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ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。
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RPG−25
部屋に通され、簡単な挨拶を済ませた。促されるままに話したが、我ながらおかしなことを言ってると思う。しかし話を聞いて、可愛い男の子もといディーシャは真面目な顔で分かったと言った。初めカナは、ディーシャがもう異世界トリップの謎を解いてしまったのかとびっくりしたが、話は分かった、という意味だったらしい。「つまり」ディーシャが言った。「お姉さんは別世界から自分も気づかないうちにやって来て、病弱な体なはず
たる さん作 [189] -
エンブレム〜序章〜?―?
「くくく、いや別に」遼は何故か口元を押さえて笑い。「はぁ…全くあんたは…」怜は何故か呆れ。「むぅ…」麻衣は何故か苛立っていた。待って、ホントに俺何したの…?「くく、さ、行こうぜ。もう鐘が鳴ってから三分も経過してる」「そうね、早く行きましょう。シン早くその子連れてきて。預けるんなら急いだ方がいいわ」「…」何か府に落ちんが今は時間も無いことだし問いただすのは後回しにしよう。うん、何事も要領良いのが大
S・U さん作 [241] -
エンブレム〜序章〜?―?
「それしかないわね…」ふぅ…、と息を吐き遼と怜も肯定した。「よし、じゃ、決定だ」と言った後俺は彼女を見た。「と言うわけで」「…?」「これからまた暫くの間俺達は授業に行かなきゃならない。だからその間これから案内する場所に居てもらいたいんだ。で…」そう言ってポンッと頭に手を乗せた。「…!」「頼むから借りてきた猫って思えるほど大人しくしててくれよっ!絶対に問題を起こすなよ!分かったかっ?」本気と書いて
S・U さん作 [210] -
エンブレム〜序章〜?―?
ただその中に命に代えても茶が好きだっ!って奴が居ないだけで…。「…で、どうすんだよ。もうすぐ昼休み終わっちまうぞ」遼が腕時計を見ながらそう答えた。「ああ、そうだなぁ…」呟くように言った後彼女を見る。――帰れって言っても帰るわけないよな、こいつ。でも、ここで待ってろって言おうにも、勝手にここまで来た以上大人しくしているわけないし…。「…」駄目だ、妙案の一つも浮かびやしない。完全敗北五里霧中。右も左
S・U さん作 [276] -
エンブレム〜序章〜?―?
「はぁー…、今日ほど周りの視線を矢のように感じた日はないな…」溜め息をついた後俺は率直な感想を述べた。「確かにね…」「うん…」その言葉に怜と麻衣も同意した。あの人波を掻い潜り彼女を連れ出した後俺達は人気があまり感じられない場所へと潜むことにした。ちなみにあの集まりは何処から見ていたのか知らないが突如やって来た遼が何やら説明のようなものをして解散させた。…あいつの話術というのは一体何処までいくのだ
S・U さん作 [226] -
エンブレム〜序章〜?―?
あの三人が出てきたってことは、あの中心でナイフ振り回してる猫連れの子は知り合いって事だな。「じゃあ、あの子か…噂の名無しさんは」…白髪、白肌…か。「呪いでも受けたのか…?」あるいは…また別の…。「いや、考えすぎか…」少し本の読みすぎだな。とにかく、下に降りよう。先生達に目をつけられる前にあの騒ぎを鎮めなきゃな。やれやれ、まためんどくさいことだ。その考えとは裏腹に自然と笑みがこぼれていた。くくく、
S・U さん作 [232] -
エンブレム〜序章〜?―?
――遼サイド「疲れたな…」やれやれ、何故委員会というものはあんなにも馬鹿馬鹿しいものなのだろうか。何度も何度も同じ様な事で談義して、その癖一切進展しない。やはり、あれは委員長の無能さに起因しているのだろう。学校というのは年齢が高い方が偉いと勘違いしているのか?組織というのは有能なものが率いてこそ最大限に力を発揮出来るというのにいくら十七歳だからと言ってあんな無能に長を任せていたら委員会自体がいず
S・U さん作 [231] -
とある魔術士のとある日常?
シア「ふわぁ〜なんか慌ただしかったなぁ〜ジノくんも変わった人だったし…ん?」礼拝堂の掃除をしながら、椅子の下に何かが落ちていることに気付くそれは茶色の手の平ほどの袋で中に何か入っている。シアはとりあえず中身を出す。それは漆黒の指ほどの大きさのある宝石だったシア「何これ?あれ…なんか力が抜けてく…」シアは宝石の深い漆黒に吸い込まれそうな感覚に襲われた…しかし奥の扉が開く音で現実に引き戻されたシスタ
ぴろ さん作 [236] -
ロストクロニクル5―9
「タクト!しっかりして!」パールの声でタクトは我に返った。「タクト。俺はルパスの為に生きていくんだ。お前もどうだ?」ウェイトは不敵な笑みでタクトを誘った。「ルパスの仲間なんかになる訳無いだろ!目を覚ませ、ウェイト」ウェイトに必死に訴えかけた。「目を覚ますのはお前の方だ!さぁ、一緒にパラスを滅ぼそうじゃないか」「断る!」力を込めてそう叫んだ。タクトの言葉を聞いたウェイトはみるみる内に態度を変えてい
五十嵐時 さん作 [415] -
エンブレム〜序章〜?―?
「言わないで…。現実に起こっちゃうような気がするから」人差し指で頭を押さえながら怜は言った。「?何だよお二人さん、知ってる人なのか?」怪訝そうな顔をして彼は聞いてきた。「いや、多分知らない人だと…」思う、と言おうとしたとき「居たぞっ」という声と共に急激に外が騒がしくなった。「あ、居たみたいだな」と言って彼は窓際に近寄っていった。「…怜」「あんたが見なさいよ…」「いや、ここはレディファーストで…」
S・U さん作 [264]