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ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。
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Dragon's eye [3-23]
【鍵?なんか妙だな…】「確か今の奴も鍵だったよな……ん?でも繋がらない?…ちっ…ハズレかよ」「…何がハズレだ!人を何だと思ってんだ!」「そう力むなよ…『鍵』は邪魔なんだ」【おい…レン!何かヤバいぜ…こいつ】「大丈夫…さっきの奴、大切だったんだろ?…すぐに会わしてやる」男が笑いながら右手を挙げると、その右手に先程の巨大な火球が溜まっていく。【黒竜じゃなくてあいつが撃ってたんか!…ていうかレン!逃げ
ギルドギア さん作 [224] -
Dragon's eye [3-22]
鳳凰刀に凄まじい雷が溜まり、アスカが蒼炎竜に振り下ろそうとした。その時だった。蒼炎竜の火球とは比べ物にならない、蒼炎竜よりも遥かに巨大な火球がアスカに落ちた。その時の爆風で、レンは8mほど吹っ飛んだ。レンが起き上がり、アスカの方を見る。そこにはアスカの姿は無く、ただ巨大なクレーターがあるだけだった。「アスカさん!!」返事は無い。レンは膝立ち状態になり泣き出した。その時、頭上から声がした。「困るん
ギルドギア さん作 [213] -
Dragon's eye [3-21]
レンは右、アスカは左に跳び、火球を避ける。アスカはポケットから楕円状の物を取り出し、蒼炎竜の頭目掛けて投げた。「少年!耳を塞げ!」レンはアスカの言うとおりに耳を塞いだ。その瞬間、蒼炎竜の頭についた楕円状の物が高周波の音と共に爆発した。蒼炎竜は突然の衝撃と轟音でパニック状態になり、そのまま転んだ。転んだ後も何が何だか分からないままのた打ち回っている。轟音で、半規管をやられたのだ。レンも、耳を塞いで
ギルドギア さん作 [221] -
RPG−3
「あたしはレイジャーン。レイって呼ばれてる」慎重に立ち上がる私を気遣って腕をとってくれた女の子は、歩きながらそう名乗った。どこに行くのか分からないけど、私の中ではもう彼女は信頼できる人だ。私の気持ちが分かったのか、彼女にも最初のようなとまどった表情はない。「私はカナ。助けてくれてありがとう」「本当に驚いた。魔物でも出てたらどうするつもりだったんだ?むしろ最初は寝てるあんたがサパーかなんかの罠かと
たる さん作 [282] -
RPG−2
「え・・・うわ・・・」絵に書いたような青ーい空。ふわんと浮かぶやわらかそうな雲。CG世界みたいな全部草原という景色。感動しないわけないが、何より頭の中を占めるのは驚きと狼狽だ。そりゃそうだ。私の頭がまだ正常だというなら、さっきまで−−というのは眠りにつく前だ−−私がいたのは初めて行ってから12年間ずっと通っている病院の待合室だったはず。10分もすれば名前が呼ばれて診察室に通されていたはず。それが
たる さん作 [324] -
RPG
「ねえねえ」ぼんやりした声だが確かに聞こえる。体をかすかに揺さぶられているのも分かってる。それでも目を開かないのは睡魔が強すぎるからだ。それに、人一倍よく寝る人生をおくってきたつもりだが、こんなに気持ちのいい眠りは感じたことがなかった。睡魔がどうのというよりも本当はただこの居心地の良さから離れたくないだけかもしれない。うっとりした気分だったが今度は強く揺さぶられた。ねえと呼ぶ声もしっかり耳に入っ
たる さん作 [344] -
時と空の唄2-4
「あー紹介するよ。目付きの悪いのがランスことランスォール。で、美人のかわいこちゃんがシーラ。」「いつも思うんだけどアンタの紹介ってあんまり役に立たないわね。」情報屋リタが間髪入れずツッコミを入れた。その様子からラウフがいかにいい加減かがわかる。「おーキツッ。あーっと、で、こいつがオレの信用するオーウェンの情報屋、リタ。」よろしく、と差し出された手を握り合った。「コイツから大体の話は聞いてるわ。あ
花神 ミライ さん作 [382] -
ソードメーカー12―?
ライス達が王宮に辿り着いたのは、昼前になってからだった。「申し訳ありませんが、皆さんこちらで少々お待ち下さい。中に入る許可を貰ってきますので」ライスはそう言うと、門の前に立つ門番に一言二言声を掛けて、王宮の中に入って行った。「へえ…」ミリスは王宮を見つめながら、感嘆のため息をついた。「やっぱり大きいわね…。さすが、『マジックパレス』ね…」「まあ、政治と軍事の中心だからな。人も多くなり、組織もでか
いっと さん作 [462] -
Sky at dawn〜青の夢〜2. Meaning
まだ八歳だった頃 私は夢を見た。 自分が化け物に殺される夢。 その日 自分の叫び声で目が覚めた。 あの日からずっと同じ夢を見る。 眠るのが怖くて とても怖くて 狂ってしまいそうだった。 周りの人は、 次第に距離を置くようになった。 夢見だから仕方がない。 友達もいなくなった。 夢見だから…仕方ない。 塔に監禁され 外に出られなくなった。 夢見だから… 自分の命を絶とうと思った。 でも、そんな勇
葵 さん作 [398] -
時と空の唄2-3
冷ややかな朝方の空気がランスォールの頬を撫でた。薄目を開けると風に靡く白いカーテンと見事な銀髪があった。(…シーラ?)寝惚けているのか声が上手く出ない。視線を彼女から天井へと向けた。…静かな唄が聞こえてきた。懐かしいような、でもどこか淋しげで憂いを含んだ唄が。静かに、目を閉じた。唄をよく聞くためか、もう一度深い眠りにつく為に。…そうだ、この唄は………あの人が…うたってた…うた……「ランス!起きて
花神 ミライ さん作 [423]