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Dragon's eye [3ー9]
「えっ?何で知って…」レンの話しを、男が手を突き出して止めた。「油断するなよ…近くにいるぞ…」男は、自分の落ちて来た穴を睨みながら小さな声で言った。「えっ?」「おい、そこの…腰に付いてる変な剣!…蒼炎竜は…今、どこらへんだ?」【なっ!…誰が変な剣だ!………まぁいい…あと、東に50mってとこかな…】「おい、どうしたんだよ剣…早く答えくれよ」クザンが答えたにも関わらず、男はまだ答えを求める。【はぁ?
ギルドギア さん作 [198] -
Dragon's eye [3ー8]
「覚醒が終わってない?」【あぁ…その上、あいつは今人間に姿を…】「…どうしたんだよ」【おかしい…山頂に「奴ら」がいるのは分かるが……俺等のすぐ近くに人間の気配を感じる…】「…はい?」【…ていうか…真上!?】その瞬間だった。レンの目の前の坑道の天井から、剣が突き抜け、危うくレンに刺さる所だった。そして、その剣が光を放ち、坑道の天井が崩れ、一人の男が落ちて来た。「いって〜!……あれ?君達だれ?」落ち
ギルドギア さん作 [195] -
Dragon's eye [3ー7]
【間に合わなかったか…】「一体何がどうなってんの!?」【いるぞ…奴が…】「奴って?」【炎竜が…】「はぁ?炎竜はさっき変態が殺したって…!」不思議そうに言うレン。【こいつはただの炎竜ではない……炎竜の上をいく存在…蒼炎竜だ】「するって〜と…強いってこと?」【黒竜より強いぞ?】「黒竜って…俺が前に殺されかけた奴?」【あぁ】「ていうか何で俺が黒竜に殺されかけたこと知ってんだよ」【だから地上のことなら何
ギルドギア さん作 [197] -
Dragon's eye [3ー6]
「…なるほどね」【これが…破刃壊震だ】「よ〜く分かった!」【よし!入ろうぜ】「おう!」レンは、潔く坑道の中へと入って行った。しかし、元々暑いのが苦手な上に、方向音痴なレンは、ものの一分で迷ってしまった。「…なんでこんなに道が別れてんだよ…」【坑道だからな】「…ここどこぉ〜?」【…ていうか道なら俺に聞けよ】「あ」クザンは大地を司る金竜の瞳をはめ込んでいるため、地上のありとあらゆることが分かるのだ。
ギルドギア さん作 [193] -
Dragon's eye [3ー5]
「やっぱ変態は変なことしかしないんだな」【ていうか…あいつは変態と言うより変人と言った方がいいような…】「んなこと今はどうでもいいだろ!」【へいへい…】「で、どうすんの」【…何を?】「入口をだよ!」【…んなもん簡単だぁ!俺を地面に突き刺して、破刃壊震って叫んでみな】クザンによると、クザンには前回の所有者が作った技が、その技の名前と共にインプットされているらしく、木から巨大な葉を作るなどといった特
ギルドギア さん作 [211] -
ソードメーカー10―?
「何故なら、王に毒入り菓子を渡したのがロバートだったからです。しかし、私はそれだけでは罪に問えないと、宰相府に何度も働き掛け、拘留、という形で死罪保留にしたのです」「…そんな事が…」「はい。当時はロバートを死罪にする、という意見が圧倒的多数を占めていましたからね。…それからは宰相府の仕事と並行して、犯人捜しを無我夢中でやっていましたよ」リグラはゆっくりと目を伏せて、一口だけ紅茶を飲み込んだ。「…
いっと さん作 [475] -
月の葉書2部7−5
〜雲家たち〜雲家と雷家は未だ死闘を繰り広げていた。しかし、今は最初の数から大分減っていてもう8人しかいなかった雷家)もう少しで雲家が全滅する生き残りの雷家は皆ヘラヘラと笑っていた紫雲)(おかしい!何故身内が殺されたのに平然と笑っていられる!?香雲の父親の紫雲が疑問に思った直後だった「うっ!?」何と、雷家4人が一斉に気を失ったのだ!玲雲)一体何が起きたの?四人が不思議に思い構えを解いた時だった「ウ
速見 さん作 [443] -
Killing Night Freaks/EXTRACHAPTER/『はざまのうた』
樋泉杏華は苛立っていた。全身に怒気を漲らせ、夜の町を歩いていく。彼女の身体は血に濡れていて、体中から鉄錆にも似た臭いが発せられている。生き物の匂い。死んだものの臭い。存外嫌いではない。女性ということもあってか、元から血を見ることには慣れていた。最初はいくらかの嫌悪があった。恐怖も。だが慣れた。繰り返していくうちに薄れて消えた。 殺すこと。生きているものの活動を終わらせる。慣れてしまって、もう何
夢の字 さん作 [395] -
ソードメーカー10―?
「そうです」リグラはアリネスの問いに、懐かしそうな表情で、頷いた。「わしとロバートは同時期にそれぞれ騎士団と宰相府に入り、ある事がきっかけで知り合って、そのまま良き友人同士になりました。…ロバートとはよくこう言い合っていましたよ。『お前は剣で国と国民を守れ、俺は頭脳で国と国民を守るから』とね」リグラは恥ずかしそうな表情をしながら、ぽりぽりと頭を掻いた。「知り合ってから十年後に、わしは宰相の最優力
いっと さん作 [441] -
ソードメーカー10―?
ロイ達三人はそれを見て、一瞬、肩を震わせた。「どうしたの?」アリネスはその様子を不思議そうな表情で見つめた。「い、いえ、何でも無いです…ははは…」ロイとルイスは顔をひきつらせながら、全身に冷や汗を浮かべて、言った。「…あの…リグラさん…は、ロバートの事を何か知っているのですか?」リリーは少し躊躇いながらも、思い切って、ロバートの事を尋ねた。「知っておる。わしの親友じゃったからのぉ」リグラはそう言
いっと さん作 [484]