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ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。
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英雄育成学園魔法学科武術家志望者奮闘記
「私、ノエル・スノーっていいます。ノエルって呼んで。ヨロシク」講堂に向かう途中、思い出したかのように突然俺の前に踊り出て自己紹介してきた。肩までの髪に大きな目、活発そうな娘を連想させる。「あのう貴方のお名前は?どの学科をせんたくしたの?」「あぁ、…俺はリューク…学科は…魔法学…」不本意ではあるが決まっちまったことは仕方がない。入る羽目になった学科を伝えると。「えっ?リュークも魔法学?私もなんだぁ
難波 五郎 さん作 [406] -
竜の大地ガイアート 一幕〜出会い・?〜
王の剣は男の眼前で止まる…腕が動かない…体も…荒い息使い。意識が薄れていく中今まで感じなかった気配が王の周りにつどう。「我らが主には…」「何人たりとも指一つ…」「触れさせはせん」気配は三つ…凄まじい殺気…赤い瞳が暗闇の中妖しく輝く…王は体を動かそうとあがく…だが動くはずもない。王はきずいた。腹、腕、足…地面より伸びた槍のような、角のような物で貫かれている。体中傷つきすぎて痛みは鈍く目視するまで気
難波 五郎 さん作 [296] -
ソードメーカー8―?
「両親…」アリネスはそれを聞いて、悲しそうに呟いた。「多分、私以外では分からないと思うのですが…その…出来れば、手厚く葬って欲しいんです。町の皆と一緒でも構わないので…」ルイスは悲しみを押し殺したような顔で、リグラに頼んだ。「了解した。調査が終わり次第、こちらで手厚く葬ってあげよう」リグラは静かに頷いて、ルイスの申し出を了承した。「他は何か申し出たい事は無いかね?」リグラの呼びかけに、三人はお互
いっと さん作 [481] -
悠久の抱擁 三
一世一大の決意のもと、容子の受験に取り組む姿勢は一変した。猛烈な勢いで、成績は上がり始めた。日に日に、鬼気迫る形相に変わっていく容子の様子は、瑠璃や周りの友人達の心配を大きく膨らませる。「ねぇ、容子大丈夫なの?何だってあそこまで、悲壮に自分を追い込んでる訳?瑠璃、ちょっと止めてあげなよ。倒れたらマジ、何にもならないんだよ!」容子と瑠璃が、大の親友だと知る数人の友人達が、見兼ねて声をかけて来る。そ
馨子 さん作 [178] -
ソードメーカー8―?
「じゃが、奴がもしも本当に救出していたとしたら、悪いようにはしていまい。それよりも、君達は自分達の置かれている状況を理解せねばならぬぞ」「?」「それはの、君達がそのロザラムから常に命を狙われている、という事じゃ」「あっ!」三人はそれを聞いて、声を上げた。「君達の話を聞いていると、どうもロザラムは君達を消したがっておるように聞こえる。いや、正確に言えば、ロイ君、君の命じゃ」「っ!」ロイは驚いて、息
いっと さん作 [536] -
Tetra 十三
僕はラキナについて行った「虎爪町と咎忌町の境界線にある教会、知ってます?」それは知っている行った事があるし、よくエースと寄る。 「うん、知ってる。」「じゃあ話は早いっすね…!」ラキナの屋根跳び移りは変だ。 着地する前に体をくるんと回転させる。「……クセ…なの…?」ラキナが顔を赤らめる「いやあ…、ウチの組のしきたりですねん。着地した家の屋根への礼儀ですわぁ…。」変なの……。「おっ、そろそろつきま
FANG さん作 [350] -
竜の大地ガイアート 一幕〜出会い・?〜
「フッ…やってくれる」暗闇の中、剣を携え男が立っている天に浮かぶ大地より、その深紅の瞳で下界を見下ろしている。男は剣を空へと放つ…[カッ!]空中で火花が散る。投げ放たれた剣が空を舞い、光に侵されるようにボロボロに砕け風にとけた。「…結界か…」剣が消滅しても空間がゆがみ火花がちっている。男は笑みを浮かべながらこの結界をはった者の言葉を思い出していた。「貴様等、何が目的でこのアークへ攻め入った!」息
難波 五郎 さん作 [299] -
角と刃
グラジア島の中央に位置するノルマルという村の近辺には、古の怪物が多く棲みついているという。といっても、グラジア島にはこの村以外に人間はいないし、グラジア島に入った人間は一人として帰った者はいないので、怪物の存在を裏付ける物は何もないのだが…ノルマルの村に、ユンバという青年がいた。ユンバは、十二の時に父親を怪物に殺され、人一倍怪物達には恐怖心を持っていた。特に、父親を一瞬で八つ裂きにした四本角の獣
八坂ヤスハチ さん作 [598] -
道草
俺は誰なんだ?此処は何処なんだ?何故俺は此処にいる?ワカラナイコワイサミシイ俺は何処に行きたいんだ?何故俺は歩いているんだ?あれ?皆と同じ方向に向かっているのは何故だろう?何もわからない。皆と違う所には何があるのだろう。行ってみたいな。時には休憩も入れて。さあ、行こう。まだ知らない場所へ飛んでいこう。さらなる高見へ。この狭い部屋から抜け出して。鳥のように羽ばたこう。
ZERO さん作 [216] -
Sky at dawn〜青の夢〜 1.Encounter
涙が頬から落ちる。 蝋燭の灯火の中、 目が覚めた。 夢の感覚がまだボンヤリと広がる。 ?「夢…。」 天井を見つめ、まるで確かめる様に呟く。 あれは夢だと。 ゆっくり体を起こす。 母と同じ美しいブロンドが背中を流れる。 どうして自分は泣いていたのか。 よく分からなかった。 窓の外を見る。 そこにはあの『青』はなく、ただ灰色の空が広がっていた。 雲の覆う『灰』の世界。 世界は余りにも多くの血が流
葵 さん作 [634]