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ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。
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不思議な一週間3
俺は善意に身を任せてお婆ちゃんを助けようとした。「その荷物持ちましょうか?」俺が問うと、お婆ちゃんはにっこりとして、「ありがとう」と言った。しかし、荷物が重い。この時ばかりは、文化部の自分を恨んだ。もっと自分に力があればなぁ。そう思ったとき何故か力が湧いた。さっきまで重かった荷物が軽い。何でだ?まあいいや。とりあえず荷物は運び終わった。うわっ!大変だ!学校を忘れてた!こんな時はローラースケートが
zero さん作 [254] -
不思議な一週間1
俺はこの異変に気づかなければもっと楽しい一週間を送っていたのかもしれない。だが、後悔はしていない。何故なら、透明人間になれたからだ。俺が体験したのは、自分の姿形を想像した通りに変えられることだ。最初は、自分の姿を蟻に変えて巣の中を探検したり、雲に変えて皆を見下ろしたりした。まあそれは自分の持った能力を理解し、納得した後の話だが。そんなことはさておき、俺の体験した一週間を聞いてくれ。一週間前・・・
zero さん作 [339] -
ソードメーカー11―?
グラムは剣を一閃しようとしたが、その途中で力尽きたかのように、静かに剣を床に突き立てた。俺は何を考えてるんだ?最期だと?冗談じゃねえ!まだ俺の復讐は終わってねえんだ!―\r「こんな所で死んでたまるかよ…」グラムは剣を無茶苦茶に振り回しながら、唸り声を上げた。「終わらせねぇぞ…絶対生き残ってやる…」肩で息をしながら、拳を震わせて、グラムはうめくように言った。「つあっ!」「やっ!」ロイとルイスの声と
いっと さん作 [483] -
時と空の唄2-1
「そういえば昨日言ってた浄化能力を高めるもの、って一体なんだ?」ランスォールが聞いた。「…そうね。その話はしておいた方がいいね。…私たちがこれから集めるのは【三種の神器】と呼ばれる3つの秘宝。悪しきものを討つための剣、敵の凶刃を防ぐ盾、そして弱き者を護るための宝玉。」20年間ずっとシーラはこの三種の神器を求め孤独な旅をしていたのかと想像するとランスォールの心はチクリと痛んだ。「宝玉は既に手に入れ
花神 ミライ さん作 [418] -
月の葉書2部8−4
「なっなんだって!?」風紀とナラビが驚愕するギラム)正確には今でも…だがねギラムが笑って言うナラビ)でっでも人類が勝ったって言ったじゃん!?ナラビが悲鳴じみた声で聞くとギラム)フライシンワークの力は絶対的だった。科学者達には封印するしか残された道は無かったギラムが冷淡に答えた先程の香雲達の発言を聞いた風紀にはある不安が何度も過ぎり…風紀)じゃあ、お前の目的は…耐え切れず聞くとギラム)フライシンワ
速見 さん作 [448] -
ソードメーカー11―?
「それは問題ないでしょう。わざわざ助けた自分の幼なじみに危害を加えるという事は、ありえないと思いますよ」「まあ、そうじゃな」「それよりも、そのグラムとかいう犯罪者と、フードを被った謎の人物の正体を突き止める事が重要だと、私は感じていますが」「確かに。よし、グラムの調査はお前に任せる。よいな?」リグラは沸騰したお湯をティーポットに入れながら、ちらりとルークを見た。「了解しました」ルークはにっこりと
いっと さん作 [456] -
時と空の唄1-11
「どうすっかなー」ボスリとベッドに倒れこみそんなことを呟いたがすぐに深い眠りの中に落ちていった。次の日、モソモソと布団から這い出た頃には日は高くなっていて飛び起き朝食も摂らず教会を飛び出した。しかし街に入り、噴水広場に近づくにつれ本当に行くのか、という思いがランスォールの脳裏を掠め進もうとする意思に足枷をかける。ゆっくりとしたスピードで広場に着くと噴水の縁に座り足元の鳩を眺めるシーラがいた。シー
花神 ミライ さん作 [419] -
ソードメーカー11―?
リグラはそれを手に取ったが、やがて、思い直したかのように首を振った。「やれやれ…頭に血が回っておらんだようじゃな。今更これを詳しく知ってもどうにもなるまい。それよりも、今起こっている事象を検証しておく事の方が重要じゃ」論文をデスクの端に置くと、リグラはコンロの上にやかんを置いて、剣で火をつけた。「リグラ様は紅茶ですか?」「無論じゃ。紅茶は頭をゆったりと癒してくれるからのう」リグラはにやりと笑って
いっと さん作 [469] -
月の葉書2部8−3
「フライシンワーク?」4人がハモって言うとギラム)百人の中に上手く波長が合わないのに無理矢理宝玉を入れられ宝玉に精神と体を乗っ取られた者がいた。その者がフライシンワークだ。そいつは乗っ取られてすぐに姿を変え龍と悪魔が混ざったような生き物になり世界を破壊し始めたそう語るギラムは妙に生き生きとしていた風紀)それが“世界滅亡”か?ギラム)そうだ。たったの7日でこの星で生きている者は研究者と宝玉を宿した
速見 さん作 [473] -
時と空の唄1-10
「行くのか?」「うーん…。どうしようかと思って。」義妹を足にまとわりつかせながらランスォールは言った。「彼女、初めて会った気がしないんだよなぁ」「なんだ?ランスにも青春が来たか〜?」ラウフがイタズラっぽく笑ったがランスォールの方はそんな気には到底なれなかった。「茶化すなよ。」「ランス兄ちゃん…」足にわとわりついていた義妹が不安そうにランスォールを見上げている。「ランス兄ちゃん、どこかに行っちゃう
花神 ミライ さん作 [487]