも嫌な予感がしたというこの病院を亀吉が脱出してから、先生の感はいっそう鋭くなったのだそして、何とか亀吉の病気が表立って出ないうちに病院に連れ戻したいと思ったらしい僕は、
比呂さん作 [420] -
梅林賀琉2〜亀は万年病〜
彦星はその老医の気配に気づき、後ろを振り向いた「象さん先生」「おぉ、待っておったぞちなみにわしの名は為杉じゃくれぐれもお間違えなきようぽっぽっぽっぽ三千歩」為杉先生は、織姫スタイルで彦星のくだらない冗談に対して負けず劣らず、お爺さんギャグで返した白く細長い顔を撫でながら鷹陽な感じで言うのでどういうわけか、僕は感心してしまったそして、為杉先生はさっそく亀吉のことを話し始めた亀吉は数千年前に亀がよくか
比呂さん作 [448] -
梅林賀琉2〜為杉翁〜
どこから入ればいいか彦星は織姫に訊いていると、背後からひょろ長い翳が現れた やはり、この者も乙姫様のように海の中にいるもとは天人である衆生なのだろうそのような風貌がみられる白衣を着た初老の医者であったちなみに、これまで僕が見てきた天人は皆、人間サイズであるが、後で僕がネットで天人のことを調べると何でもそれは四千とか五千由旬とかいう途轍もない大きさで、まず普通に立っていたら人間と同じ目の高さで話すこ
比呂さん作 [423] -
梅林賀琉2〜恋の方程式〜
「えぇ、勿論」織姫は確信に満ちた表情で言った二重瞼の大きな目に、端麗な佇まいはやはり美しい古代から言い伝えられている織姫という一人の天女―もっと、古風な顔立ちでもいいはずだが、今目の前にいる織姫は今にもテレビ出演のオファーが来そうなくらいテレビ映えのする現代風のはっきりした顔立ちであるどこか、女優の柴咲コウを思わせる容姿でもあったそんな見目形麗しい織姫、彦星とともに性格にちょっと問題があるというか
比呂さん作 [455] -
梅林賀琉2〜織姫の嘘〜
「さっきは私の病気のことは話しても無駄なようなことを言ったけれど、一応参考までに話しても差し支えないと思うから話すわ」そう言うと、なぜか織姫は深呼吸をしたそして、再び話し始めた「私の場合は自分の神通力が使えるのにも関わらず、流れ星特急に乗って海に入る手段を選んでしまったの院長の為杉先生にはそれによって心の中のブルー度数がわからなくなって発症したと診断されたわその後、為杉先生に君の場合は一過性のもの
比呂さん作 [462] -
梅林賀琉2〜為杉病院〜
変態になりかねます」何が変態だそれはお前だろうがこらぁと心の叫びが聞こえてきたが、ここで物議を醸しては数年前の後輩を殴った自分と何ら変わらないここは大人の対応だと思うとさらに返答に窮してしまうのであったそこにさっきまで静観していた織姫の頭の花がパッと光った今度はこっちかと思いながらも何か言いたげであったので、聴くことにした「えふっ、おほほほおほん…仕方ないわね八方塞がりだわここであたしの助言いいか
比呂さん作 [430] -
梅林賀琉2〜彦星変幻〜
「今、亀吉殿は神経衰ジャックになって、オランダに行ってしまいそうですすぐにでも地核の病院に連れて行きましょう」彦星の言っていることはよくわからなかったが、とりあえず近くの病院に連れて行くべきであることはだけわかったしかし、「近く」ではなく「地核」と発音した彦星の真意は訊いておかなければ、またこの先厄介なことになる気がした「僕は今、彦星の言った地核の病院とはどんなものなのか知りたいが、教えてはくれま
比呂さん作 [412] -
梅林賀琉2〜亀吉の暴走〜
だから、僕も亀吉の言葉の一つ一つに頷きながら、なおも受け流していたというよりも話の内容がさっぱりわからなくて困ってしまったのであるそして、ついにタイムを入れたすると、亀吉は突然自虐的になり、はっはっは、俺の話は全く噴飯ものだぜ残飯だったのかじゃなきゃこんなことになんないよな全く俺は人間の屑だ葛餅ならぬ屑餅だはっはっは「亀吉殿、しっかりして下さいけっして、亀吉殿は屑なんかでは御座いませぬ」「バハマー
比呂さん作 [371]