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ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。
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出目金と蛇?
午前中はテキ屋の連中や祭りの関係者などがばらばらといた通りも、昼過ぎになって親子連れや若いグループなどが何組も歩きだし、やっとお祭りらしい「活気」と呼べる雰囲気が出てきた。金魚すくいは最近あまり景気が良くない、動物愛護とかエコという流れの中でどうもイメージが悪いらしい、単に魚が嫌という子供も随分いる。隣の屋台では前歯の無いおっさんが相変わらずイカを焼いていた、あのイカうまいのか?足下では電動のポ
あず さん作 [301] -
よいしょくんと100人の魔法使い?(旧作生山子下酢男)
時速100キロで走るよいしょくんをマリカはホウキに乗り追いかけています。 「ちょっと待って!!いったい、どうしたの?」マリカがよいしょくんに尋ねますがよいしょくんは走るのに必死です。そんなよいしょくんは土日に小洒落たレストランに行くことを心に決めていました。よいしょくんはヒッチハイクをしました。その時黒い鎧とマントに身を包んだなんともあやしげな者達が数人、こちらに向かって走って来たのです。「黒魔
ゲス山ゲス夫 さん作 [404] -
ソードメーカー6―?
エミリアは寝ぼけ眼で起き上がると、不思議そうな目で三人を見つめた。「姉さん、ここは姉さんの部屋じゃなくて、別の場所よ」「…別の?…あっ!そ、そうよ、私、あの男達の攻撃を受けて…」その光景を思い出したエミリアは、顔を青くして周りを見回した。「姉さん落ち着いて。私たち家族は何とか助かったみたいなのよ。…ただ…」ミリスは言葉に詰まって、ぎゅっと唇を噛んだ。「エミリア…町は全て瓦礫と化して、殆どの町人が
いっと さん作 [527] -
ソードメーカー6―?
ミリスはロザラムが出て行ったドアを見つめながら、今いる場所が砦であるという事を初めて認識した。目を窓の方に移すと、太陽の光が降り注いでいるのが見えた。しかし、ミリスの気持にまでは光は当たらなかった。ロイが死んで、町が無くなって、私たちはこれからどうしていけばいいのかしら…―\rその時、もう一度ドアをノックする音が室内に響いた。「どうぞ」ミリスの返事の後、ドアがゆっくりと開いて、セイルとサリアが先
いっと さん作 [541] -
吸血鬼〜破壊〜
最近ユラの心は疑いで不安定になっている。(サキは人間なのか?)三日ほど前に、サキは太陽の下に出て倒れた。どうやら太陽が嫌いらしい。窓にも、直射日光を受けなくするかのようにフィルムとカーテンで厚く閉ざされている。(そうだ・・・。)サキは・・・・・吸血鬼。そして僕の首にある噛み傷も・・・サキが・・・。「ユラ・・・?」サキの声が震えている。前のモンスターの件について話しにきたらしい。「・・・・・・」黙
黄粉 さん作 [386] -
出目金と蛇?
地球が暑くなっているのは多くの人が感じていることだろう。南極では氷河が轟音と共に溶け崩れ、山脈では凍土がシトシトと情けなく縮んでいき、大地は割れ、海が沸く。彼は屋台で商売をしている、金魚すくい一筋で10年、そろそろ中堅と呼ばれる年齢になってきた。昼前に屋台を組み上げて、昼飯を食った後に開店した。水を張られた2mほどの水槽には赤や銀、そして黒い金魚が所在なさげにひれをうごかしている。となりではイカ
あず さん作 [302] -
夢の想い(26)
「なんだ?知ってんのか?」(狐風情と侮っておったわ。九尾とわかれば全力で相手せねばなるまい)「なんだ?今まで全力じゃなかったのか?」(ふん。儂の力をあなどるな!)そう叫ぶと2本の前足で地面を叩く。その途端地面からは夥しいほどのゾンビが現れた。「またかよ…。芸がないな。」(軽口を言ってられれのも最初だけよ。無限に現れるこやつらにいつまで体力が持つか…)そういいながら獏は暗闇に姿を消していく。そして
けん さん作 [419] -
夢の想い(25)
ピクリと僅かに此葉の体が反応する。(む…今少し反応したのじゃ)憑位していた狐弦糸を押さえ込み洋介が表に出てくる。顔付きも洋介のものに戻った。「おい!狐文!根底ってどういうこったよ?」(それはわからん。此葉が夢に捕われているのは獏の呪縛もあるが、本人自体が何かしら強い想いを抱いているからじゃと想うが…)「世話のやける…。ひっぱたいて起こしても駄目なのか!?」そういいながら洋介は具足を形成した足で倒
けん さん作 [389] -
ソードメーカー6―?
「どうした?」ロザラムはその表情を見て、怪訝そうな顔をした。「何でも無いわ。それより、父さんと母さんは?」「ああ、まあ…一緒の部屋で寝てもらう事もできたんだけどさ。おじさんは僕に会うのは嫌だろうし、今は別室で休んでもらってるよ」「…そうね…母さんの方はそうでも無いけど、さすがに父さんは…ね…」ミリスは一つ小さく息を吐いて、後ろですやすやと眠っているエミリアを見た。「姉さんは貴方が戻って来るのを待
いっと さん作 [523] -
見いだされた才能
ある朝、ポストの中に水色の手紙が入っていた。 (中林 遥奈様) 名前の他は、何も無い。住所も書かれてなければ、切手も貼っていない。 裏を見ようとした瞬間 「ゆか、早く学校へ行きなさい。何時だと思ってるの!」 母親の声から逃げるように、学校へと走る。 無意識のうちに、カバンに手紙を入れてるのにも、気付かないまま… 「ふぅ、ギリギリセーフかな?」 いつもだったら、門の前には、生活指導のユニクロがい
日下部はな さん作 [175]