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エンブレム〜序章〜?―?
ザン、という音と共に一体の人形の体が縦に両断されそのすぐ後、左斜め後ろから来た人形も上半身と下半身に分断された。「だああぁああぁっ!」慎弥は張り裂けんばかりの声を上げながら人形を次々と斬殺していった。そして、その斬られた人形達は全て紅い蒸気を撒き散らしながら燃えカスとなり消滅していった。「ほう…」男は冷静に慎弥の戦い方を観察していた。――未熟ながらも的確な太刀筋に加えエレメント付加を混ぜての複合
S・U さん作 [267] -
エンブレム〜序章〜?―?
パチンと男は指を鳴らした。「もう、死んでいいよ」瞬間、俺の眼前にあり得ない光景が広がった。「二つ、四つ、八つ、十六…」男が数字を呟くと共に、その周囲に先刻切り刻んだ人形と瓜二つの物体が次々と現れ、俺を取り囲むかのように配置された。「中々壮観だろ?此だけの数の人形に囲まれるってのは」男は笑みを浮かべながらそう言った。それぞれの人形が刃物を取り出す。確かに壮観だ。ここまで一糸乱れずの同じ行動を中央か
S・U さん作 [270] -
エンブレム〜序章〜?―?
剣が…カタカタと震えた。「もう…一つ…質問がある」俺は憎悪を込めた眼で男を睨み一呼吸置いた後、こう言った。「――白髪の女の子を拐ったのもお前か?」その言葉に男は眉をピクッと動かした。「…へえ〜」その言葉に感心するように頷いた後、男は嘲笑うかのような笑みを浮かべて、言った。「よく知ってんなお前」「ぎっ…!」それが引き金だった。ダッ!「おっとっ」俺が繰り出した横薙ぎを男は僅かの動きで躱した。「…んの
S・U さん作 [265] -
ソードメーカー16―?
爆発音が闇の静寂を消し去り、木々を激しく揺れ動かすと、闇夜に向かって新緑が舞い上がっていった。「が…はっ…」グラムは爆風を受けて後ろにあった木に激しく背中をぶつけると、口から血を吐いて、呼吸を乱した。闇の波動をまともに浴びた胸から腹にかけて、赤黒い火傷のような跡がついている。「はあ…くっくっく…完全に力負け…か」グラムは悔しそうに、しかし、どこか満足したような表情で木に背中を預けて座り込むと、口
いっと さん作 [476] -
エンブレム〜序章〜?―?
すると、男はゆっくりと肩をすくめた後再び口を開いた。「…もう、一度聞く。アレを壊したのは少年か?」射ぬかれたような感覚が眼球から脳まで響いた。俺は慌てるようにこくこくと頷いた。何が俺をここまで恐怖させるのか全く分からなかった。「へえ〜、そうか…。可笑しいな…どう考えても納得がいかない。どっからどう見ても只のガキなのに…。」また男はブツブツと独り言を始めた。今、男の視界に俺は入っていない。今なら…
S・U さん作 [260] -
エンブレム〜序章〜?―?
プラスチックのように硬く滑らかな皮膚。目も口も鼻も耳もない顔。それだけを除けば後は全て人と同じだった。血も臓器も関節も骨もあった。だが、だからといってそれらが自由に動き回れると言う証明にはならない。「一体…これって…」「おぉ、おぉ、こりゃまた見事に壊れちまって」「!」バッと声がした方から離れ後ろを見ると、そこには一人の男が立っていた。「だ…誰だっ」だが、男はその問いに答えず俺を無視するように人形
S・U さん作 [301] -
アオ
目が覚めたら教室にいた「…なんで?」もしかして夢でも見てるのかなぁ『君はどうしてココにいるんだい?』突然どこからか声がした。驚いて周りを見回しても誰もいなかった。「誰?だれかいるの?」『君には私が見えないんだね。』また声がした。男なのか女かわからない声だった。「…あなた、だれなの?姿を見せてよ。」『君には見えないんだよ』「じゃあ、名前は?」このときわたしは初めて自分の名前、この教室に来る前のこと
KUUKI さん作 [257] -
時と空の唄11-12
シンとした空間にランスォールの声がカラリと響いた。呼び慣れた名前なのになんだか声が微かに震える。「………っ!」呼ばれ慣れた名前にシーラは動揺し、身を隠すように狩人の後ろに引っ込んだ。「シーラ?」フォーが問い掛ける。彼女の瞳は哀しそうに、泣きそうなほど潤んでいて、まるで彼に会うことを恐れているようだった。「シーラ、聞いてくれ。」「ごめんなさい。」小さな肩が震える。「…シーラ。」ランスォールが踏み出
花神ミライ さん作 [323] -
ぶたのカズちゃん地底に行く〜その3
老豚から情報を得た、ぶたのカズちゃんは、昔々あったと言う「豚達の、豚達による、豚達のための地下世界」を探しに、養豚場を抜け出した養豚場を抜け出ししばらく行くと今までカズちゃんがみたことも無いような、豪華な設備の整った養豚場をみつけた!「わぁ凄い!」カズちゃんは驚きました「何この養豚場の設備は」そうなんです、この養豚場には人間が全くいないのです!なぜなら、全てが全自動!人間がする事と言えばコンピュ
うすのろ さん作 [435] -
次回予告?わたし海賊希望な女子高生?
わたし海賊希望な女子高生?の過去からやって来たジルビィア海賊団!! そのジルビィア海賊が現在に来るまでの道のりを描きます!! 次回予告 わたし海賊希望な女子高生?続ジルビィア海賊団編 をお楽しみに
うりぼう さん作 [426]