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ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。
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終末の賢者達 第3回 死闘開始
カゾの街の闘技場は無数の観客達の地響きの如き歓声で溢れ、天まで突き抜けんばかりの青空が広がっている。今まさにマックスとギャラガの死闘が繰り広げられようとしている。「ギャラガに挑むとは何処の命知らずだ?構うこたぁねえ!真っ二つにしちまえ!」この大会は、技術を競い合う表の顔とは別に、賭博という裏の顔を持ち合わせている。ギャラガに大金を賭けた観客達は血気に逸る。「どうだマックス、死ぬ覚悟は出来たか?」
賢人 さん作 [313] -
エルファ・人形残酷物語10
「ザーマス家の家系は、昔から厳格ですからね」「んなもん、関係ないわい。子どもたちを立派にするしないは… エルファだけでなく、おぬしやマルシア・ハーレス夫人の気持ちにも、かかっておるのじゃぞ」「そうかも、しれないけど」「ううん? 何か、心配事でもあるのか?」「ええ、あります」「何じゃ、話してみぃ」「母親であるエルファ自身が、私たちを子どもたちに近づけようともしないから、どうにもならないんです」「問
ぐうりんぼ さん作 [385] -
翼と少女
この物語はある少女と翼を持つ者達の華麗で奇跡のような物語である。 私、沢田紅月、16歳はありがちな高校生であった・・しかしあの時あの場所で大切な事を知った・・ 12月23日 私はたった独り友達もできず高校1年をもうすぐ終えようとしていた・・町の中、私は、ハァ。とついため息をしてしまう。 なぜなら紅月は、はた、から見たらとても目立つ、髪は赤髪かかった茶髪でセミロング、整った顔立ち、スット伸びた足
紅ひばと さん作 [252] -
子供のセカイ。
「それ」がやって来たことは、二階から聞こえてきた悲鳴ですぐにわかった。美香は風呂上がりで、ちょうどパジャマに着替え終えた所だった。天井から聞こえる妹の悲鳴、何かが這いずり回る物音。「また、あいつらだ!」思わず舌打ちすると、美香は洗面所を飛び出した。「あら、どうしたの?」階段の所で、お母さんがびっくりしてこっちを見ている。その脇には、獰猛な目つきをした一匹のライオン。美香は引っつかんできたドライヤ
アンヌ さん作 [622] -
夢の中 2
じゃり … じゃり … 境内に敷き詰められた玉砂利の音が、辺りにこだましました。闇夜に吸い込まれてゆく音を聞きながら、まるでこの世に、私一人しかいないような心地がしておりました。しかし不思議と、寂しさや、恐ろしさは感じることはありませんでした。 一つ…二つ…三つ目の朱塗りの鳥居をくぐると、光の正体が目に飛び込んでまいりました。それは無数の提灯の灯りで
夏蝶 さん作 [361] -
ソードメーカー18―?
アリネスの呟いた感謝の言葉と共に、闇の輝きは夜風に流されてゆっくりと消えていった。ロイは剣を構えてユミナの方を向くと、一つ小さく息を吐いた。「ユミナ姉さん、これで貴方には抵抗する手段が無くなりました。…投降してくれませんか?」「…いい気にならないでよ…」ユミナはロイをジロリと睨んで、ぎゅっと唇を噛み絞めた。「投降して私が助かるとでも言うの!?…あんた、私を馬鹿にしてるのね…」「そうじゃないです」
いっと さん作 [430] -
ある夏の日の一時に4
森を抜けて出た場所は光の雨が降り陽光が暖かい池の辺だったぽう、ぽうと漂い地面に落ちては消えて行く手に取ってみようとするが光りは手を擦り抜けてしまう「不思議なところもあるんだな………」などとつぶやいてみたが思えばさっき通った森も十分不思議な場所だただ違う点があるとすればあの森はよそよそしい雰囲気があったが、こちらはどこか暖かいような雰囲気の場所というところだそんな雰囲気を感じとりながら辺りに何かな
ネリコ さん作 [253] -
ミック・ウォーディー(ミシェルとマイケルとオモチャ屋ウォード)
皆さんの住むこの地球の外には、とても大きな宇宙が広がっています。その中に浮かぶいくつもの星は、皆さんは望遠鏡を通して見るだけで、きっと別世界のように感じていることでしょう。でも、皆さんの周りにもいろんな世界があって、あちこち飛びまわっています。冥王星より遠いものもありますが、近所の犬小屋の中にだってあります。だだ、なかなか見えにくいだけなのです。しかし、子供たちはどういうわけかそういった世界に縁
SHUN さん作 [291] -
ソードメーカー18―?
「これは…?」城内にいる兵士達は溢れ出た闇の輝きを見て、驚いたような表情で腰の剣に手を掛けた。「うん…?」兵士達はその闇の輝きの中にある暖かい感触に、心が満たされたような感じがして、思わず首を傾げた。 「何て暖かい輝きなのかしら…」アリネスは一つ小さく息を吐いて、うっとりとしたような表情で闇の輝きを見つめていた。「左様ですな…」リグラとルークはその言葉に頷いて、目を細めながら闇の輝きをアリネスと
いっと さん作 [457] -
夢の中
今日は、皆様に不思議な出来事をお話致しましょう。私は魔法使いでも、勇者でもありません。ただの一般人であり、普通の人です。ですが、時折不思議な世界に出会うのです。 それは9月の、月が綺麗な夜の事でした。私は丁度、仕事帰りでした。そうですね、確か時間は10時を回った頃だったかと思います。その日は、ほんの少し風が冷たく、凛とした空気が月をより輝かせておりました。 家に着き、車から降りる時、ふと目に入
夏蝶 さん作 [537]