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ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。
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Tetra 八
長老こと、ネイルが去った後、片付けをした。アースは中途半端にゴミを残したが、これも抗争の場となった所に対しての礼儀らしい。お互いに掃除を均等にしなければならない。昔からあった礼儀らしく、しなければ一生ナワバリを勝ち取れない。「さあて……、じゃあ十日後に備えるか。アル、エース、一応準備しとけ。」僕は素っ気なく返事をした。三丁目を抜け、自宅に戻った。 途中魚屋から「おぅ!アル坊!これ持って行きな!
FANG さん作 [430] -
蒼き街 [いつもの日々]その4
わ、私の名前は佐野美乃里(さの みのり)。ある男子に恋をしているごく普通の女子高生。その彼は、いつも遅刻したり、授業後半になれば寝てしまってたり(体育の時もさっぱり…)する人…でも、とても優しい人だと私は思う。 あれは、高二の終わり頃…、午後からは、雨が降ると天気予報で言っていたのに、うっかり傘を忘れてしまって、玄関で外を眺めていたその時、不意に肩を叩かれ、「女の子が、体を冷やしたらダメだ
飛翔〜AsukA〜 さん作 [137] -
虎のガウ〜修業日記・前〜
「ぐぅっ!」何をされた?痛みは無い…ただ長い浮遊感…そして次第に自分の体重を自覚し始める…[ドゴォッ!]背中から激しい衝撃が突き抜ける…「っ〜〜〜〜!」呼吸が止まり地面の上をもがく。「なさけないわ!!派手に吹っ飛びおって!」突然罵声を浴びせ掛けられる…体勢を立て直そうと身体に力を入れた。「ぎっ」腹部に痛みが走る…動かない身体を首だけ動かし声の主を睨み付ける…「痛ぇよ…じいちゃん…」このじいちゃん
難波 五郎 さん作 [341] -
竜の大地ガイアート
悠久より語り継がれる物語光の竜が治めるこの世界に人々が平和に暮らしていました。あるときの事…地の底より闇の竜が現れ光の竜に戦いを仕掛けました。闇の竜は野を焼き、水を汚し、全てを破壊しようとしました。光の竜は人々と協力して闇の竜を地の底へと押し返し封印し地上に平和が訪れました。ですが人々は闇の竜の再来を恐れました。光の竜は人々に言いました「私が天へと昇り闇の再来を見張りましょう…皆は天の私の姿を見
難波 五郎 さん作 [497] -
月の葉書2部5−6
光と闇の力がぶつかり空間が崩れたはぁはぁ一人の息切れの声が小さく反響する。砂煙が晴れて段々立っている者の姿が見えてきたナラビ)フライ立っていたのはナラビだった!フライは、ナラビの前で仰向けに倒れていたフライ)なんで君に勝てなかった?フライは、歯を食いしばってナラビに尋ねる。ナラビは哀む様にフライを見るとナラビ)君が哀しい人だと思ったからフライ)哀しいだと?ナラビ)君は確かに強い。けど、それは君の
速見 さん作 [434] -
Sky at dawn〜青の夢〜
仲間たちの死骸が荒野を埋めていく。 ひとり… また1人。 人にも見える、異形の姿の化け物が その足元へ死骸を増やす。 永遠かと思える殺戮。 目の前で続く光景。 一瞬一瞬が、 とても長い。 繰り返す光景。 自分の無力さに目を覆いたくなる。 でもそれを、体が拒否する。 異形の化け物の中、 何事もない様に立つ人影があった。 顔や、 性別さえよく見えない。 異形の化け物が一瞬その姿を隠す。
葵 さん作 [498] -
ソードメーカー8―?
マジックパレスでは、騎士達が慌ただしく城内を行き来していた。「ターンの反応だと!?敵がここまで侵入してきたのか!?」「緊急事態でも発生したのかしら!?」このような憶測が騎士達の間で飛び交い、城内は緊張感で包まれていた。「どうやら中庭にターンしてくるようだ!皆、配置につけ!油断するな!」「了解!」副隊長のこの一言で、城内の騎士達の意識が統一されたのか、彼らは一斉に中庭に集まって、整然と配置についた
いっと さん作 [502] -
Tetra 七
土色のような色で、毛並みがばさばさしていて、首には酒、尻尾には派手な飾り、坊主みたいなダボダボした服を着ている。老猫は叫んだ後、酒をグビッと飲むと喋りだした「たかがナワバリの為にここまでするか?え?テイル、アースよ…。」リーダーはたじろぐ「だからその名前はやめろって!」アースが深々とお辞儀した。 と、同時に子分達もお辞儀をした。「お久しぶりです老師。」アースが顔を上げ、僕らを見た。 「やれ」と
FANG さん作 [391] -
うつ病刑事
「行ってきまーす」 二人の子供、長男のまさはる、次男のまさよしが勢いよく家を飛び出して行く。 「行ってらっしゃい!」 私は朝食の片付けをしながら応えた。 「……!」 寝室で妻も子供逹に応えたようだ。 断わっておくが妻は寝ているのではなく、本人に言わせれば決してぐうたらで起きないのではなく、病気のせいで起き上がれなく仕方がないそうだ。 私は片付けも終わり、出勤の仕度を
ゆたか さん作 [158] -
ソードメーカー7―?
ロバートはリリーが消えていった場所を見つめながら、安堵の表情で呟いた。「貴様…よくも余計な事をしてくれたな…」吹き飛ばされた所から戻ってきたロザラムは、怒りの表情で、剣の切っ先に巨大な闇の塊を出現させた。「…」ロバートは一つ小さく息を吐くと、ロザラムの真正面に立って、静かに目を閉じた。「メガボルト!!」ロザラムの言葉と同時に、闇の塊から無数の電流がロバートを襲った。ロバートはその電流の直撃を受け
いっと さん作 [480]