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ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。
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ソードメーカー18―?
鮮血が首筋から噴き出し、ユミナの身体はゆっくりと後ろに倒れていった。ユミナは薄く目を開けて闇夜を見つめながら、混濁する意識の中で、リアの顔を思い出していた。「ユミ姉ちゃん。お誕生日はいつなの?」リアと一緒に綺麗な花を見ていた時、ふいに彼女がそんな事を尋ねてきた。「一ヶ月後の、十三日よ。どうして?」「だって、お祝いしたいんだもん!」リアはさも当然だといったような表情で、嬉しそうに私の手を握った。「
いっと さん作 [704] -
不思議
風の音や雨の音、雪の降る音は、すごく静かだけれど、神秘的な自然のメロディ。夜な夜な始まる素敵な舞踏会。風と踊る木の葉や樹々たち。雨粒で、キラキラとドレスアップして風と踊る。雪の降る夜は、ちょっと特別な夜。神聖で、大切な儀式が始まるから。街を、純白で包み込み、浄化して行く為の儀式。だから、雪の降る夜は、深々と深い静けさが広がる。雪が降らない南の国は、強い風や雨で、浄化して行く。静かな夜は、ちょっぴ
天然mikan さん作 [239] -
エルファ・人形残酷物語11
そして後日… 人形協会から、2人の人形生活アドバイザーがハーレス邸を訪れた。 アドバイザーと言っても、エルファと同じ背丈の動く女性人形である。 エルファとの違いは… 色々学んでいる事と、人間と同じように普通に話す事だろう。 2人はさっそく… 人形部屋の中や子どもたちの様子を確かめようとしたが… 部屋の中には入れなかった。 エルファが子どもたち全員を中に入れて、ドアに鍵を掛けてしまったからだ。
ぐうりんぼ さん作 [396] -
春色☆ふぁんたじぃ
「疲れた…」私は公園のベンチにぐったり座った。みんな春休みなのに、私は補習の帰り…「ミー…ミー」ん?見るとベンチの隣に箱がおいてあった。「こんなのおいてあったっけ…?」恐る恐る開けてみる…「ミー!」すると中から何かが飛び出して来た!ブッ「〜っ!?」くるしい…早く顔から離れて!てか、離れろぉ!!その時、その何かの毛が私の鼻をくすぐった!「ふぁ…べくちっ」我慢できなくなって、くしゃみがでた。まぁ、そ
朝子 さん作 [434] -
翼と少女3
教会を出た紅月・・しばらく、動かず黙り込む・・なぜか、急にものすごい速さで教会から家まで駆け抜けた紅月・・家に着いても勢いは止まらず階段を駆け上がり自分の部屋へ飛び込みベッドの抱き枕に抱きつき枕に向かって「ヤバイーー!!あれって幽霊!?それともう、宇宙人!?なんにしても夜寝れない〜!!」と叫びながら何か握っている事に気付く・・それはさっき拾った十字架だった・・ 紅月は顔が青ざめ、うつむきながら「
紅ひばと さん作 [221] -
ソードメーカー18―?
「姉ちゃん…」ロイは剣を握り絞めながら、ぎゅっと唇を噛んだ。「多くの命を奪った私が生き残る道は残されてはいない。回復して捕まれば死罪は免れないだろう」「…」ラトは厳しい表情をしながら、静かにユミナの元へ歩いて行った。「ユミナ。君はロザラムやロイ君の剣で死にたくは無いのだろう?」そう言って、ラトは剣を抜いてユミナの首筋に当てた。「…そうね。できれば誰の手にもかかりたくなかったわ」「そうか」ラトは頷
いっと さん作 [615] -
心鬼(しんき)?
麗は鉄格子の向こうからする気配に気づき顔をあげる。そこには、慎介が不気味な笑みをうかべて麗を見ていた。麗は慎介を見るなり、恐怖のかけらも見せずに慎介に襲い掛かろうとした。自分を閉じ込めた男に。そして…鬼となりかけた自分を抑えられずに…。 ♪諷哉にそこまで話した拓はキセルを カンッ と鳴らして灰を空き缶にいれる。「…人喰い鬼になった心鬼は、誰一人として見境なく人を襲う…。ダチだ
高柳美帆 さん作 [265] -
おかしな国のハッピーキューピット?????
「これが、今の社会の現状ですよ。」高い木を見上げて、マーヤが言った。しかし、マリアは妙に、反発したくなった。「違うわ。これが全てじゃないのよ。」すると、マーヤが「じゃあ、マリア。君の希望は、なんだ?」マリアは黙ってしまった。だって、忘れていたけど、今うちに帰ったら、きっと、赤ちゃんがいて、自分のことなんか、忘れたみたいに、構ってくれなくなるに違いない。それだけでも、希望なんか、なくなるのに、マー
さき さん作 [315] -
おかしな国のハッピーキューピット???
マジックランドは、子供の希望で成り立っていました。「マーヤ。今から私達は、どこに行くの?」マーヤは即答で「マジックランドの希望を取り戻しに行くのですが…。それには、アナタがたのような、子供が必要なのです。」今、ある国の希望が失われつつあると言うのです。その国とは?つづく?
さき さん作 [312] -
心鬼(しんき)?
「うぅうううぅぅ〜〜!うっ!ぐっ!!」麗が目を吊り上げらせ、自分を縛っている鎖にかみ砕くかのように鎖をはずそうとする。「…やはり同じだよ…。麗…。今のお前は、飢えた化け物だ…。ふふふふふ…。」慎介が鉄格子の向こうから麗をみる。 ♪ゆっくりと視界が広がる…。そこに、髪を無造作に縛っている男がいる。「お?気がついたか?坊主!」諷哉は男の方を見る。男はニカッと笑いながら答える。「い
高柳美帆 さん作 [324]