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ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。

  • ソードメーカー9―?

    「…セイル、お前達しか戻ってこれなかったという事は…ロイは…やはり、殺されたのか?」ライルはやや声を震わせて、沈痛な面持ちで尋ねた。「すまない!兄さん!」セイルはテーブルに両手をつけて、額をそれにこすりつけるようにして、謝った。「私がふがいないばかりに、妻や娘達はおろか、ロイ君まで守りきれなかった。本当にすまない、兄さん…」「ライル、顔を上げるんだ。お前が家族以外の誰かを見捨ててのうのうと生きて
    いっと さん作 [500]
  • Dragon's eye [2ー10]

    「うえっぷ…」気球の中、レンは今にも吐きそうな様子だ。「…何だ?酔ったのか?」「それもあるけど……ていうか何で気球何だよオッサン…」「だからオッサンじゃねぇって!……まぁ気球はな、まず何より障害物が無いから早く行けるし、危険な獣にも遭わないからな」「…じゃあ飛竜でも使え……あ…飛竜もダメだ…」もう気付いている人も多いと思うが、実は、レンは高所恐怖症なのである。「は?飛竜なんているわけないだろうが
    ギルドギア さん作 [271]
  • Dragon's eye [2ー9]

    「…だって、オッサンじゃん」男のノリを無視して冷静に答えるレン。「そうじゃな〜〜〜い!!百歩譲って俺がオッサンに見えるのは仕方ないとしよう!百歩譲ってな!だが、俺にはちゃんとロンド・ハイニリアって名前があんだよ!」ロンドの魂の叫びであった。その証拠に、ロンドは息切れしている。「はいはい…じゃあロンド、聞きたいんだけど、ここからイーナ砂漠までのルートで、一番早くて簡単な方法って何かな?」「…何?イ
    ギルドギア さん作 [255]
  • Dragon's eye [2ー8]

    衝撃的な事実であった。このオッサ…お兄……男は、どこからどう見ても酒に酔いつぶれたオッサンにしか見えない。「マジすか? 」レンは、まだ信じられない様子だ。「おう、マジよマジ」「………そうですか、じゃあ俺はこれで」レンは色々突っ込もうと思ったが、関わらない方がいいと悟ったので、棒読みでそう言った。そして、気付いているかもしれないが、レンは敬語を使うのが下手である。レンが店のドアの取っ手に手をかけた
    ギルドギア さん作 [267]
  • Dragon's eye [2ー7]

    何故レンが驚いたのか。それは、何と、店のドアの真横にあるちっちゃなテーブル席で、一人のオッサンがジョッキを片手に机にもたれかけ、爆睡していたのである。真っ昼間に。「あらら、リストラでもされたのかしら」少し、むかつく口調でレンが言う。しかし、このオッサン。オッサンと言っても、無精ひげは生えているが、髪もちゃんとある。そして何より、イケメンであった。そこらへんで、カウボーイでもやっていそうな感じであ
    ギルドギア さん作 [261]
  • Dragon's eye [2ー6]

    グランの急な反応に、レンは驚いて、尻餅をついてしまった。「ふん、この程度で尻餅なんかついてる奴が師匠を助けるとか気取ってんじゃねえよ!」「……」レンは、言葉が返せなかった。「何の反応もなしか……もういい、俺1人で行く」そういうと、グランは飛竜の背中に飛び乗り、砂漠に向けて飛んで行った。「俺は…俺は……!」取り残されたレンは、歯を食いしばり、拳を握りしめ、うつむいていた。しばらく、時間がたった。「
    ギルドギア さん作 [263]
  • Dragon's eye [2ー5]

    「…いって〜な、何すんだこの………」放り投げられたレンは、目の前の光景を見て、言葉を止めてしまった。「うそ…だろ…」レンが見た光景、それは、地面に降り立つ、真っ白い飛竜の姿だった。そう、昨日、グランが呼び、乗って飛んで行った飛竜である。「…何を驚いている?」「何って、なんで…コイツがここに?」「今俺が呼んだ」グランが早口で言った。「…今呼んだって…着くの早くね?」「寝床があそこだからな」そう言っ
    ギルドギア さん作 [264]
  • Dragon's eye [2ー4]

    「もう一度言う、仲間が必要だ」「…そうだな…」「よし…今すぐ探して来い、5人ぐらいな」「…あんたは鬼か!」「冗談だ……ふむ…俺の知り合いに、1人だけ可能性のある奴がいる……どうする?」「よし、そいつだ!」「まっ、了解無くてもこいつだけどな」レンがこけた。「…じゃあ聞くなよ…」「さて…手紙は面倒くさいな…」「無視かよ!……おわっ!」レンの突っ込みをグランが避け、レンは勢いよく倒れた。「!…いって〜
    ギルドギア さん作 [283]
  • 人形千喜と依代 第一章☆糸操家(つらあやけ)[1-2]

    >透き通る様な白い頬に、キュッと引き結ばれた、形のよい赤い唇。弓なりに描かれた眉の下で、まつ毛に縁取られた黒い瞳がきらめく。そんな子供が、何故一人でこんな山奥をうろついているのだろう。> 別にハイキングに来たわけでも、キャンプをしに来たわけでもない。そもそも依代はインドア派だし、物が密集したところは苦手だ。たんに、彼女の目的地に辿り着くにはこの道しかなかっただけだ。> 依代はこの夏休みに入ってす
    RIE さん作 [232]
  • 竜に捧げる鎮魂歌[1-終]

    アンナは、ガクンッ、と後ろに仰け反る。倒れるか、と思ったが、彼女はたたらを踏んで仰け反ったまま停止した。「・・・・せ、・・・先生?」まさか死んでないよな?と心の中で願いながらオーリュはアンナに話しかける。と、彼女の手がピクリと動き、その身体も元の位置に戻っていく。「・・・・うん?」気の抜けた返事をしたアンナにホッとして、オーリュは金髪少年を振り返った。・・・今のは、魔術か?だが目で問いかけても少
    かまきり さん作 [246]
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