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ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。
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ソードメーカー14―?
「いや、その…ちょっと考え事を…って、あれ…そういえば、エミリア姉ちゃんとリリーとルイスは?」ロイは不思議そうな顔で、部屋の中を見回した。「姉さんとリリーは大浴場へ行ったわ。ルイスはまだ訓練所で稽古中よ」「あ…そうだったんだ…ミリス姉ちゃんは一緒に大浴場へ行かなかったの?」「う…あ、あんたがここで一人でぼおっとしてるから、行くに行けなかった訳で…」ミリスは照れたような表情で顔を逸らしながら、小さ
いっと さん作 [472] -
時と空の唄9-9
「儀式の場?」「【三種の神器】を使う為の祠よ。」そう言ってミシャルは、今度は中身のある本を見せた。「この祠がどこにあるかは知らないわ。でも、ここは未知の力で満たされた未知の空間。」開かれた本には懐中時計で見たのと同じ洞窟の絵が描かれている。「この洞窟…!」「ええ。そうよ。」「そう言えば、奥の水溜まりに神器があったんだ。しかも剣だったかと思えば盾になった。…あれはなんだ?」「あなたたちの予想どおり
花神 ミライ さん作 [364] -
ノイズ‐NOISE‐第四章?
「たとえどんな奴だろうと、俺は人を殺してしまった・・・苦しむあいつの顔・・・・・俺は、俺は・・・・・」必死で涙をこらえ、声は虫けらのように縮まっていた。いつもは見せない、ウィルの悲しい姿。「ウィルさん。自分を責めないでください。彼を止めるには、そうするしかなかったんでしょう?」「ちがう!ちがうんだ!」突然、罵声をあげる。「もう、病院がとっくに手遅れだってことは、わかってたんだ。あいつを殺したって
紀夜 さん作 [347] -
ロストクロニクル3―11
「すいませーん、コーディアさんはどこですかー?」パールは職員室の扉を勢いよく開けた。いちばん大きな机に座っていたミュークが驚いた顔を見せた。「コーディアさーん!」「はいはい。分かってる、分かってる。話は聞いてるから」奥からコーディアが姿を見せた。「こっちに来なさい」コーディアは廊下を歩き出した。小太りだが、早足だ。パールも後を追う。「あれ?あなたひとり?」初対面の時とは全く印象の違う喋り方だ。「
五十嵐時 さん作 [439] -
天使が舞い降りた時
絵里がトイレに駆け込んで見たもの…それは陽性反応を示した検査薬である。しかし検査薬での反応はあくまでも参考なので病院で検査するまでは確定じゃない!夜帰宅した祐二に話したら「や!やったぁ〜!」と飛び上がって喜んだ。「でも病院で検査するまでは確定じゃないのよ?」「そっかぁ〜…」「とにかく明日病院に行ってみるね!」「うん」絵里も祐二も不安な一夜を過ごした。そして次の日絵里は病院にいた。検査の結果は?「
真弓 さん作 [264] -
西の国〜縛られた鎖〜 11
ハイドは朝早くリンスに呼び出しを受けていた。「どうしたんですか隊長」「お前戦場を見たことあるか?」「ありませけど…」「なら見せてやる。」「はぁ!?」「この中に入れ」リンスが人が一人入れるカプセルを指差していた。「これは?」「人の意識だけを飛ばして遠くの場所を見る魔具だ。限界はあるがな」ハイドは驚いて言葉が出なかった。「これで戦場を見に行くぞ。恋人のことも気になるだろ」リンスは笑いながらいった。「
Heart さん作 [263] -
アリエス・シャドウ ?
そのウルフの喉のところには、クナイが刺さっていた。クリスは、クナイが投げられたほうを見た。そこには、木の上に立っている少女を見つけた。「忍者・・・なのか?」クリスがそう呟いた直後少女は、木の上立ち去っていた。クリスがそれを見ているとローブの男がおもむろに口を開いた。「なるほど。あの組織も動いているようだな。流石は、時の神子と言ったところか・・・」そう言うと男は、魔法陣を発動させた。「逃げる気か!
霧原 凜 さん作 [470] -
ソードメーカー14―?
「そうでしたね…何せ、時々遊びに来ると、よくミリスに手を引っ張られながら、外に遊びに行ってましたし…」サリアは当時のミリスとロイを思い出して、笑顔を浮かべた。「ええ。…あの頃が、ロイにとって…いや、私たち家族にとって一番幸せな時期だったかもしれないですね…」「…兄さん、もしかして…リアちゃんの事で…?」セイルは緊張したような表情で、ライルを見た。「…リアは、病気で亡くなったのではない。お前の息子
いっと さん作 [470] -
ノイズ‐NOISE‐第四章?
「フィオナさん。あんたって人は、何にも知らないからそんなこと言えるんだ。ノイザーはさ、周りから嫌われているために、よく騒ぎを起こすんだよ。ノイザーが人を殺したことも多々ある。今回の火事も・・・ノイザーがやったことだ。」「不審者がノイザーだったってことですか?」「そういうこと。」フィオナは少し考えたあと、口を開いた。「たしかその不審者は火事に巻き込まれて死んだんですよね?ノイザーなら、なんかすごい
紀夜 さん作 [488] -
西の国〜縛られた鎖〜 10
私の中はハイドでいっぱいだった。朝起きて寝るまでハイドのことを考えていた。それは戦争が始まった今でも変わらない…これからもずっと…「明日我が隊も出撃する。準備をしておけ。」隊長が凛々しい顔でそう言った。凄く重い空気が隊全体に広がった。ケインの方を見ると目の下に涙の跡があった。「ケインどうしたの?」「なにが…?」「泣いてたの…?」「アカネには関係ない…」それからケインは俯き話しを聞いてくれなかった
Heart さん作 [356]