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ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。

  • ロストクロニクル3―1

    ある少年が窓際の席に座りながら授業を受けていた。上の階では音楽の授業をしているのだろう、心地よい音色が流れて来る。周りは自分と同じ魔導師ばかりだ。「じゃあ、続きを読んでちょうだい。フラット君」 ぼーっとしていたところに不意に先生の声が入ってきた。「えっ?あっ、ああ、すいません」慌てて教科書を開けるが、何処を見ればいいのか分からない。必死になって探している時に
    五十嵐時 さん作 [465]
  • Killing Night Freaks/Between Chapter2 and 3.『あの人は今』-1

    「はっ……はっ……はっ……っぐ」山中、大きな犬の背中に負われながら、男が荒い息を吐く。時折呻きが混じるのは、痛みを堪えているからだろうか。男が自分の右腕を見る。半ばまで切られ、骨にも皹が入っていた腕だ。応急処置に治療符を貼ったものの、余り効果はあがっていないようだ。どうにか皮膚と血管は繋がったらしいが、中の筋繊維までは治癒できていないらしい。これでは戦闘を行えない。出来たとしても式を放つことくら
    夢の字 さん作 [561]
  • Killing Night Freaks/Between Chapter2 and 3.『あの素晴らしい**をもう一度』

    「生きてるって、楽しいか?」 白い。窓に掛けられ、陽光を透かす薄手のカーテンも。清潔に輝く真新しい天井も。ベッドもシーツも壁もチェストも、僕の視界に写る全てが、白い。だからだろうか。掛けられた言葉が、いやに白々しく聞こえるのは。一笑に付そうとして失敗し、は、と引き攣った笑い声が口から零れた。僅かに、冷笑の気配。……いいさ。幾らでも笑えば。「言いたいことが分からないな」「色んな制約があって、色んな
    夢の字 さん作 [555]
  • Killing Night Freaks/Chap.2-17

    「ねぇ、あなた」「カヅキ」「……え?」「名前だよ。兎の場所の、歌うに月で、兎場歌月。君は?」「何をいきなり」「背中を預けあった仲だから。知っておきたいんだ、君の事」それだけじゃないけど。「で、なんであなたの名前を」「ほら、相手に名前を聞くならまず自分からって言うでしょ」「あなたの名前、前に聞いたんだけど」「そこはほらノリで。てか、覚えててくれたんだねぇ」思わず目尻が下がる。が、「“次会ったら殺す
    夢の字 さん作 [405]
  • Killing Night Freaks/Chap.2-16

    むせ返るような血の臭いに満ちた空間で、ゆっくりと身を起こす影がある。少女だ。返り血で髪と肌を斑模様に染めながら、鋭い目で辺りを睥睨する。動く影は無い。山、人工林は音を吸い込んで静かだ。それを確認して、少女は身体から力を抜いた。「……意外となんとかなったねぇ」「そうね」問い掛けに返る言葉には、僅か、含まれていた険のような物が少なくなっているような気がした。気負いの少ない、軽い言葉。疲れているだけか
    夢の字 さん作 [399]
  • ソードメーカー13―?

    ルイスはにやりと笑って、言った。「そ…そうなの?ロイ?」「は…いや、その…母さんが亡くなってからは家事や父さんの仕事の手伝いで、そんな事考えている余裕が無かった訳で…」ロイは顔を真っ赤にして、しどろもどろになりながら、答えた。「って、ちょっと待った!ルイス!お前だって彼女いないんだろうが!」「な、何を!少なくとも好きな子がいないお前よりかマシだぞ!俺は!」「…五十歩百歩ね…」不毛な言い争いを始め
    いっと さん作 [476]
  • 清蔵がゆく

    時は西暦2XXX年。第三次世界大戦により荒廃した地球の話。主人公の名は服部清蔵。何を隠そう、あの徳川家康の家臣、伊賀越えで有名な服部半蔵の子孫だ。この頃の日本は、戦争、大震災、大津波、富士山大噴火、更に小型隕石衝突という最悪の災厄を立て続けに喰らい、ほぼ壊滅状態の死の国と化していた。 清蔵の住む東京は特に大打撃を受け、人口は約200人。しかも、食糧を求め暴徒となり、互いに殺し合うというまさに地獄
    バナナ さん作 [650]
  • 時と空の唄8-6

    「なるほどねぇ〜。でもね、それ、嘘よ。」「…………は?」「だから、嘘。彼女が町に来たのは、お嫁入りとかじゃなくてただの買い出し。あなたの早とちりよ?」「で、でも確かにそんな話を聞いたんだ!」「んじゃあ、デマだな、それ。」レンデルの口から魂が抜けていく。しかも口をパクパクさせて。「デ、デマ…」このあとしばらく、彼は放心状態が続いた、というのは余談だ。「さて?誤解が解けたようならさっさと仲直りしてく
    花神 ミライ さん作 [335]
  • ノイズ‐NOISE‐第三章?

    男たちは黙って青年の話を聞いている。その人数は果てしなく、今いる廃墟の建物の中がむし暑くなるくらいだ。「僕たちはあの事件で、たくさんの愛する人を失い、たくさんの家族を失った。そしてこの体も・・・!」青年は自分の胸に手を当て服を握り締めた。「警察なんてあてにならない!!被害を簡単に伝染病によるものと決め付け、勝手に“ロザントン伝染病事件”などとほざいてる!挙げ句のはてには、ノイザーの俺たちを危険人
    紀夜 さん作 [423]
  • ノイズ‐NOISE‐第三章?

    あの事件で家族を失った人たちが次々と警察や消防団を訴えた。もちろん警察はウィル、メレディス、ハリソン警部の三人だけではない。小さな街の警察署とは言え何十人もの人間が勤めている。これは全体に関わる問題なのだ。 しかしハリソン警部はその責任を全て自分がとると言い、辞任表明を出した。もちろんそんなことじゃ片付く話でもないが。  ウィルやメレディスも、しばらくの間、働くのを禁
    紀夜 さん作 [383]
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