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ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。
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子供のセカイ。270
それがますます心の溝を深めるようで、しかしこの扉を開ければ、否応なしに舞子の領域に入っていかなければならないのだ。「準備はいいかい?」ミルバは尋ねた。尋ねるのが無意味なくらい、諾しか聞き入れない、という声色で。「いいわ。――行きましょう」耕太が頷くのを確認し、美香はミルバの緑色の瞳を正面から見つめて、きっぱりと言った。ここまで来たからには、もう後戻りはできない。引き返したくなる自分の臆病な心を殺す
アンヌさん作 [449] -
ファンタジー時代 24 〜ノブコブ吉村みたいな肉食系男子?アスター!〜
「私も…お父さんを救うことができるのを祈ってる。」こうしてゼガは、カインと別れた。その頃スヨンは、アスターといちゃいちゃしていた。「魚…どう、さばくの?」「さばき方が色々あるけど…三枚おろしとか。」すると、ベタにスヨンの手を後ろから握り、抱きしめるように教えた。「あ…ありがとう…私女子なのに…魚だけ上手にさばけなくて…作れるのはカレーくらい。」「そっか…。でも俺がいるから大丈夫だ!」なんだこいつは
るー6さん作 [411] -
精霊の守り人9
シノ「……………。」カナヤはうつむいたまま話した。カナヤ「シノは図書館で悪魔に関する本を見つけたんだ。その中に守り人の力を集め、出来た物をラースと言う。ラースを力を失った悪魔に飲ませると力は復活する。シノは俺の為に守り人を捜しているんだ。そうだよな?シノ。」シノは顔を赤くしてそっぽを向いた。シノ「別に…。あなたの為にやっているんじゃないから!」カリン「まぁ、さっさとテインに行こうよ!ミユナとか言う
ひびりんさん作 [358] -
精霊の守り人8
そう言うとエイナは闇で出来た入口に飛び込んでいった。シノは目眩がしてカナヤの方に倒れ込んだ。シノ「っ…ハアハア…ちょっと久しぶりに力使ったから疲れたみたい…。」カナヤはシノを抱えて地面に座った。カナヤ「なぁ、シノ。なんで、お前はそんなにも、守り人を助けたいと思うんだ?お前が一番狙われてるんだ。ずっと逃げてた方が良いじゃないか。なんか、守り人の封印をどうしても解かれたくない別の理由があるのか?」シノ
ひびりんさん作 [360] -
精霊の守り人7
エイナ「何で…分かったの?」 エイナはカナヤを睨みつけた。カナヤはふんと鼻で笑いカナヤ「簡単な事だ。俺が発生させた闇はな、嘘をついている人間にかかる。お前、俺達を捕まえにきたんだろう?」エイナはカナヤを睨みつけ、立ち上がった。エイナ「よく分かったね…。確かに私はあなた達を捕まえにきた…。特に神の守り人シノ。あなたは逃がすなと命令がでているの。だから、みんな捕まって。」エイナは手から光の弾を飛ばした
ひびりんさん作 [349] -
精霊の守り人6
…私と一緒に隠れてください…!私はどうしたら良いのだろう?このままエイナを捨ててテインに行くか。エイナと一緒に隠れるか。シノは疑問を抱え悩んでいた。そんなシノを見かねていたカナヤはシノの前に立ちきっぱりと言った。カナヤ「シノ。俺はお前の願いはよく分からない。エイナと隠れた方がいいじゃんか。なにもしないよりましだろう。行くぞ。シノ。カリン。エイナ。」カナヤはポケットから黒いビンを取り出し、地面に垂ら
ひびりんさん作 [339] -
精霊の守り人5
シノ「ヤミー。ちょっと調べて。」ヤミーはコクンと頷くと、呪文を唱え始めた。ヤミー「闇の隠術…闇の空に浮かぶ悪魔の馬…ここに隠されし悪の城を呼び出せ。」ヤミーが唱え終わると空間が歪み中から緑色の髪をした女が飛び出してきた。腕には切れた鎖がついている。カリン「あんた誰!?」カリンは身構えながら女に問う。みすぼらしい服着た女は少し震えながらシノ達を見上げるように光を失った様な目を向ける。「…っ助けて下さ
ひびりんさん作 [331] -
子供のセカイ。269
以前なら迷いなく舞子のために心を決めていたため、余計に違和感が拭えなかったのだろう。(もうすぐそこまで来ているのよ。今こそ、しっかりと心を固めるべきだわ)舞子を助ける。それだけのために、これまで長い道程を歩いてきたのだから。「ありがとう」久しぶりに笑った美香の頬は強張っていたが、耕太は照れたように頭の後ろで腕を組むと、どんどん先を急ぐミルバの背中に追いつこうと走り出した。三人はコルニア城内を駆けた
アンヌさん作 [429] -
子供のセカイ。268
ミルバは目を閉じると、膝の上で強く拳を握った。「――ハントには酷なことをしてしまった。最後の最後に記憶を残さないよう時間を戻したから、私が処刑されたことに最初は疑いを持たなかったはずだ。でも、今は違う。ハントは揺らいでいる。私が再び協力を要請しに行ったことで、自分が殺された記憶が蘇ったはずだから」だから、治安部隊が味方につくかどうかわからないと言っていたのだ。美香はすぐに歯切れの悪かったミルバの態
アンヌさん作 [389] -
ファンタジー時代 23 〜暗い過去に差し込んだ光〜
「君は、戦乱の世を沈めるために大陸に行くって言ったよね?」ゼガは、カインの言葉を噛み締めるように聞いた。まさか、お父さんが生きていたなんて…。奇跡だ…。まだ、信じられない…。「君なら、救えるかもしれない。」「…父ちゃん…。」「紹介したアスター君も、きっと力になってくれると思う。」カインは、今父ちゃんがいる町の名前を教えてくれた。海の…向こう。決して、平和とは言えない場所だった。「生きてはいるけど、
るー6さん作 [383]