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ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。
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Guardian12
「それじゃあとりあえず自己紹介からだな。」薫のこの一言から始まった。「私の名前は水城遥。よろしくね。」「薫と同じ名字だな。なぜなのだ、薫。」「一応姉弟だからな。」「姉弟じゃない。」遥は反論した。「こいつはただの居候だ。」「姉弟みたいなものだろ。」「戸籍上、姉弟じゃない。」「はなしを進めろよ。」涼に言われてまた進め始めた。「ついでに情報屋もやってる。」「まあそんなところね。次はあんたよ、おちびちゃ
ヒッキー さん作 [435] -
Guardian11
行く途中に薫はこう言った。「歩。」「なんだ。」「何があっても逃げ出すなよ。」薫が歩にそう言った。「?」歩はわけがわからなかった。あるマンションの一室の前でとまった。「ここなのか?」「ああ。」ピンポーンインターフォンを薫がならした。「はい。」「薫だ。」ガチャあいたと同時に鉄拳がとんできた。ドカッ!薫はそれをよけたが後ろにいた涼にあたった。「遅い!10分の遅刻。」「すまない。」中から出てきたのはショ
ヒッキー さん作 [456] -
想像の看守 ?―?
クロは当然だという顔をする。「そりゃダイダイ、お前が人間になったから、ルリも道連れにされたら困るからに決まってんだろ」「……!」裕一は呆気に取られた。自分の耳を疑う。(ダイダイが、人間になった……?)想像の看守が異質な存在だということはわかっていたが、まさか。こいつらはそもそも、人間ですらないのか?もし万が一俺がダイダイだとしたら、つまり、俺は想像の看守で、想像の看守だった頃の記憶をなくしてて、
ユウ さん作 [513] -
宝の地図4【噂】
さてと、いつまでも見ているわけにはいかないな。「じゃあ佳織、僕戻るから。」「うん、じゃあ後でね。」作業場に戻ろう。その噂を聞いたのは、その帰り道だった。「あの子、本当に海に出るつもりかしらね?」おばさんaが言った。「本当にこの町の汚点よね。」おばさんbが特に≪汚点≫を無駄に強調していった。正直ショックだった。さすがに佳織がみんなから好かれてるとは思って無かったが(馬鹿馬鹿しいが、佳織があんまり好
ミミズダンス さん作 [150] -
ソードメーカー3―?
「被害状況の確認と、被害者数の把握をしなきゃならん。積もる話もあるが、軍隊といっても公務員なんでね。これで失礼するよ」「あ…」エミリアは少し寂しそうな顔をして、何か言いかけたが、ぎゅっと唇を噛むと、精一杯の笑顔を作って、「また…ね…」と、消え入りそうな声で、言った。「エミリア…。また…会いに来るよ。失礼!」ロザラムはエミリアの顔を見て、一瞬悔しそうな表情を浮かべたが、すぐに元の精悍な表情に戻って
いっと さん作 [560] -
Guardian10
「嘘をつくな、涼。」 「嘘ならこいつはいったい誰なのだ、薫。」 「だからあい・・・ゲフッ!」 薫が殴りとばした。 「こいつは氷雨涼。仲介屋だ。」 「仲介屋?」 「俺みたいなのに仕事を紹介するやつのことだ。歩の護衛もこいつからきた仕事なんだ。」 「そのとおーり。」 涼はそっこうで復活した。 「だ・・・」 「何の用だ。」 涼の言葉を潰して言った。 「つれないなあ。遊びにき
ヒッキー さん作 [425] -
Guardian9
「ここが薫の家か。」 薫と歩はこれから住む薫のアパートを見ていた。 あれから数日後、薫は歩を連れて、住んでいるところに戻ってきた。 歩は全体を見回した。 「なかなかいい家だな。」 正直、薫は意外と思った。 「いきなり、こんな狭いところに住めるか、って言われないかハラハラしたぜ。」 「私だってこれでも大きい方だとわかっている。」 たしかに薫の家は1DKとアパートにしては広めだ。
ヒッキー さん作 [404] -
Guardian8
「・・・」 「・・・嘘でしょ、おじいちゃん。」 「なぜばれた!やはり子供の純粋な瞳はだませないのか。」 「俺もだませてないんですけど。」 「本当はなんなのおじいちゃん!」 歩が強く言った。 「本当は歩をあずからせる人をさがしとったんだ。」 「・・・やっぱりそんなとこですか、鳴宮家頭首、鳴宮信三さん。」 「・・・知っていたのか。」 「一応しらべさせてもらいました。」 「どこ
ヒッキー さん作 [429] -
Guardian7
「えっ!?じゃあ早く捕まえてよ!!」 「ということで出てこいよ。」 なにもないような壁を指した。実はそこに隠しカメラがあった。 「あと、歩。」 「なに?」 「捕まえることはできないから。」 「なんで・・・」 「わたしだからだろ。」 そこには依頼主がいた。 「なんでおじいちゃんがいるの!?」 「いつから気付いていたのかな?」 薫の方を向いて言った。 「一応最初に家を回っ
ヒッキー さん作 [422] -
天と地の間に−第2章 紅の神殿?−
「馬車を見るのは初めてか?」赤い髪に紅い鎧を着けたA・ミカエルが声をかけた。『ミカエル様……すっげー!!馬車っていうの?でっけー!!』「二人共!みっともない!!アークエンジェル様の前ですよ!!」「いい。マリエル。今日は、お前たち三人を神殿に招こうと思ってな。双子たちも、そろそろ羽が生える頃だろう?ミカエルにアークエンジェルの仕事も覚えていかなくてはな。」そう言われ、ミカエルは、ぐっ と顔に力が
でっち さん作 [151]