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ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。
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蒼き街 [いつもの日々]その2
僕の通う多野高校は、ちょっと急な坂道の一番上にある。_なんとか、遅刻ぎりぎりで登校した。今日、たまたま遅刻ぎりぎりだったわけでもない。悲しいかな僕は、遅刻の常習犯の一人だ。まあ、それは置いといて。 本日はテストの返却日。はーっとため息をもらす。凡人以下かもしれない学力は、ボーダーラインぎりぎりだ。これまた、現実の世界で、認めたくない一つだった。(でも…負けないさ…。) やっぱり地獄の答案
飛翔〜AsukA〜 さん作 [143] -
ソードメーカー7―?
「ち、ちょっと待てよ!何でロイが狙われてるんだよ!」ルイスはロイの隣に来て、叫んだ。「ふむ…まあ、簡単に言えば、彼のある特殊な性質故…だな。これで満足だろう?」ロザラムは闇の塊を剣で十字に切り、それぞれを三人の頭上に打ち上げた。「馬鹿なっ!これは、ダークカーテン!?」ロイは悲鳴に近い叫び声を上げて、急いで三人の頭上に闇の障壁を創った。「ロイ君…そんな薄い障壁で、守りきれると思っているのかね?」ロ
いっと さん作 [497] -
ノイズ‐NOISE‐?
「本当にありがとうございました!ご迷惑かけてしまって・・・・。」「はは。気にすんなよ。俺みたいな奴は少ないからな。仕方ないさ。」「あの・・・・お礼なんですが・・・・」娘は急に小声になり、顔をウィルの耳に近付けた。「うちに来て下されば・・・・体でご奉仕します・・・・・。」ウィルの顔が一気に赤らんだ。「なっ、なにを・・・っ!ばか言うなって!」「ご、ごめんなさい!」(欲のない人だなあ・・・・。こんな人
紀夜 さん作 [531] -
蒼き街 [いつもの日々] その1
_ここは、多野市。_その街の本当(てか、かなり)、平凡に暮らしている、18才の僕、天宮輝夜。輝く夜と書いて「かぐら」と、読む。_「クソ!」また、あの夢を見て苛立ちを覚えて、思わず起きた。_見たくもない夢を、ここ最近何回もぶっ通しで見ていると、そういう感情をもってもしかたない。すると、下から。_「輝夜〜、まだ寝てるの?」_「お母さん、仕事だからもう行くね〜」と、母親の秋子の声がした。_「大丈夫、も
飛翔〜AsukA〜 さん作 [205] -
蒼き街 [プロローグ]
あの時、僕らは、出会ってしまっていたのか。 それは毎日と言っていい様な、強い印象をもった、あの夢の中だった。 僕は、蒼き焔をまとう、身の丈八尺はあるかという長刀を手に、次々と切って、切って息が上がっても切りまくりながら敵を倒してゆく。と、いきなり背後から、なにかを感じた、その瞬間、自分の頬をかすめる弾丸のような物が、襲い掛かってきた。 僕は、慌てて体勢を立て直すが、あらいる角度から、正
飛翔〜AsukA〜 さん作 [286] -
ソードメーカー7―?
「中々いいコンビじゃないか…。これは一人で相手するのは難しいな」そう言って、ロザラムは剣の切っ先を目の前に持っていくと、そこから闇の塊を出現させた。「ろ、ロザラムさん、あなたは何故僕たちを殺そうとするんだ!?」その闇の塊にただならぬものを感じたロイは、慌ててルイスとリリーの前に出て、尋ねた。「そうだな…強いて言えば、君たちの事はもう既に死んでいると、エミリア達には伝えてあるからだね。ここで生きて
いっと さん作 [504] -
Tetra 三
「全く!今日がどれだけ大切な日か知ってんのか!?」「全然?」エースの即答にたじろぐ「ぉおぅ……おまっ……!ちょっとは考えてくれ…!」リーダーが溜め息をする「ま…、まあいい…今日は俺達エターナルFRY団のナワバリを広める戦争があるんだ!行くぜ野郎共ぉ!」リーダーの声を合図にタイヤの山の後ろや、タイヤの中から沢山の猫が出て来た。「へい親分!」と声をそろえ、ハチマキやら特攻服、硬い鰹節とか棒切れを取り
FANG さん作 [415] -
Angel break-天使に抗う者達
500年前、人間と純白の翼と魔法の力を持つ種族《天使》との全世界を巻き込んだ戦争が勃発した。人間と天使そして機械と魔法の闘いであったこの戦乱はお互いの全ての力を出し尽くした総力戦となり、星は戦禍に包まれた。地上は魔の炎が全てを焼き尽くし、大地は引き裂かれ天使達の住む浮遊大陸は弾丸の嵐が吹き荒れ、核の炎が全てを破壊した。最早世界の滅亡も過言ではないと判断した人間達はこの星の全ての魔力の源であり、同
C-℃ さん作 [194] -
ノイズ‐NOISE‐?
暴れる彼女の肩を両手で必死に押さえるが、すぐに動いて押さえることができない。「なにが、デキのいい人間よ!!警察が私を、私達ノイザーを苦しめてんじゃないの!!あんたらのせいで、私の、私の人生はっ!」彼女の瞳から悲しみの涙が溢れてくる。「大丈夫。俺はその辺の警察とは違う。なにもしやしない。」「うそ!そう言われて兄さんは牢獄につれていかれたのよ!あなたみたいな、優しそうな警官に!」「違う!!!」狭い車
紀夜 さん作 [539] -
ノイズ‐NOISE‐?
「あの・・・・どうしてあたしなんかを助けてくれたんですか。」 娘は男の車に乗せられ、不安を抱いた。自分を助けたふりをして、いかがわしいことをしてくる奴らに彼女は幾度も出会ってきた。だから、とてもこの男が心の底から善良な人間とは思えなかったのだ。 しかし、運転している男の横顔は、あいもかわらず、優しい表情だった。「どうしてかなあ・・・・。仕事柄ってやつかなあ。はは。」「仕事柄・・・・・・・?あな
紀夜 さん作 [575]