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ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。
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精霊の守り人4
カリンがシノに見せた物は不思議なビンに入った薬だった。カリン「これは、伝説の秘薬よ。これを飲めば、呪い=病気を治せるわ。だけどね…副作用として、失神してしまうわよ?どうする?飲む?」シノは冷たい顔のまま静かに首をふった。そんなシノにカナヤは木に体をもたれて口元を歪めていた。カナヤ「いいのか?治らないぞ?まぁ、俺には関係のない事だがな。」シノはカナヤを見てあっそと言い、道を歩きはじめた。後ろからカリ
ひびりんさん作 [356] -
子供のセカイ。267
美香はじくじくと身を蝕んでくる負の感情に、たまらず唇を噛み締めた。それは、罪悪感だった。時間が何度も戻されていたことなど、きっと舞子は知らない。何度も死に追われ、それでも“子供のセカイ”を守ろうと立ち上がり続けた人々のことなどお構い無しに、この世界を乗っ取ったのだ。いや、それどころか、汚い仕事はすべて覇王がやっていたのだろうから、自分が傷つけた人間がいることさえ知らないのかもしれない……。美香は謝
アンヌさん作 [373] -
子供のセカイ。266
「でも、舞子のことは殺さないと、約束してくれたわよね?」ひっそりと掠れた声で核心に迫る美香の言葉に、耕太はごくりと唾を呑んだ。美香は、悲しみとも憐れみともつかない、不思議な表情でミルバを見つめていた。「『約束』はしていない。『努力する』と言っただけだ」しかしミルバは、あっさりと二人の望みを絶った。場合によっては、本当に舞子を殺すという、明らかな意志表示。美香は急に踵を返すと、スタスタと入口に向かっ
アンヌさん作 [446] -
二人の天使
お城の中に入った。隅から隅までピカピカだった。「きれい〜。」スカイトは、つぶやいた。サンは、「掃除するのめんどくさそう…。」ミレアの顔が少しくもる。ミレアもそう思ってるらしい。奥の方から声が聞こえた。女性の声だ。「もしかして大天使!?」サンとスカイトの声が揃った。 「私、紅茶入れて来るから奥の一番でかい扉の前で待ってて…。」ミレアはそう言った。緊張しているのだろうか体が少し震えていた…。
和美さん作 [290] -
子供のセカイ。265
「……鎖を、切れ」机に腰掛けたまま、こちらを見上げるミルバの額にはびっしりと汗が浮いていて、先程の状況がいかに危険であったかを物語っていた。淀んだ疲労の色をその瞳の中に捉えた途端、美香は弾けるように走り出し、右手の鎖を引っつかむ。耕太も当然駆け寄り、夜羽部隊の存在に目を向けることさえなく、ひたすら淡々と同じ作業を繰り返して、鎖を断ち切り続けた――。「……今度はうまくいったな」ミルバは何でもないよう
アンヌさん作 [373] -
子供のセカイ。264
あの夜と同じ、渇ききった空気に、何の温もりも感じさせない、殺戮者の気配。「私が殺し損ねた生き残りか」ミルバは物騒な声色で呟くと、脇で棒のように突っ立っている美香と耕太に、ぴしりと鞭打つように指示を出した。「美香、鎖を断ち切り易いように両手で押さえろ!その時、鎖よ外れろと念じることを忘れるな!耕太はその剣で思い切り鎖を切れ!右手、右足、左手、左足の順にだ!」眠りから叩き起こされたかのように覚醒した二
アンヌさん作 [302] -
精霊の守り人3
シノ「ゲホゲホッ!大…ゲホッ…丈夫…だから…ゲホゲホッゴホッ!すぐにおさまる…ゲホゲホゴホゴホッッ!!ハアハア…ヤミー…」シノが咳込みながらヤミーの名を言うと、シノのつけているペンダントから黒い精霊が出てきた。ヤミー「シノ…だから無理するなと言っただろう。私の本体の事は君の呪いが解けてからで良いといつも言っているだろう。なぜ、そこまでして私の本体を探すのだ…」シノは顔を背けた。シノ「そんなもの、ヤ
ひびりんさん作 [356] -
精霊の守り人1
4人の守り人がいる。精霊の守り人。星の守り人。闇の守り人。神の守り人。テインという闇組織が守り人を捕まえ、それぞれの守り人の封印を解き、精霊、星の精霊、闇、神を呼び出し世界を手玉に取る為に守り人を捜している。私はその一人の神の守り人。私の名前はシノ。捕まった、精霊の守り人を助ける為に精霊の世界にいるテインの所に行く。銀色のサラサラな髪が特長な半悪魔のカナヤ、目を見た者は氷の彫刻にする水色の長い髪の
ひびりんさん作 [374] -
ファンタジー時代 22 〜ゼガのお父さんが生きている…衝撃の真実〜
そわそわしていると、インターホンが鳴った。「あ、わりい、ゼガ、出てくれ。」「おぅ…。」誰だろう。扉をあけると、そこには、「カインさん…。」「ごめん、君に話したいことがあって…。」やっぱり、俺のことについて何か知っている人…。「話したいこと…。」「ちょっと、すき家で話をしないか?…時間、あるかな?」真面目そうなカインさん。もっと落ち着いたところで話をするのかと思ったら、すき家って何やねん。ザワザワし
るー6さん作 [343] -
二人の天使
サンは、次の日ナナに謝った。サンは、その日から相手の事を考えて少しずつだけど、話した。スカイトは、その事を凄く喜んでいた。サンには、新しい友達出来た。大天使のところで働いてるミレアという女の子だ。「サン〜。スカイト〜。来たよ〜。」ミレアは、サンとスカイトが働いてるケーキ屋に来た。スカイトのすすめで、サンも最近働きだしたのだ。「今日は、どのケーキにする?」サンが聞いた。すると、ミレアは真剣な顔をして
和美さん作 [295]