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ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。

  • ソードメーカー16―?

    グラムはそれらの出来事を走馬灯のように思い浮かべながら、最期に、これで…少しは、楽になれるか…な…―\rという言葉を頭の中で呟いた。そして、グラムは静かに息を引き取った。「死んだ…か…」ロザラムはぽつりと呟いて、グラムの亡骸を神妙な面持ちで見つめた。「…」その様子を黙って見ていたフードの人物はグラムの亡骸の前に出ると、ゆっくりとした動作で剣を構え小さく息を吐いた。ロザラムは一気に険しい表情になっ
    いっと さん作 [431]
  • エンブレム〜序章〜?―?

    この声の主を慎弥は一人だけ知っていた。「ま…こ…と…さん…」……柊誠だ。「アチチ、はあ…ビックリした。――チッ、また新しいの作らなきゃな」パキッと炭と化した腕を男は折り取り呟いた。「――短い言霊で随分と威力の高い技だな…。色遣いの異名は伊達では無い…かな、少佐さん?」「それほど有名になった憶えないんですけどね…見知らぬ破壊者さん?」穏やかな口調でお互い会話していたが、そこには確実な敵意が存在して
    S・U さん作 [244]
  • エンブレム〜序章〜?―?

    「焦りは人を愚かにする。…折角覚醒したと言うのにこうまで簡単な間違いをするとはな」慎弥の目の前に男は来て言い放つ。ふぅ、と男は溜め息を吐いた。「――少年はもう少し周りを見て戦った方がいい。そうすれば来世からはもう少し上手く立ち回れる」グキリという音が両腕から響いた。「ぐぎっ…があああああああっ!!!」痛い!痛い!痛い!痛い!まるで紙屑を捻るように男は慎弥の両腕を踏み折った。「じゃ、そういう訳で」
    S・U さん作 [232]
  • 時と空の唄12-1

    「あの、レミスさん。」小屋の中に声を掛ける。しかし、レミスからの返事はない。「親父。」フォーが言った。「なんじゃ、フォーか。わしのことは親父などと呼ぶでない。」「え?」シーラが聞き返した。「レミス爺はフォーのホントの父ちゃんじゃないんだって。」そっとシドマが耳打ちした。「血の繋がりなんざどうだっていいんだ。あんたは俺を育ててくれた。それだけで親父と呼ぶに値する。」レミスは大きな竈の前で暫く黙って
    花神ミライ さん作 [311]
  • ソードメーカー16―?

    犯罪者のグラムを匿ったと見なされて、教師達が拘留されてしまったからである。そして、そこにいた子供達は全員別の孤児院へと移されていった。俺がいなけなかったのだ!―\rグラムはそれを知り、愕然となって警察へ赴くと、自分の身柄を差し出す代わりに、どうか教師達や子供達を元の場所へ戻してやってほしいと頼んだ。しかし、その返答はあまりにも冷たいものだった。「教師達は既に牢の中にあり、子供達の行方はこちらでは
    いっと さん作 [484]
  • エンブレム〜序章〜?―?

    先刻の状況に比べれば遥かに好転したこの現状。だが、一つだけ問題があった。減らないのだ。幾ら斬っても、幾ら焼いても、人形は次々と現れる。慎弥は再び舌打ちした。不味い…。「――足りない…」何が足りないのかは一目瞭然だった。「――っ……」人形をまた一体分割した後、慎弥は片膝をついた。疲労感が消えたと言ってもそれはアドレナリンが全身に行き渡った故に起こっている錯覚に過ぎない。そして、さらに血も流しすぎて
    S・U さん作 [283]
  • エンブレム〜序章〜?―?

    「まだ、動けたのか…少年」「…」頭が…痛い。――熱い。俺は頭を押さえた。「殺す…っ」口が自然と動いていた。*「!」慎弥の目を見た瞬間、男はこれ以上無いくらいに眼を見開いた。そして、「そうか…通りで…」今まで見せたこともないくらいに冷たい笑みを浮かべた。「ようやく合点がいった。そうか、成程、だからか」男はそう独りごち両手を前に出した。すると、残った数十体の人形達が今までより遥かに早いスピードで慎弥
    S・U さん作 [269]
  • ロストクロニクル6―7

    シャープたちは抵抗するまもなくムシに囲まれてしまった。少女は兵士たちに取り押さえられ、近くにあった牢屋の中へ入れられていた。「どうして兵士のあなたたちがムシと一緒に行動しているの?」ムシの後ろで少女を牢屋に入れ終えたばかりの二人の兵士に問い質した。「お前たちに答える義務はない」兵士の声色は恐ろしく凍りついていた。もうひとりの兵士が命じた。「ムシたちよ。少しそのガキどもを懲らしめてやれ」大量のムシ
    五十嵐時 さん作 [468]
  • 愚者の旅 完

    ティアズの目に涙が流れた―憧れだったヴェルと一緒にいられる―\r15年前の記憶がよみがえっていく「オレも…お前と一緒が良かった…死ぬのも…」「これだな…きっと」アクアは言った「なにそれ?人形?」「いいや…変わり身の魔法だな…」「変わり身?」メアリが首をかしげる「その人形が代わりにその者の病を受けるんだ―まぁ作るのに生け贄がいるがな」「代わりにこの村は消えた…だが…」アクアが言いかけた時「…ティア
    レティシア さん作 [438]
  • エンブレム〜序章〜?―?

    *「っ…!」クソっ…。動かない…。体が…動かない…。「無駄遣いしすぎなんだよ少年」奴が何か言っている…。「そんな子供の体躯じゃ容量だって低いってのに無駄に力を行使するから…」煩い…。「少しは楽しませて貰ったがツマラナイ幕引きだったな」煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い。「…れ…」見上げればそこには人形が居た。「じゃあな少年、愉しい時間を有難う」「っ…!」動け動け動け動け動け動け。何処でも良
    S・U さん作 [260]
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