トップページ >> ファンタジーの一覧
ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。
-
エンブレム〜序章〜?―?
家ガチャという音も立たないほどゆっくりとドアを開け中に入る。どうやらまだ麻衣は帰ってきていないようだ。「よし…!」今のうちだ!俺は玄関に置いてある薬箱を持って階段を上がった。「ふぅ…まぁこんなもんかな」…うーん、我ながら酷い包帯の巻き方だな。まぁ初めて巻いたんだし仕方ないよな。ベッドに寝かせ布団を掛ける。「さてと…」取り敢えず、おにぎりでも作るか。おっと、その前に…。ナイフを持つ。「これは預って
S・U さん作 [312] -
ソードメーカー14―?
「ロイ…」ミリスは激しく頭を振って嗚咽を漏らしているロイを、思わず抱きしめた。「異変に気付いた町の人たちが慌てて父さんを呼びに行って、何とか水の魔法で消し止めたんだけど…リアは、全身火傷でもう…息をしていなかった…」ロイは自らの膝頭をズボン越しに爪でひっかいた。「あの日から僕は笑えなくなった。姉ちゃん達は家に来なかったから知らなかったと思うけど、一日中爪で自分自身を傷つけて、服に火をつけて…あの
いっと さん作 [497] -
フェアリービーズ…3
『妖…精?』「うん(^^)妖精だよ♪…あの…いきなりで申し訳ないんだけど…あなた達の力を貸して欲しくて…」『あたし達の力を?』「うん…」『どういう事…?』「実は…妖精界の女王様のビーズのブレスレットが、全て人間界に飛び散ってしまったんだ…。そのビーズ1つ1つには、いろんな力を持った妖精がついているんだよ。だからそのブレスレットがない間は、一般妖精達はそれぞれの力を使うことができないんだ…もちろん
YuI さん作 [309] -
フェアリービーズ…2
パチンッ☆『できた!このチャーム、どこに付けようかな?』『あ…浅倉、それ俺があげたビーズ?』『うん!チャームにしたよ♪ありがとね美濃部くん!』『うん…別に』『美濃部くん!今日の放課後一緒にビーズ屋さん寄ってくれない!?』『は!?なんで俺が!!』『いいじゃん!!どーせヒマでしょ??』『…まぁ、ね……』『じゃあ決まり♪』『はいはい…』*放課後*『ここだよ!!超かわいくない!?このお店!!』『《ビーズ
YuI さん作 [352] -
ノイズ‐NOISE‐第四章?
そのころウィルは、フィオナが走り去った方向に行き、彼女を探していた。ウィルはなにがなんだかわからなかったが、あの様子じゃ、来るなと言われても、ほっとけるはずがない。 「フィオナさあん!」ウィルがそう言った時だった。 ガラガラッガシャンッ建造物と建造物の間から、さびれたゴミ入れが中身を吐き散らしながら倒れた。 ウィルは目を細める。 そこに立っていたのは、フィオナだった。 「よかった!
紀夜 さん作 [335] -
フェアリービーズ…1
『あ、美濃部くん!!おはよ〜』『…おはよ』あたしは浅倉かれん。中学2年生。趣味はビーズアクセサリーを作る事♪そしてこの超カッコいい男の子は、クラスメイトの美濃部健人くん(^^)『あ、そうだ浅倉。このビーズ…いる?』『え!?ビーズ?』『うん。なんか今朝、道で拾ったんだけど』『たった1粒〜?(笑)……でも…これキレイ…超光ってる…♪あたしにくれるの??』『あげる、いるなら』『いるいる♪チャームにしよ
YuI さん作 [351] -
ロストクロニクル3―14
「凍っちまってるぜ」「よし、今のうちに塔へ行こう」塔は凍った竹刀のすぐ後ろにそびえていた。「うわ〜、すげぇな。完全に凍ってら」竹刀のすぐ横を通って塔の入り口の前に三人は立った。「ところで、全然関係ないんだけど、シャープはフラットのことをよく知ってるみたいだけど?」タクトがなんとなく尋ねた。「私とフラットは幼なじみなんです。フラットがリコードに来てから。ちなみに、ここ、リコードには炎魔導師はフラッ
五十嵐時 さん作 [430] -
時と空の唄10-1
リリーラやレンデル、町長に見送られ、昼過ぎにはクラスを出た。クラーンの港に向かいながらヘトラレスタの谷について話す。「ヘトラレスタの谷って言えばこの辺…ですね。」雪が指した町は懐かしい、そしてランスォールとシーラの出会ったキジルだった。「キジル…か。」「まさか戻ることになるとはな…」「あいつら、元気かな。」教会に残してきたまだ幼い血の繋がりすらない弟妹を想い、ランスォールは空を仰いだ。「大丈夫よ
花神 ミライ さん作 [289] -
西の国〜縛られた鎖〜 17
「アカネがどこにいるのか知っているのか…?」声を低くしてメイヤに訪ねた。「えぇ…」「どこにいるんだ!?」俺はとっさにメイヤの両肩を掴んでいた。「アカネは…死んだのよ」「嘘だ…」アカネが死ぬなんて信じられない信じたくない。「本当よ」「嘘だ…嘘だ…」自分でも取り乱してるのが分かる。「………」「嘘だって言ってくれよ…頼む…」足に力が入らなくなって膝を床についてしまった。「ねぇ、つまらない話だけど聞いて
Heart さん作 [231] -
ソードメーカー14―?
「炎…」ミリスはそれを聞いた瞬間、表情を強張らせた。「どうしたの?」「ううん、何でもないわ。それで、その後は…リアちゃんの前で、それを見せたの?」「うん」ロイはぎゅっと唇を噛みながら、震える声で、「どうせならもっと広い場所で見せようと思って、草原で炎の魔法を使ったんだ。リアは嬉しそうにその明るく照らし出された炎を見てくれた。僕は使えるようになってよかったと思ったよ…でも…」と、言って、下を向いて
いっと さん作 [480]