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ノイズ‐NOISE‐第二章?
日も暮れかかった午後― ガッシャーンッ硬いものをぶち破いたようなものすごい音が、ロードタウン警察署に響いた。「なっなに?!」メレディスが仕事をしていた手を止め立ち上がる。ウィルは黒いソファーの上で横になって寝ていたが、その音ではっと目を覚ました。 音は、例の不審者を入れている部屋から聞こえた。「ウィル、メレディス、早く来い!!」すでにそこへ行ったハリソン警部が叫ぶ。 そこに不審者の男の姿はなか
紀夜 さん作 [483] -
ノイズ‐NOISE‐?
警部がつぶやく。「まさかこんな田舎な街にねえ。あわや大惨事になるところでしたね。」メレディスはこの事件が存在した実感がないのか、うつろな表情で言った。「もしそんなことになったら、俺はあいつを殺してたかもしれないしな。」ウィルは微笑して言った。 ハリソン警部は、うれしそうに鼻で笑った。 しかし、その夜のロードタウンに、誰かの悲鳴が響こうとは、まだ誰も知るよしもなかった。
紀夜 さん作 [457] -
Tetra 十五
それは真っ黒な猫だった「マーシャル?」真っ赤な目がギンとこちらを睨む 「軽々しい性格で、親友のアルとは最高のコンビ、しかもTetraときてる。最高の猫財だね。」馬鹿にするような感じの口調で話す黒い猫 その体は闇に溶け、目は闇からの朱い二つの閃光のようだ。 茶色いマントを羽織っていた。 「エース…俺…いや…僕と勝負しない?」 手には小刀がある 「……何故だ。」「戦いに理由はいる?」「無論だ。
FANG さん作 [358] -
ソードメーカー8―?
アリネスは思わず眉間にしわを寄せて、唸ってしまった。「アリネス様…、そのようになさっていると、歳をめした時にしわが増えますぞ」その様子を見たリグラは、悪戯っぽい笑みを浮かべて、からかった。「っ!」そう言われて、アリネスは慌てていつもの表情に戻し、ギロリとリグラを睨んだ。「おお怖い、アリネス様、そのような顔をしていると、折角の美しい顔が台無しですぞ」リグラはその視線を見て、思わず笑ってしまった。「
いっと さん作 [473] -
月の葉書2部6−1
〜風紀・香雲〜風紀)まさか、もう出て来るとはなぁ。よほど人手が足りないんだな雷斗を初っ端から挑発すると雷斗)まぁね。それに三月衆もあんまり強くなかったから、君達をさほど弱らせる事も出来なかったよ雷斗は動じずにお手上げポーズをして溜め息をつく雷斗)おまけに、ナラビは厄介な力に目覚めたみたいだし雷斗が、続けて言うと香雲)と、言う事はナラビ君も無事なんだぁ良かった香雲は胸を撫で下ろした風紀)月の葉書で
速見 さん作 [409] -
冬の結晶 第二話
優雅が自分の住んでいるマンションに帰り着いた時には、もう空は赤くなっていた。 「ただいま〜」 そう言いながら、自分の部屋に帰って来た、が何も返事が無い。 それもそのはず、優雅は幼い頃に両親を失っており、小さい頃から一人で暮らしているのだ。 優雅は靴を脱ぎ捨てて、キッチンと合体した廊下に足を踏み入れる。そのまま、てくてくと歩き短い廊下を抜けて広い居間に着いた。 居間にはカーペットが敷かれて
陽夜 さん作 [235] -
黒い蝶〜?〜
「可哀想ねぇ。まだ10才なんでしょう。」「お母さんもいないのに、今度はお父さんまで。学校にも、通えないわね。」ティルはその、一言一言にズキズキと痛みを感じた。一昨日の晩、出掛けると言って出て行った父は、交通事故に合い、逝ってしまった。頼れる人が居なくなった。
PN,KONAYUKI☆YURI さん作 [226] -
ソードメーカー8―?
「もう…そんなに大きな声を出さないでよ…」アリネスは自分の耳を軽く叩くと、うんざりしたような表情で椅子から立ち上がった。「あの…、魔力、ありがとうございました」ロイは部屋から出て行こうとするアリネスに向かって、感謝しながら頭を下げた。「いいのよ。でも、力は加減して使わなきゃ駄目よ」アリネスは笑顔で三人に手を振ると、リグラや護衛騎士達と共に部屋から出て行った。「よし、お前達!部屋へ案内するからつい
いっと さん作 [488] -
Tetra 十四
猫又の怨み 「猫又の怨みって…、確か猫又を忌み嫌った者が一匹残らず死んだ伝説だっけ?」デフォルトが首を振った 「いや…それは仮の噂にすぎない。」ラキナが僕の肩に手で叩く 「アルはんの独り言…、聞いててくれたらしいで……?」黒いフードの猫が笑う 「ハハハっ、…まあよかろう。教えてやる。」台座から降り、スタスタと僕の方に来る。「…本来、猫又の怨みとは、人間に対する呪いだ。」 呪い…?「猫又と同じ
FANG さん作 [346] -
竜の大地ガイアート 一幕〜出会い・?〜
「ふ、はは…は…」誇り高き竜の王は笑う。狂ったわけではない。自分の成すべき事を把握し、確かに感じる希望の為に死に行く自分の肉体を、滅び行く己の魂をかけれる事がうれしいのだ。「娘よ…(きぼうよ…)」王は笑う己の全てをかけてアークを一時的だとしても闇から守れる事がうれしいのだ。「聞けぇ!聖域を汚せし闇の使徒よ!貴様等にこの地を、地上を侵させはしない」王の体が光に包まれる。光が王の体を飲み込み拳大程の
難波 五郎 さん作 [303]