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ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。
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竜に捧げる鎮魂歌[1-3]
思った通り、だ。 毎朝自分を起こしに来る学院の教師の1人の・・・確か名前はアンナだったか・・・が、いつもの様に大声でどなりだした。「まったくあなたは毎朝毎朝!!今日は珍しく起きてしる気配がすると思ったのに、部屋の真ん中につっ立って!!さぁさぁ、さっさとシーツをなおして下に・・・」アンナの、いつもなら止めても止まらない怒鳴り声がピタリとやんだ。代わりに彼女が息をのんだのがわかる。その視線はベ
かまきり さん作 [278] -
†Blood Contractor†
それは――子ども達の間で密かに流行った禁じられた遊びだった‥‥政府はその遊びを行った子ども達を捕らえ、その存在をなかった事にするという。しかしそれはもう過去の話になっていた――はずだった。
R0SE さん作 [155] -
Sky at dawn〜青の夢〜1.>
アセンズ王国 南大陸を支配する大国 だがそれは、かつての話 この国もまた、長きに渡る戦いで今は見る影もない。 サウディアス=ローディア=アセンズ 白髪に皺だらけの顔、口まわりを覆うような白髭。 それが今のアセンズ王国国王。 サウディアスは謁見の間の椅子に座り、前に跪く白銀の鎧を身に纏う2人の騎士を見つめる。 1人は少女。 名をロラン=ローディア=アセンズ アセンズ王国第一王女。 現17才 ブロ
葵 さん作 [461] -
ソードメーカー9―?
夕日が辺りを赤く染め上げた頃、エルダスの町に、ベイスが何者かによって破壊された事が、町長によって伝えられた。広場に集まった町人達はそれを聞いて、「俺達の町は大丈夫なのか!?」という不安を口にした。「町の警備を今以上に厳重なものにすると言ってきておる。大丈夫じゃ」町長はなだめるようにして、町人達を諭した。「そうか…」「それなら、そうしてもらうしかないわね…」町人達は不安げな表情を見せながらも、とり
いっと さん作 [511] -
竜に捧げる鎮魂歌[1-2]
・・・来る!!1番この状況を見られたくない人物、学院の、・・・教師が!!!オーリュはいつも寝坊するため毎朝教師の誰かが起こしにくるのだ。 (や、やば・・・・・っ!!!)以前、学院内に無断で外部の者を入れた生徒がいた。その生徒は規則違反により教師にどこぞへ連れて行かれ、それっきりその生徒を見た者はいないらしい。 オーリュは慌てて少年を隠そうとするが寝泊まりするだけの学院の寮の一室にはベッド
かまきり さん作 [260] -
竜に捧げる鎮魂歌[1-1]
王都、カリーナルは特に魔術の盛んな王国だ。その広大な領地には魔術訓練の学院が所々にある。 その学院の寮、北の塔の一室に彼はいた。窓際におかれているベッドに朝日が差し込み、その少年に起きる時間がきたかとを知らせる。「・・・・ん」ゆっくりと瞼を開き、美しいほどに真っ赤な瞳でぼんやりと天井を見つめていたオーリュは首をかしげた。何か夢を見ていた気がするのだが、さっぱり思いだせない。「・・・・・・・・。」
かまきり さん作 [433] -
竜に捧げる鎮魂歌
「あ〜・・・・・・。」少年は気だるげな声をだすともなくだした。やけに冷静だが、彼は今崖から落下中である。金の瞳に金の髪。肩までの長さの金髪が、落下しているために鬱陶しくなびく。 下から見た人は黄金の宝石が降ってきたと思うであろうほど、その色は美しく輝いていた。崖から落ちてから随分と経過しているが、まだ地上にはつかない。少年が金の瞳をふと横にすべらせると、夜だったはずが、いつの間にか
かまきり さん作 [286] -
ソードメーカー8―?
その時、小屋のドアが開いて、サイラスが中に入って来た。「おう、遅かったな」グラムは素振りを止めて、額の汗をタオルで拭った。「…」サイラスは相変わらずフードを目深に被り、全身をマントで覆っていた。「…まあいいや。これで任務の半分は終了した。だから、しばらくは指示が無い限り自由に行動していいらしいぞ」「…」サイラスは無言のまま、一つ小さく頷いた。「お前さんはこの自由行動の間、何をするつもりだ?」グラ
いっと さん作 [487] -
Mの風(2)
ス…と、少女は手を伸ばし、老人の頬に触れた。「前から言ってるだろ。別れには慣れている…。そんなに哀しい目をするな。いつかまた逢えるだろうから…」「マリア…」老人が、少女の手を握った。「…おこがましいかもしれないが…。わたしは誰よりも…マリアを大切に想っていたよ…。君と過ごせた70年間は最高な…時間だった…。できれば…わたしも……君と同じ…ように……………」少女の手から、老人の手がこぼれ落ちた。広
チバ さん作 [134] -
ハート×ハート7
船にたどり着き、とりあえず、船で簡単な食事をした。フレアをカイトが誘拐して、船が転覆したことを話した。アイリに関することはすべて秘密にした。二人が入れ変わること、姫様のこと等。話ながら、アイリはユディと一緒にいた(船で待っていた男の人)のことが気になっていた。その後、ユディが自分のことを話始めた。「私は、ユディ・ラム・サティ。21歳。一応海賊の船長よ。彼は、ナイト。有名な貴族のお坊ちゃんよ。ある
里奈 さん作 [244]