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ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。

  • エンブレム〜序章〜?―?

    「それに…話さないといけないこともあるしな」そう言って先生は若干顔を赤くした。「…?」先生…?「…言うって…、お別れを…ですか?」「?何を言ってるんだ宮野、そんなの決まってるじゃないか」素晴らしく晴れやかな笑顔を浮かべながら先生は答えた。「結婚式の日程だよ」「――」頭を殴られたかのような衝撃が脳内で反響した。「――先せ…」「やはり、式場ではウエディングドレスとやらを着なければならんのかな?私にあ
    S・U さん作 [238]
  • エンブレム〜序章〜?―?

    もう一度声を掛けると先生は暗い笑顔を浮かべ俺の方を見てくれた。「わざわざ、面会に来てくれたのか?ふふ、気遣い痛み入るよ。だが、すまないな…まだあまり体調が良くないんだ…」「…」「ふふ、情けないよな…。私ともあろうものがあれしきの事で…こうまで疾患になるとはな…」そう言って自嘲気味に先生は笑った。「…先生」「ん…?」「…」――言わなきゃ…謝らなきゃ…。そんなことで許されることじゃないけど…。俺が勝
    S・U さん作 [239]
  • ソードメーカー16―?

    「き、君達!どうしてここへ!?」ラトは我に返ると、折り重なっているロイ達五人の側に駆けつけて、怪訝そうな表情で尋ねた。「…いえ…その、とりあえず、手を貸して下さい…うう、重い…」ロイはそう言って、ラトに助けを求めた。「ち、ちょっと、ロイ!重いとはどういう意味よ!これでも去年よりは減量したんだからね!」「…いつ減量してたの?ミリス…」エミリアはロイの腕から自分の腕を抜こうと彼の背中に体重をかけなが
    いっと さん作 [499]
  • ガンザンダン Dside 3

    予想できていなかった事態。エルドの予定ではまだ逃げ回っていなければならなかったが、汽笛はそんな彼を尻目に街中を高らかに鳴り響いた。(鳴っちまったか)彼の後ろからは相変わらず怒号が追う。(追い付かないな、これは)頭の中でそう判断するも、だからといって素直に捕まるわけにもいかない。どうせ捕まるのなら最後まで走り抜けていたほうが良いだろう。退路は断たれたが、結局のところ彼は走ることにした。「はあ・・は
    MR,T,S さん作 [344]
  • エンブレム〜序章〜?―?

    ――お兄ちゃん…人って脆いんだね…。窓の外を眺めながら麻衣は独り言のように呟いていた。その視線の先には中央から来た軍人さん方が無数の死体を処理する光景が広がっていた。「…」暫く歩くと道が二つに別れていた。俺はそこを左に曲がった。そこには一つの病室があった。「…っ」扉の前に立った瞬間、手が汗ばみ緊張で体が震えた。その緊張をほぐすべく俺はゆっくりと深呼吸をするが何度やってもそれは治まる気配を見せなか
    S・U さん作 [244]
  • エンブレム〜序章〜?―?

    わざわざ、こんな辺境の地まで調査に来て頂き真に恐縮であります。前置きはいい、被害状況を簡潔に述べろ。はっ…、被害総数は一般、軍部合わせ400人。ここの人工の約9割が殺害された事になります。家屋の被害は…ご覧の通り全てが全壊です。…生存者の安否は?現在21名の生存者は全て、我等第十七支部が保護しております。そうか……ところで、ここの責任者は君だったか?私の記憶違いでなければ確かここの責任者は…。…
    S・U さん作 [238]
  • エンブレム〜序章〜?―?

    誠さんの姿は空が白み始めた頃、九つ目の人形の山の場所で見つける事が出来た。――だが、それを誠さんとは思いたくはなかった。「…ねぇ」それは、とても元は人間だと思える形状ではなかった。髪の毛はむしられたかの様に縮れ、眼球が収まるべき場所にはナイフが六本ずつ突き入れられていた。右腕は輪切りされ皮一枚で連なるようにぶら下がり、左腕は肘から先がなく肩には刃物が三本刺さっていた。そして、残り全ての箇所には無
    S・U さん作 [262]
  • エンブレム〜序章〜?―?

    「くそっ!くそっ!」俺は何度も膜に蹴りを加えるが膜はフヨフヨ揺れるだけで壊れることはなかった。「くそ…っ!このっ!」動くようになった右腕でも膜を叩くがそれでも膜は破れなかった。ただひたすら時間だけが過ぎていった。「畜生、この中じゃ武具も出せねぇのかっ」何度も自分の右腕に念じを掛けるが紋章は全く光ろうとしなかった。そうして、殴る蹴るという行動を十分ほど繰り返した時だった。「くおのっ!――うわっ」膜
    S・U さん作 [256]
  • エンブレム〜序章〜?―?

    「――何だ?それ」「簡単に言えば防御膜…かな。壊そうとしても無駄だぜ。水は全てを和らげるからな」そう言って誠は膜の前に立った。…これなら慎弥君が狙われることも足手まといになることもない。それに、あの膜の中にいれば回復力も促進される。例え僕に何があっても…逃げられる。「へぇ〜、便利な能力持ってんな。羨ましいよ、色々と…」何を言ってるんだ、と誠は男を見たがその眼は本当にその事を羨ましがっている眼だっ
    S・U さん作 [242]
  • エンブレム〜序章〜?―?

    「だってさ、死に逝く人が事情を全く知らないってのも可哀想だろ?」「…」――つまりは生きて帰す気がないと言うわけか…。誠は冷静に今の状況を分析した。状況は最悪。此方は手負い連れ。相手は無尽蔵の兵器。片腕を失ってなお余裕を浮かべている処を察するにまだ何か力を持っているのか、それともハッタリか。どちらにしても一番の選択肢は…やはり。「…っ……」…やれやれ。「そんな声出すなよ慎弥君、大丈夫」ニコリと誠は
    S・U さん作 [255]
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