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ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。

  • 時と空の唄5-3

    「ソレリア・ユード。母さんの名前だよ。」ゆっくりとシーラが振り向く。「今の唄、前にオーウェンでも歌ってたろ。…なんて唄なんだ?」ランスォールが聞くとシーラはまた墓の方を向いて言った。「リネア・トリスタ。古い言葉で空に捧ぐ、って意味。昔母に教えてもらったわ。歌詞は覚えてないけどよく子守唄として、ね。」リネア・トリスタ。その言葉に込められたもう一つの意味は『時を刻みし者』。「リネア・トリスタ…か。」
    花神 ミライ さん作 [354]
  • ロストクロニクル1―7

    「タクト、タクト」パールは爆発に巻き込まれたタクトの体を揺すって起こそうとしていた。「タクト、タクト」「うぅぅ・・・パ、パールじゃないか」「良かった。無事で」安堵の笑みを浮かべる。「こ、これを」「何?」タクトの手には、木彫りの鳥の頭のようなものがある。「やっとひとつ見つけた。『木彫りの不死鳥』のパーツさ」そこまで言うとタクトは激しく咳き込み初めた。「大丈夫?肩に掴まって、ネートーの家で休みましょ
    五十嵐時 さん作 [530]
  • ソードメーカー12―?

    「私たち家族だけが…助け出されたという事ですか…!?」セイルは震える声で、言った。「ありえるでしょうな。恐らく、貴方達が助かった時点では、何人かがまだ息があったかもしれません。…あのロイ君の友達のように…」「っ!」リグラの言葉に、セイルは思わず息を呑んだ。「さて、それでは一体誰が秘密裏に貴方達を救出したか、です。…心当たりはありませんか?」リグラはセイルをじっと見つめながら、静かに尋ねた。「…い
    いっと さん作 [490]
  • 地獄平の戦い 3

    地獄平に集結した織田、徳川、豊臣、武田、上杉の歴戦の軍…更に、今川、伊達、島津等の強者達が次々に集まり、互いに睨み合うこと数時間…各軍に、不穏な空気が流れ始めていた…「遅い…利家はまだか…」「もしや、苦痛に耐え兼ねて…」「利家ほどの男があの程度の苦痛でくたばるか!」しかし…その数分後、各軍に、信じがたい不吉な知らせが入る…「で…伝令!前田利家殿の軍勢…壊滅!」「酒井、井伊、榊原殿の軍勢壊滅!本多
    ユメタロ さん作 [697]
  • 時と空の唄5-2

    ギイギイと風車が動く音がしてしばらく無言の時間が過ぎた。「ここ、俺が十三年前まで住んでた家なんだ。」「でも前に場所はわからないって…」「ああ。俺も今の今まで知らなかったよ。けど村に入ってから予感がしてたんだ。なんとなく、雰囲気で気が付いてた。そんでこの家を見て確信した。ここは俺の家だ。」「ねぇ」シーラが言った。「今晩はここに泊まらない?」「シーラ…」「いいんじゃないか?それに、その方が宿代が浮く
    花神 ミライ さん作 [393]
  • ロストクロニクル1―6

    タクトとパールが急いで広場へ向かっていると何人もの人々が何かに怯えて逃げて来る。広場へ進むのも難しい。「おいっ!あんたたち早く逃げなさい」「何かあったんですか」と聞いたが既に逃げてしまっていた。「進みにくいわね・・・すいません、通してください!」パールが叫ぶがそんな声も掻き消してしまうほどの混乱が起こっている。「なんだ、あれ?」「何か見えた?」タクトの目に飛び込んできたのは、鋏の先から尻尾まで5
    五十嵐時 さん作 [578]
  • エンブレム〜序章〜?―?

    放課後になり俺は職員室にやって来た。コンコン「…失礼しまーす」ガララララ!「おお!シン待ちくたびれた…ぞ…?」「…」「…どうした、その瘤と青痣は?」「…気にしないでください…それで用とは?」「え、ああ、えーっとな……今日は何日だ?」「えっ…確か八日だったと思いますが…」「そう…今日は八日だ。…だからなその…今日は…だなぁ…」…ああ、なるほど。「…今日中央から帰ってきますね…誠さん」ボン!って音が
    S・U さん作 [354]
  • ソードメーカー12―?

    「…!」フードの人物はそれを聞いて、小さく息を呑んだ。「まあ、俺達もあいつらにしてみりゃあ、駒みたいなもんだろうけどな」グラムは寂しそうに笑うと、剣を腰に提げて、「飯食ってくる。今夜だぞ、忘れるなよ」そう言って、ゆっくりと小屋から出て行った。「…」フードの人物は小さく息を吐きながら、剣の柄を握る手を震わせていた。「あの…話しというのは何でしょうか?」「いえ…少々聞きたい事がございましてな…」セイ
    いっと さん作 [536]
  • 時と空の唄5-1

    「こんなところにイツキは来ているのでしょうか…?」豊かな農村にあるのは青々とした森、さらさらとせせらぐ小川、そして畑。「う〜ん…確かにこうやってみるといない気もするよなァランス?」ラウフがランスォールに無茶振りしたがランスォールは上の空といった感じでラウフの言葉は届いていないようだ。「…ランス?どこか具合でも悪いの?」「え?あぁ、いや、なんでもないよ。」ようやく我に返ったらしいランスォールは気の
    花神 ミライ さん作 [380]
  • 冬の結晶  第三話

     「へくしゅん、あぁやばい 寒い」 ベランダからの景色に見惚れていたら、いつの間にか周りの寒さがさっきよりも増していた。 「そろそろ部屋に入るか」 そう囁きながら、優雅は窓を開けて部屋に足を踏み入れた。 部屋に入った時、優雅はふとある事に気がついた。 「……ちょっと散らかってるなぁ」 部屋全体をよく見ると、色んな物が辺りに散らばっていた。 そう言えば、最近掃除してなかったなぁ…… 「ん〜〜 仕方
    陽夜 さん作 [226]
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