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ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。
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ソードメーカー6―?
ロバートはロイに向かって頭を下げた。「そうだったんですか…じゃあ、誰も僕らを森の中まで捜しに来てはいなかったんですね?」「うむ」「と、なると…あの黒騎士達は、私たちを森の中までは捜しに来なかったという事ね…」リリーは腕組みをして、首を傾げた。「まあ細かい事はいいじゃねぇか。とりあえず、町まで行こうぜ」ルイスは急ぎたいといった感じで、二人を促した。両親の遺体を置いてきた事を、ルイスは非常に気にして
いっと さん作 [503] -
月の葉書2部4−7
〜香雲〜女)ごめんなさいねぇ髪だけ切っちゃって女の甲高い声が響く香雲)心配には及ばないわ香雲は立ちながら女をみた女)あれ?あの女何か………女は何か香雲に違和感を抱く。女がその違和感に気付いた瞬間目を疑った。なんとさっき切ったはずの香雲の髪が元通りに伸びていたのだ!女)なっなんで髪が伸びているの!?女は動揺したのか呟く様に小さい声で言った香雲は軽く口元を笑わせて香雲)これが私の能力よ香雲は元に戻っ
速見 さん作 [442] -
ソードメーカー6―?
「分かってますよ」「同じく」二人はにこりと笑って、頷いた。「ふむ。心配は無用のようじゃな。おっと、そうじゃ…」ロバートはぽんと手を叩いて、奥の部屋に入って行った。暫くして、ロバートは二つの剣を持って戻って来た。「リリー様とルイス君は武器を持っておるまい。不用心じゃて、持って行くがよいぞ」ルイスは剣を受け取りながら、「ありがとうございます!…ロバートさんは…剣士だったんですか?」と、怪訝そうな表情
いっと さん作 [491] -
ソードメーカー6―?
リリーは不思議そうな表情で、尋ねた。「ロイ君は『破壊した奴らと仲間ではない』と答えた。わしが見た者達との関係には触れていない。つまり、『僕はその黒い男達がどういう奴らか知らないが、少なくとも破壊した奴らとは関係が無い』という意思表示をしたのじゃよ」「あ、なるほど!」ルイスとリリーは納得した表情で、頷いた。「…あの、そういう説明は本人がいない所でした方が…」ロイは苦笑しながら、ベットの上に座り込ん
いっと さん作 [535] -
Guardian27
歩はかなり驚いていたが、薫は納得したように見た。「やっと理由がわかった。」薫はそうつぶやいた。「私なんかほっといて。」「まあ、歩、連れていって。」薫はなにごともなかったのように言った。「死にたいんですか!」「いやだ。でも仕事だからお前に死なれても困る。ということでさっさといけ。」薫は歩と村上碧をいかせた。「やっと終わりましたか。」準はゆっくり近づいてきた。「すまないな。」「いいですよ、こっちにも
ヒッキー さん作 [593] -
ソードメーカー6―?
「そうですけど…」「そうかね…まさかとは思うが、町の破壊は君の仕業ではあるまいね?」「それは無いですよ!」ロイは首を大きく振って、否定した。「そうよ、ロバート。彼はやつらの攻撃を受けた、いわば犠牲者の一人なのよ」「ふむ…」ロバートはリリーの言葉に納得出来ないといった表情で、首を傾げた。「何か…こいつを疑う理由でもあるんですか?」ルイスはその仕草を不審に思い、尋ねた。「実はの…リリー様達を家の中に
いっと さん作 [502] -
王様の創り方
半ば泣きながら背の高さ程に成長した草々をかき分け、必死に走る女性。 刃物で切り裂かれた痕跡のある血に染まった着物姿ときらびやかな童顔であろう、崩れた泣き顔が状況を示していた。 すぐ後ろからは男の狂気に満ちた笑い声に、刃物が草を切り裂く音。 夜の真っ只中。 周りに家屋などは一切無く、あるのは右側にある川に忌まわしい草だけ。 伸びたさらさらの黒髪からちらつく綺麗な色白に映える真っ赤な血は、
きぇんすぅい〜 さん作 [207] -
月の葉書2部4−6
〜ナラビ〜男)何をやった?男は激しく動揺して自分からナラビとの距離を無意識にとっていたナラビ)やっぱり…ナラビは自分の手を見て呟いたパァァと男の手からまた月の光が輝く。光りが当たった壁が溶けて無くなる男)クソッ男は“溶解”の力を持った光の拳でナラビに殴り掛かる……しかし、ナラビは冷静に右手をかざして光りを放出するとなんと互いの光りが相殺してきれいさっぱり消え去ったのだまたもや動揺して動きが鈍くな
速見 さん作 [455] -
ソードメーカー6―?
「リリー様にいかがわしい事はしておらぬであろうな?」「してません!」ルイスとロイはほぼ同時に否定した。「だいたいにして、リリーにそんな事したら命が幾つあっても足りませんよ」「そうなのか?」ルイスの言葉に、ロイは不思議そうに尋ねた。「ああ。以前、あいつの働いてる店に家族で食事に行った時、あいつ、セクハラした客を折檻してたんだぜ。しかも木刀で」「…うわあ…」「ちょっ、ルイス、ストップ!ストップ!」リ
いっと さん作 [571] -
出目金と蛇?
あの、あ、随分お困りのようで、ですね、できらば、が、お力になりたいのは山々なんです。はい。でもですね、いきなりかくまってくれと言われても、あの、見ての通り自分は屋台の金魚売りなんです。だから、その、具体的にどう力になっていいのか。俺はしどろもどろになりながらも、ま、状況からすれば当然とも言える言葉をもごもごと吐いた。正面から見る彼女は、なんつーかバカみたいに美人だった。心臓が暴れてアルコールが血
アズ さん作 [302]