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ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。
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Killing Night Freaks/Chap.1-4
分厚い鉄で出来ている、屋上へと続くドア。触るとひやりとした感触を返してくる。鼓動は一層強く早く鳴り響き、前後感すら怪しい。深呼吸をして、酷く重いドアを、「…………っ」 開けた。 ごう、と耳元で風が鳴る。屋上に強く吹き付け、ドアの前で蟠っていた空気が抜ける音。揺らされた前髪の向こう、星々をちりばめた群青の夜空には煌々と輝く満月が有る。星月夜。幻想的な風景の、その中に――――「…………あ」 居た。
夢見月 さん作 [383] -
ソードメーカー10―?
「…」「…」しばらく二人はお互いを見つめあったまま、沈黙の時が流れた。「…よそうか、この話…」「…そうだな…」二人は同時にため息をつくと、そそくさとベッドから降りた。緊張気味にパンをかじりながら、ロイは目をさりげなく左右に動かして、辺りを見渡した。女王アリネスの呼びかけで、ロイ、ルイス、リリーの三人はアリネスと共に朝食をとる事になったのである。アリネスは優雅にスプーンを動かして、スープを飲み、対
いっと さん作 [458] -
英雄育成学園魔法学科武術家志望者奮闘記・九
「き…キミィー!言うに事かいてばっ馬鹿貴族とは何事だー!」顔を真っ赤にして踊りながら叫んでいるアルフレット教室中の視線が俺達に向けられ、ノエルはその状況をケタケタと指を指して笑っている。「…はぁ」付き合いきれん。ため息もかれそうになっているとアルフレットが俺に指を指し叫んだ。「決闘だ!僕の家を侮辱してただではおけない。」「誤解のないように言っておくがお前の家を馬鹿にした訳じゃないぞ。」「なんだっ
難波 五郎 さん作 [353] -
人形千喜と依代 第一章☆糸操家(つらあやけ)[1-15]
「秀は、俺の兄貴」「……………………………………………はいっ?」「初めまして、龍太郎の双子の兄です」「……………………双子の兄?」「うん、そうだよ」「…………………」 依代はやおら龍太郎を指指すと、「この人の?」と聞き返した。「うん、そこの『ちぇけらっちょ?』って言ってそうな恐いお兄ちゃんの兄です」「…………?」 うわぁー、と依代は内心で声を上げた。 この顔と服装で『チェケラッチョ?』はないだ
RIE さん作 [188] -
ソードメーカー10―?
「…なら何でベッドに入って来てるんだよ…」ルイスは信じられないといった表情で、ロイを見た。「いや、これは、あのエリクシオンが…って、あの剣の仕業かああ!」ロイは憤慨しながら、天を仰いだ。「な、何言ってんだよ、ロイ…」「とにかくだ!僕はそういう趣味は一切無い!だから、恐らく寝相が悪かったんだ!信じてくれ!」ロイはそう言って、ひたすら頭を下げた。「…分かったよ。そんな頭下げるなって。…ならさ、お前、
いっと さん作 [491] -
魔導師ミクリの物語3 ミクリと時空図書館2 ミクリと現実世界1
奥から、出てきたのは、神官の服を着た、女性。年は、40〜45歳。服は、白色。看護士の服っぽく。長い髪をしてた。ミクリ「こんにちは。」神官「ミクリさん。付いて来て下さい。」ミクリは神官の案内で。時空図書館の地下深くに来た。地下深くにはかなりの。魔力を感じていた。階段を下りる度に。魔力が強くなるのを。感じてきた。地下最深部。警備員「来ましたか。」ミクリ「はい。」神官 「やはり。国外追放ですね。」警備
兎 さん作 [206] -
ソードメーカー10―?
「…そうですか…」ロイは安堵した表情になって、一つ小さく息を吐いた。それでは貴方を元の場所へお送り致しましょう。…少し痛いですが、我慢して下さいね。「へ?」ロイは目を大きく見開いて、目の前に浮かんできたレンガ造りの床板を見つめた。その瞬間、その床板が猛スピードでロイの頭へと襲いかかってきた。「あだっ!」ロイはその床板の直撃を受け、悲鳴を上げて床の上に倒れこむと、失神してしまった。…愛のムチ…です
いっと さん作 [493] -
Forgot-8
気がつくと、彼は自室のベッドに横たわっていた。現在午前5時、起きるにはまだ早い。結局、彼は別れを告げることは出来なかった。それで良かったのかもしれない。夢とはいえ、母親を傷つけるかもしれなかったからだ。それでも、彼は悔しくて仕方なかった。せっかく、やり直すチャンスが巡ってきたのに、と。それが悔しくて仕方ない。彼は、自分は泣くだろうと思った。亡くなった母親を悼み、別れを告げられなかった自分を不甲斐
黒和 さん作 [425] -
ソードメーカー10―?
そうです。しかし、その問いに対する明確な回答は出来ません。これは貴方自身が見つけなくてはなりませんから。「僕自身…ですか?」貴方は私の声が聞こえました。素質はあるのでしょう。ただ、貴方自身がそれを放棄しているのです。「放棄…?」貴方の心の奥には、自身の創ったソードに対する恐れと、怒りがあります。「!」ロイはその言葉に、思わず絶句した。それが何に起因しているのか、私には分かりませんが、貴方には分か
いっと さん作 [486] -
黒い蝶〜?〜
自由が戻った。ティルは中学を卒業し、昆虫について仕事を始めた。バーディーはあの日以来来ていない。昆虫について仕事を始めたのは、それがあるからかもしれない。(ダンダンダン)[誰だ?こんな雨の夜遅くに・・・・]「どちら様ですか?・・・・!」
PN,KONAYUKI☆YURI さん作 [242]