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ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。
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時と空の唄9-7
シーラの時間が20年前から動いていないことがわかるのなら無駄な小細工はせず今までの経緯を素直に話すことにした。「……それで?」ミシャルは続きを話すよう促した。「私たちは、【三種の神器】には呪いの解除以外に、別の能力があると考えています。」「そこで、伝説に詳しい私を利用する、と?」「まぁ、要約するとそんな感じだな。」カチャ、とティーカップを置いた。「ついてらっしゃい。協力してあげるわ。」ミシャルは
花神 ミライ さん作 [331] -
西の国〜縛られた鎖〜 7
ケインとアカネは同じ部隊に配属された。見知った人がいたことで緊張が少し和らいだ。二人の配属された部隊は特攻部隊で一番死ぬ確率が高い部隊だ。「ね〜アカネ」「なに〜?」「今日は何かいいことでもあった?」「ちょっとね〜」ハイドとの約束を隠す理由は無かったけどアカネは恥ずかしくて言えなかった。「そっか…」ケインはアカネが隠していることの想像がついていた。なぜならアカネのことをずっと見ていたから…。「ハイ
Heart さん作 [289] -
ソードメーカー14―?
「…そうね。確かに、私達では何も出来ないし…」リリーはそう言って、まだ少しロイを心配そうに見つめながら、一つ小さく息を吐いた。夕方になって日が傾いてきた頃に、セイル達三人はエルダスにあるライルの家に帰って来た。「ふう…やはり歳かなあ、歩く体力が落ちてきたみたいだ」ライルは疲れたような表情で、どっかりと椅子に腰を下ろした。「何言ってるんだよ、兄さん。まだまだ老け込むような歳でもないのに」「まあ…な
いっと さん作 [490] -
西の国〜縛られた鎖〜 6
いつの間にか朝になっていて、俺は一睡もできなかった…。アカネとキスした…いやキスされたことが頭から離れなかった…。鏡を見ると酷いクマが出来ていた。〜酷い顔だな〜そう思い自分の顔で笑ってしまった。顔を洗い身支度を整えていると。「コンコン」と、扉をノックする音が聞こえた。〜とうとう来たな…〜俺は覚悟を決めて家の扉を開けた…。「おはよう。ハイド君…酷い顔だな。」「おはようございます。あなたの部隊に入る
Heart さん作 [332] -
時と空の唄9-6
「…どちら様?」その人はそう言った。「あの、私たち、旅の者なんですけど…」「…どうぞ。」まだ言い終わらぬうちに女性は扉を開け中へと入ってしまった。「なんか、調子狂うな…」取り敢えず中に入るとそこには壁一面の本棚、天井には美しい夜空が描かれ、清らかな水と緑の観葉植物が流れる神秘的な世界が広がっていた。「わぁ……。綺麗……」シーラがうっとりと言う。「どうぞ。」白いテーブルに置かれた5つのティーカップ
花神 ミライ さん作 [461] -
ロストクロニクル3―9
タクトは、呪いの種類まで見破るとはさすが校長だなと感心していた。だが、呪いが死の呪いだということくらいタクトも知っていたことだ。「タクト、何の話だったの?」パールが呑気に聞いてきた。「えっ、いや、別に・・・」問題はその呪いの期限があと少ししか無いことだ。「またあとでー」「じゃあなー」タクトたちは朝早くから起こされた。生徒たちが登校してくるからだ。「コーディア先生に会えるのは学校が終わってからそう
五十嵐時 さん作 [475] -
Sky at dawn〜青の夢〜2.<<<<
私を呼ぶ。 「王女様」 違う。 「姫様」 違う。 「ロラン様」 初めてそう言って呼んだのはアセンズだった。 私は大泣きした。 暗い穴からやっと見つけてくれた気がした。 ここに居ると教えてくれた気がした。 やっと自分の足で、彼女の大地に立つことが出来た。 この国の人たちを見る事が出来た。 好きにはなれない。 だけど、 大切なモノだと分かった。 守らなければいけないモノ。 守りたいモノ。 父は 王
葵 さん作 [393] -
時と空の唄9-5
「お?なんか扉があるぞ。」長い螺旋階段を登りある程度時間が経った頃、目の前に現れた両開きの扉を前に四人は立ち止まった。「…開きませんね。」取手に手をかけたが鍵が掛かっているらしく扉はビクともしない。「蹴破るか?」「爆破させてみる?」ランスォールとラウフは口々に物騒なことを言う。「ちょっと二人とも!仮にもここには人が住んでるのよ!」「冗談だよ、シーラ。……にしても、どうすっかなー。この扉。」螺旋階
花神 ミライ さん作 [315] -
ソードメーカー14―?
「…あ、そうか。この事もあって、姉ちゃん達に何も言うなって言ってたのか。宰相さんは」「その通りだと思うわ。そして、もう一。先生達をこの城に置いておいた理由として、連行する時に、先生達がこの城にいる事を、ロザラムにアピールする為ではないかと考えているの。どうかしら?」「なるほど…凄いな、リリー、そこまで考えつくなんて」ロイは感心したように、何度も頷いた。「別に、大した事じゃないわよ」「いやいや、そ
いっと さん作 [547] -
天使が舞い降りた時
絵里の不妊治療とドナー探しが始まった。海外に行くしかない卵子のドナー提供…国内の認可が下りるのを待ちながらの治療である。「う〜ん…やっぱり卵巣の働きがないですね〜!」「…」「排卵誘発剤使ってみましょうか?」「はい」こうして治療をしている経過を祐二に話した。「そうなんだぁ…果たしてそれで赤ちゃん出来るのかなぁ」「それはわからないよ?ただ何もしないよりはいいんだし!それより祐二も協力してね!」「当た
真弓 さん作 [278]