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ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。
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エンブレム〜序章〜?―?
「それはお兄ちゃんが明日学校があっても関係なく夜更かしするからでしょー!」「明日が学校でも敢えて夜更かしをする、それが俺のポリシーだ」「そんな訳のわからない事言ってないで早く起きてよー!遅刻しちゃうよー!」「いいじゃないか、まだ遅刻回数一桁台なんだから、今から一回か二回遅刻したぐらい…」「…ふーん、折角今日の朝ご飯はお兄ちゃんの好きな麦ご飯とお味噌汁なんだけどなー」「…なぬ?」「しょうがないなー
S・U さん作 [485] -
エンブレム〜序章〜?―?
――それでは、始めようか――目を覚ますと周りが白い世界に覆われていた。一瞬、季節外れの銀世界に俯せに投げ込まれたのかと馬鹿げたことを考えたが、なんの事はない。ただ朝日がカーテン越しに差し込んできて目が拒絶反応をおこしていただけだった。「うーん…」もぞもぞとベッドの中で動く。さて、どうしよう。このまま、素直に起きてまだ起きてる訳がないと思って起こしにくる麻衣を驚かすべきか。それとも、このまままた瞼
S・U さん作 [606] -
ソードメーカー12―?
エミリアは怪訝そうな表情で首を傾げた。「兄さん、こういう事は出来るものだろうか?」「…いや、まず不可能だろう。第一、光と闇ではエネルギーの質が異なるから、両方をミックスするには一人ではどうにもならん。やるとしたら、一人は闇の、もう一人は光をそれぞれ放出して、闇の塊に光を被せるといった形を取るしかない」「…物凄く面倒くさいやり方ですね。それって」リリーはそれを聞いて、苦笑した。「…じゃあ、あの感じ
いっと さん作 [449] -
時と空の唄4-3
「盾は…洞窟の奥、聖域の中で守られてる。俺たちも近づけない。」突然、イツキが呟くように説明した。そういう時の為にも、ランスォールがいるのだ。聖域に入ることを許される力を持つ者が。「かわいくねぇガキ。」ランスォールがイツキや雪に聞こえないよう小声で呟いた。「お前もあれ位の年ん時はあんなんだったぞ。」ラウフが小声で返す。先頭を歩くイツキという少年は今年14になる。だが14とは思えない大人びた雰囲気は
花神 ミライ さん作 [351] -
ロストクロニクル序章―4
「実はルパスがこのパラスに宣戦布告してきたんじゃ」相変わらず慌てた様子で語り始めた。「じゃあ、戦争ってことですか」「まぁ、最後まで聞きなさい。そこで我々は神から授かった不死鳥を呼び覚まそうとしたんじゃ」「不死鳥はこの城の中にあるんですか」国王は苛々したように「だから、最後まで聞きなさい!」とさっきよりも強い口調になった。「この城の最上階に不死鳥を呼び覚ますための石盤があるんじゃ。その中に神から授
五十嵐時 さん作 [625] -
アリエス・シャドウ ?
サクヤが、学校に着いのは始業式の始まる10分前だった。「はぁ・・はぁ・・何と間にあった」『ねっ。走って正解だったでしょ』電車に乗りこんだのも、ほぼ奇跡に近かった。その電車に乗れなかったら、遅刻でアウトだった。サクヤは、掲示板で自分が何組かを見て、すぐにその教室へと向かった。『サクヤ、何組だったの?』アリエスが興味深そうに聞いてきた。「3組だよ。それがどうかしたの?」『ううん、何でもないから気にし
霧原 凜 さん作 [530] -
時と空の唄4-2
マーガックに着くと四人を待っていたのは活気に溢れる市場や露店だった。ここで御神家の分家を訪ねる前に食料やら装備やらを揃えた。いくら分家でもいきなりやって来た本家と名乗る少女に家宝を渡してはくれないだろうと思ったのだ。勿論、万が一のときに備えて。「さて、と。そろそろ参りましょうか。」広い町を奥へ奥へ行くと町の雰囲気とは違う日本家屋の屋敷が広々と建っていた。「なんか緊張する〜」雪がどんどん中へ入って
花神 ミライ さん作 [369] -
戦士と妖精
俺は今、走っている。ここがどこかも分からない。 ただ、暗いだけ、何故、走っているのかさえ分からない。 ドタン!ベッドから落ちて目が覚めた。「またか」最近良く似た夢を見る。まだ、外はうす暗く、街灯がついていた。もう寝むれそうにない 俺の名前は、洋間康、中3で特に印象がないのでクラスで少し浮いてる。 外に出てみようかと思ったがまやはりやめて、ベッドに潜り込んだ。少し寝たと思ったらまた、目が
木陰の人 さん作 [257] -
戦士と妖精
俺は今、走っている。ここがどこかも分からない。 ただ、暗いだけ、何故、走っているのかさえ分からない。 ドタン!ベッドから落ちて目が覚めた。「またか」最近良く似た夢を見る。まだ、外はうす暗く、街灯がついていた。もう寝むれそうにな
木陰の人 さん作 [242] -
ロストクロニクル序章―3
タクトはその豪華過ぎるほどの城に目を奪われながらも馬車から降りた。降りる時に少しつまづいてしまった。「お兄ちゃん、剣を忘れちゃダメだよ」「そうだった。忘れてた。ありがとう」剣を受け取り、鞘に収めると、また、城に見とれる。「あれ、おばあちゃんはどこ?」その疑問には馬車の兵士が答えてくれた。「君たちのおばあちゃんなら先に行ったよ」タクトはそんな会話も聞かずにただただ城に見とれていた。そんな時に城の中
五十嵐時 さん作 [676]