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ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。

  • ロストクロニクル6―6

    「それにしても、あのムシの群れは何だったの?」シャープは思い出したようにドローに訊いた。「俺に訊くな。それより、あの氷はそんなに長くは持たないんだろ?」「うん」「だったらさっさとこの部屋も出ないとな」ドローは床の絨毯を剥がした。その床には蓋が設置されていた。「また地面に降りるの」シャープはうんざりしていた。「この城には面白い仕掛けがたくさんある。この地下牢へ続く道もそのひとつだ」ドローは床にしゃ
    五十嵐時 さん作 [397]
  • RPG−34

    カナたちは走り疲れ、シークたちは笑い疲れていた。しかし静かになったと思ったら、4人はジャングルに入ろうと誘ってきたのだ。ダメに決まってんだろ、とレイが言うと、ウークが口をとがらせた。「ディーシャはユーラたちについてったじゃないか」「何で俺たちはダメなんだよ」「そんなの不公平だっ」「不公平だっ」口々に文句をたれる4人に、カナとレイは顔を見合わせた。ディーシャは科学に使える何か新しいものはないかと、
    たる さん作 [262]
  • RPG−33

    海に浮かぶその小さな島は、地図にも載っていないのだという。カナが驚いた様子を見せると、よくあることだよとレイが言った。碇を下ろして減速し、船を砂浜に乗り上げて止めた。どうして乗り上げたのかと聞けば、波に持っていかれにくくするためだと返された。レイは本当に知識豊富だ。いよいよ上陸というとき、タームとニルバがみんなを集め、島での役割と目的を話した。「ユーラはムンとジャングルに入ってくれ。ムン、前みた
    たる さん作 [245]
  • RPG−32

    「すっげー!」シークたちが叫んだ。まさに足の踏み場ない部屋だったから、少々手を加えれば大きく変わる。それに、カナたちはほとんど半日かけて床を磨いたりシーツを洗ったりしたのだ。彼等が感激しないはずがなかった。つやつや光る床や、汚れの見当たらないベッド(客用のような簡易ベッドで、大人が寝られる大きさだ)のシーツ。それに、綺麗になったぬいぐるみたち。いくつか(というか半数ほど)捨ててしまったが、4人が
    たる さん作 [255]
  • エンブレム〜序章〜?―?

    刹那、切り開いた場所から血が火山のように噴き出し、数秒間辺りに血の雨が降り注いだ。「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…」俺は降り注ぐそれを避けようともせずに受け続けた。服がそれを吸い段々と赤く着色されていく。「よっ…し…」仇が…討てた…。悦びで笑いが溢れそうだった。だが、そこで最悪なことに気付いた。こいつは奏を連れていった。なのに、こいつの周囲に奏は居ない。なら、こいつは奏を何処かに隠しているはず。「しま
    S・U さん作 [248]
  • エンブレム〜序章〜?―?

    パタタッと赤いものが地面に散乱した。背中が焼けるように熱い…。「ぐっ…」叫びたい衝動に駆られたがそれを必死に堪え俺は後ろを見た。後ろには奴が居た。黒いコートで上から下までを覆った、あいつが。まるで陽炎のように。「てめぇか…」見た瞬間、背中の痛みはいつの間にか感じられなくなっていた。「村をっ…こんなに…っ」右手を血が滲むほど握りしめた。「滅茶苦茶にしやがったのは…」右手の紋章が赤く光る。俺はその瞬
    S・U さん作 [253]
  • エンブレム〜序章〜?―?

    どこに麻衣を連れていけばいいっ。どこに運べば一番安全なんだよっ。「どこに…どこにっ」どこにどこにどこにどこにっ。「慎弥君っ!」その時後ろから俺を呼ぶ声が聞こえた。あの声は…。「無事だったか!良かった、家が全焼してたから…もうダメかと…」誠さんだった。「ま…こと…さん」人が…居た…。「少佐っ!近隣の生存者の安全は確保しましたっ!」誠さんの無線からそんな音が聞こえた。「そうか、よしっ。さ、慎弥君こっ
    S・U さん作 [253]
  • 愚者の旅 2

    ―「何…あれ…?」シードラは言った「昔は村だったさ…」―ティアズはあの時の村を思い出していた―\r村は燃え上がり、手足のなくなった親友や、泣き叫びながら燃えた赤ん坊、皮の爛れもがき苦しむ母―炎の中、たった一人で剣を奮った―\r―そこは村というより、焼け野原に近く、ほとんどの家は砕かれていた、穴だらけの家や、血の付いた塀もあった「酷いだろ?」「たった1人の魔術士がやったのか?」「いや…後からわかっ
    レティシア さん作 [420]
  • 時と空の唄11-11

    「最近、長い銀髪の娘が訪ねて来ませんでしたか?」レミスは睨むように暫くランスォールを見ていたがやがて蛙のような広い口を開いた。「知らん。」それだけ言うとレミスは部屋の奥に消えようとした。「レ、レミス爺!手紙!」シドマが手紙を渡すとその場で封が切られた。「…………。」読み終わった彼はその手紙を暖炉に放り込んだ。「え!?捨てるんですか?」レミスはまた責めるような目で雪を見た。「わしに来た手紙をわしが
    花神ミライ さん作 [304]
  • 愚者の旅 1

    〜死の旅あらすじ〜――不老不死にされた自殺志願者の青年で黒髪に蒼目、ティアズと運命を嫌う金髪に緑目の王女メアリはお互いの旅のため仲間になる―\r―その後、不良シスターで銀髪をしたシードラ、少しナルシーな今世紀最高の魔術士の弟子、黒ローブに赤髪、アクアも加わる―\r―しかし、突如、ティアズを不老不死にした白魔術士がティアズの前に現れるのだった―\r―ここらの地理に詳しいシードラに道を案内されながら
    レティシア さん作 [517]
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